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本のおすすめ『不安にならない36の方法』

コラム790:本のおすすめ『不安にならない36の方法』

 医師の庄司英彦氏のこの本は、不安の正体を知って、対策をたてよう、という本で、36個のメソッドが紹介されています。「無理だ」と思うもの(骨ガラスープを飲むとか)もありますが、有用なものも多くて、参考になりました。

 特に、昨日の「おすすめ」の本の『書く習慣』にも通じる、書くことで脳から情報を追い出す、という作業がおもしろかったです。4:不安なことを紙に書き出す、5:「死」について文章を書く、6:寝る前に「ポジティブ日記」を書く、などは、気軽にできる上に、不安を捨てられるなら、やってみる価値あるな、と思いました。

 また、33:キャンドルの炎を見つめる、34:青空を見上げる、などはすぐできそうで、リラックスできそうなので、嬉しい情報でした。

 本の検索で「不安」と入力すると、ものすごい量の本が紹介されるので、圧倒されますが、それだけ、現代人が不安と闘っているのだと、辛くなります。病気ではない人も、不安にさいなまれるのだな、と当たり前のことを再認識したりしました。

 不安を手放す人生を選択したいなあ、と切に思います。でも、理由のない不安も手放せるのかなあ、とちょっと懐疑的にもなるのでした。

(庄司英彦『不安にならない36の方法』 笠倉出版社 2021年 キンドル)

2024年1月29日

クララ

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