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ねこと島の日常(笠岡諸島 真鍋島)

歴史と文化を感じる、静かな島。

「笠岡諸島旅客船ターミナル(みなと・こばなし)」
住吉港から、定期旅客船に乗り込み真鍋島へ。

笠岡~佐柳本浦航路(笠岡→神島→高島→白石島→北木島→真鍋島)


大小31の島々からなる、瀬戸内海の中心に位置する笠岡諸島。

そのうち人が暮らす島は7島

“高島、白石島、北木島、真鍋島、大飛島、小飛島、六島”


それぞれの文化を持つ島を旅客船や高速船が結んでいます。

伏越港からは白石島と北木島へと向かうフェリーも運航し、車利用など目的に応じてルートを選択できます。

本浦港に到着するとどこか懐かしい、のどかな漁村の風景が広がっていました。

史跡や映画のロケ地にもなった風情ある集落・町並みが魅力的な真鍋島。

1978年(昭和53年)、岡山県の「ふるさと村」に指定。


筆者が訪れた2021年5月には、「走り神輿」(市重要無形民俗文化財)が開催予定でしたが、同年9月に延期されています。

真鍋家住宅とホルトノキ。

日本遺産構成文化財、1870(明治3)年築の真鍋家住宅(国登録有形文化財)を訪れました。




■日本遺産について[日本遺産 笠岡諸島]
https://japan-heritage-kasaoka.com/



県内では珍しい、樹齢約300年の「ホルトノキ」が庭先でお出迎え。

神秘的な佇まいに魅せられ、しばし眺めていました。

細い路地を曲がると猫に出会う。


集落の中で、ゆったりとした島時間を過ごす猫。


何気ない日常が、静かに時を刻む。


高野山真言宗「圓福寺」にもお参りしました。


そして、映画のロケ地にもなった木造校舎「真鍋中学校」へ。

今も現役で使われているので、グラウンドで活動する生徒の姿も。


かつての旅館跡や、歴史ある古い建物が残されています。


花の島としても知られる真鍋島。


小高い丘にある、「真鍋島ふれあいパーク」へ移動します。



休憩の途中、綺麗な砂浜で穏やかな瀬戸内海の波音に耳を傾けて。


自然につつまれ、山道を散策。

遊歩道、長い坂道をひたすら進みます。


彩りを添える花壇のそばには本格的なアスレチック施設もありました。
ここから見渡せる景色も素敵です。


カレーと自家焙煎珈琲、モトエカフェ。

じっくり煮込んだ牛すじベースのモトエカレーと自家焙煎珈琲が自慢の「モトエカフェ」

その2階には手軽に宿泊できるゲストハウス「IN THE CAMP」があります。

交流の拠点、つながりつくる真鍋島をコンセプトに2007年に真鍋島へ移住したオーナー夫妻がサービスを提供されています。

[真鍋島泊]公式HP
https://manabeshima.info/


「モトエカレー」


「ベイクドチーズケーキ」「モトエブレンド」


どの一品もこだわりを感じる、とてもバランスのよいセットでした。

#しまたびかさおか で美しい風景にふれる。


何気なくお話しされた真鍋島についての言葉のカケラ。

島で暮らす住民のかたが「何もないですけどね。」
とおっしゃたこと。

その言葉が印象的でした。


日常の中で何もしなくていい時間も必要。

それから本当の楽しみや価値は自分たちで見つけることではないか。


今と昔、変わる風景もあれど変わらぬ心やふるさとを想う気持ちを大切にしたい

ここからまた、新しい日常がはじまります。


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