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#ストーリー

りんごの生育レポート#2023年5月

5月のりんごの生育レポートをお届けします。 福島県国見町の町並みは木々の葉が青々としてきました。 山肌の緑色が鮮やかな黄色や赤へダイナミックに変わっていく様子は芸術的で、自然にかなうものはないなぁと感動します。 りんごの摘果一つの果実を養うために、約50枚の葉っぱが必要と言われており、「摘果」をすることで、一つの実に栄養を集中させ、適切な大きさのりんごが育つようになります。 摘果の主なやり方は、4月に実施した摘花と同様に5〜6本ある幼果の中から丈夫なものを残します。

季節のお便り#2023年5月

「季節のお便り」5月号をお届けします🌹

りんごの生育レポート#2023年4月

福島県国見町は、盆地特有の寒暖差の大きな気候と、福島県内で一番長い日照時間から、おいしいりんごが育ちます。 生産量は多くはありませんが、その分より大切に生産され、出荷されています。 りんごの花の開花ハダカだった枝に、新しい芽がぷくっとふくらみます。 そしてあっと言う間に葉がもりもりと出てきて、一斉に花が満開しました。 桜は花びらが散ってから、葉が出るのに対し、りんごは葉が出てから花が咲くのが特徴です。 今年は天候が良く、昨年と比べると長めに開花を楽しむことができます

りんごの生育レポート#10月

10月のりんごの生育レポートをお届けします。 福島県国見町の町並みは木々の葉が段々と色付いてきました。 山肌の緑色が鮮やかな黄色や赤へダイナミックに変わっていく様子は芸術的で、自然にかなうものはないなぁと感動します。 サンふじりんごとは?サンふじは、太陽の光とたくさんの葉っぱで栄養と甘味を限界までりんごに注ぎ込んでいるので、その分味わいと甘さが濃厚なりんごになります。 果実の真ん中には蜜が入りやすく、果汁たっぷりでジューシーなおいしさです りんごの様子ほのかに色付い

「りんごの一年」袋掛け

りんごの一年、今回は袋掛けについてです。 袋掛けりんごは太陽の光が当たりやすいところから、色付きがはじまります。 引き続き摘果をするとともに、りんごを病害虫から守るために薬剤散布や水分が奪われないよう草を刈り、一部のりんごには袋掛けを行います。 1枚1枚袋を掛ける作業は地味ではありますが、袋掛けをすることで病気や傷から実を守り、綺麗な見た目になりやすくなります。また、収穫後の保存にも適正ていて、貯蔵力も高まるとされています。 一見普通の袋に見えますが、品種によっていろ

「りんごの一年」摘果

「りんごの花って白いんだね」前回のnote投稿からそんなコメントをいただきました。 りんごはスーパーなどでも一年中買える身近な果物ですが、手元に届くまでにはたくさんの過程があります。 「りんごの一年」シリーズ、今回は「摘果」作業についてお届けします。 摘果段々とりんごの形が分かるようになり、青梅ほどの大きさになります。一つの果実を養うために、約50枚の葉が必要と言われており、「摘果」をすることで1つの実に栄養を集中させ、適切な大きさのりんごが育つようになります。 5〜

「りんごの一年」開花・摘花

福島県国見町は、肥沃な大地で作物が育ちやすく、果樹栽培が盛んです。 桃の木の一年に続き、りんごの木の一年に密着します。 りんごが収穫されるのは秋から冬にかけてですが、りんご農家の仕事は一年中あります。 そして、そのほとんどが手作業で行われています。 みなさんの手元に美味しいりんごが届くまでには、農家さんはどのような手間を注いでいるのでしょうか。 りんごの一年、初回は「開花」と「摘花」についてです。 国見町のりんご国見町は、盆地特有の寒暖差の大きな気候と、福島県内で一

季節のお便り#2022年7月

「季節のお便り」7月号をお届けします🍑

桃の生育レポート#6月

6月の桃の生育状況レポートをお届けします。 草木がいっそう色濃く鮮麗な時期になりました。 桃の実もますます大きくなっています。 6月は主に消毒、木の周りの草刈り、袋掛け作業をしています。 袋掛けは、1つ1つの桃の実に袋をかけていく作業です。 この作業を行うことで、病気や傷から実を守り、滑らかで綺麗な見た目になりやすくなります。 あかつき写真の状態は「硬核期」といい、種が固くなる時期です。 過度に摘果や枝を切るなどの刺激は、果実の成長リズムを乱す恐れがあるため、何もせずに

季節のお便り#2022年6月

「季節のお便り」6月号をお送りします☂️

桃の生育レポート#5月

5月の桃の生育状況レポートをお届けします。 花が散り、あっという間に新緑が綺麗な季節となりました。桃の実も少しずつ大きくなっています。 摘果作業今の時期は幼果を減らす「摘果」作業をしております。 これをすることで1つの実に栄養を集中させ、適切な大きさの桃が育つようになります。 ただやみくもに実を減らすのではなく、全体のバランスや実の大きさ、枝がどの場所から生えているかなどを確認しながらの作業になります。 あかつき 摘果後のあかつき。 今回お伝えする3品種の中でも早

季節のお便り#2022年5月

「季節のお便り」5月号をお送りします🌱

桃の生育レポート#4月

桃の花の開花春の訪れを知らせるかのように桃の花が一斉に開花しました。 遠くからでも「ここに桃があるよ」と言っているかのよう。 桃の品種ごとの変化をお楽しみください。 あかつき農家さん曰くあかつきの木がきれいというのは、生産者側からするとあまり良くないんだそう。 それは、花になる前に蕾をとる作業をしていない状態とのこと。 一方で受粉用の花を残しておく必要がある品種もあるため、同じ桃でも育て方が違います。 川中島白桃よく木を見るとピンクの濃淡があり、先初めは白く、だんだ

「桃の一年」摘蕾作業

桃の一年、今回は「摘蕾」についてお届けします。 桃の花は、最終的に収穫する実の数の30倍~40倍咲くと言われており、花が咲くために必要な養分は、前の年の秋に枝や根に蓄えたものでまかなわれています。 そのため、開花前の2月下旬〜4月中旬に不必要な花芽を摘み取り、開花の際に養分の浪費を防ぎます。 また、株や根への負担が減り、翌年以降の成長にもよい影響を与えます。桃は生育時期が短いため初期の生育が最終的な出来に影響を受けやすく、果実の肥大を促進させるために大切な管理作業です。