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桃の生育レポート#6月

6月の桃の生育状況レポートをお届けします。

草木がいっそう色濃く鮮麗な時期になりました。
桃の実もますます大きくなっています。

6月は主に消毒、木の周りの草刈り、袋掛け作業をしています。
袋掛けは、1つ1つの桃の実に袋をかけていく作業です。
この作業を行うことで、病気や傷から実を守り、滑らかで綺麗な見た目になりやすくなります。

あかつき

実はハサミを使って半分に割ろうとしてもなかなか割れません(硬核期)

写真の状態は「硬核期」といい、種が固くなる時期です。
過度に摘果や枝を切るなどの刺激は、果実の成長リズムを乱す恐れがあるため、何もせずに順調に育つのを待ちます。

また、あかつきは収穫時期が比較的早いため、袋掛けはせずに育てています。
他の品種よりも少し実も大きいです。

7月の収穫までにあと2回ほど摘果をします。

川中島白桃

ゴルフボール球よりも少し大きいサイズになりました。
3週間前の様子と比べると実が膨らんでいるのが分かります。

6月14日撮影

3週間前に撮影した摘果後の川中島白桃

徐々に枝が桃の重さで沈みます。
川中島白桃の収穫は、8月中旬の予定です。

伊達白桃

袋掛け前後の様子です。
1本あたり400〜600枚ほど袋を掛けます。
1日で1人が掛けられる本数は、農家さんでも5本前後なのだとか。

例年8月末頃から収穫されますが、今年は梅雨が短い影響を受け、8月に再び雨が降ることが予想されます。
辛抱強く育つ伊達白桃を見届けていただきたいと思います。



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