天秤座新月

　頭を捻った。「一体なんだろう気になる。これは小劇場用に作った餅菓子と見た。伝統的な和の求肥に、意外性な物を混ぜている。例えば最近人気のパクチーを入れて緑色にしたら話題性抜群だ。そして黒い餡の中には秋だから小さな栗をふたつ並行して並べてみる」「さっきから何を言ってるの？」「いや、朝ネット見たら『天秤座新月』ってキーワードを見たんだ。多分新しいお菓子かと思って想像したけど」「はぁ何言ってんの？それ今日2020年10月17日の事で、天秤座でかつ新月になるからという理由だよ」と言われた。「この前中秋の名月で満月だったのにもう新月」と疑問をぶつけると「うん、2020年10月は満月が2回あるらしいから」

追記：今私がやっている「#旅のようなお出かけ」企画の感想記事をこの土日で最後まで書こうと急ピッチでペースを上げているので、毎日書いている小説を休止しています。
　でもそればかりだと見てる方が飽きてしまうと思うので、箸休めに300字のミニ小説を書いてみました。

実際の「天秤座新月」は、何かと重要な意味を持つ日らしいです。上の小噺はともかくとして。

第２弾も発売されました。

そよかぜの千夜一夜物語2　 短編小説集

そよかぜの千夜一夜物語1　 短編小説集

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シリーズ　日々掌編短編小説　272

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