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2024年12月5日 相場日記

相場概況

  • 株は上昇:米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、米経済は著しく良好だとの見方を示しました。

  • 金利は下落:予想よりも弱い数字となった米ISM非製造業総合景況指数を受け、今月のFOMC会合で利下げが決定されるとの見方が強まりました。

  • 金は上昇:低金利環境の期待や地政学的リスク(シリア内戦、韓国の不安定)が安全資産としての需要を支え、価格が安定的に推移しました。

  • 原油は下落:ISM非製造業指数が市場予想を下回る弱い内容だったため、米国のエネルギー需要への懸念が広がりました。テクニカル分析上の上値抵抗線も意識されました。

  • 仮想通貨は上昇:現物需要増加、仮想通貨推進派の政策期待、心理的節目の突破による買い加速が後押しをしています。

通貨強弱

  • ドルは下落:

  • 円は下落:日本銀行の12月会合での追加利上げ観測が後退し、日米金利差縮小を見込んだ円買い・ドル売りポジションを解消する動きが出ています。

  • ユーロ・ポンドは上昇:フランス国民議会(下院)はバルニエ首相率いる内閣への不信任決議案を賛成多数で可決したが、ユーロ相場は比較的落ち着いた反応を見せています。

  • 豪ドルは下落:豪州経済の弱さ、中国経済の減速懸念、米ドル需要の強さが下落要因となりました。

ファンダメンタルズ

米ISM非製造業指数

11月の米供給管理協会(ISM)非製造業総合景況指数は52.1と3.9ポイント低下し、3カ月ぶりの低水準となりました。新規受注や雇用指数が低下し、サービス部門の勢いが鈍化。特に新規受注は53.7と低水準を記録しました。調査では、トランプ氏再選に伴う関税の不安が指摘されています。

14業種が拡大した一方、鉱業や不動産など3業種は縮小。雇用指数は1.5ポイント低下し、需要の軟化が影響しています。一方、仕入れ価格指数は小幅上昇し、コスト圧力の持続が示唆されました。このデータは、経済成長が2024年終盤に緩やかになっていることを示唆しています。

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