私に抱かれたいと、言いなさい。

ヘソが2個あります

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最近の記事

4月29日

バイトへ行く。お弁当箱におかずを詰めるバイトだ。お店へ行き、日雇いのバイトである旨を伝えると、「今日だっけ?」と言われる。何だかあまり歓迎されていない感じだ。それほど忙しくなかった上、日雇いに任せられる業務があまりなかったようで、あからさまに持て余されてしまって辛かった。 募集要項の欄に「お弁当のおかず詰め、洗い物」と書かれていたので、タッパーに唐揚げとかを並べられるのかと期待していたが、そういった仕事は回ってこなかった。花形業務なのだろう。仕方なく、キャベツや玉ねぎを切り

    • 4月15日

      本格的に暖かくなってきた。風が少しあるときに窓を開けたまま寝るのが好きなので、そういうことができる日が増えてきて嬉しい。今年は花見に行く前に桜が濁ってしまって残念だった。見頃が短すぎる。小学生の頃はもっと長い間満開だった気がするのに、これも人生の体感速度が上がってきているせいだろうか。 寒冷地の獣か、四捨五入したら全裸か、みたいな寝巻きしか持っていないので、今はとりあえず獣としてベッドに入っている。しかしこの厚い毛皮の下は、ノーパンである。また洗濯を怠り、パンツの残機をゼロ

      • 4月4日

        洗濯を怠りすぎて着替えのパンツがひとつもない状態になってしまったので取り急ぎノーパンで過ごしている。太腿の付け根あたりの開放感がありがたく、人間は本来こうして生きるべき存在なのではないかと思った。しかし、ノーパンで出社していいのはアダルトビデオの中だけという認識なので、明日朝着替えるタイミングで干してあるパンツを履こうと思う。 転職がしたい。会社が潰れそうだからだ。私のような末端の社員まで業績不振がわかるということはきっと限界が近いのだろう。前職が年間休日80日以下の職場だ

        • 【私信】waveboxのお返事

          ※字数をかなりオーバーしてしまいましたので、noteでお返事させてください。問題ございましたら記事を削除しますのでご連絡ください。 中略 こんにちは! お返事が遅くなってしまい申し訳ございません。負担だと思ったわけではないのですが、自分の考えを整理するのに少し時間がかかってしまいました。 私の母は、私にとってずっと酷い人だったわけではありませんでした。子供の頃は母のようになりたいと思っていたし、母が死ぬことを想像して悲しくて泣いたことが何度もあります。 もしかして、メ

          4月1日

          太った。腹回りが肉めいている。体育座りをした時に下腹が邪魔に感じたことで増量に気がついた。原因はわかっている。昨年末から今日に至るまで、毎週末フラフラと出かけ、大酒を飲み、大飯を食って運動をあまりせず寝てばかりいたためである。 新年度も始まったことだし、何か決意するにはちょうどいいタイミングだ。帰宅したら筋トレでもしよう。退社時はそのようなやる気に満ち満ちていたのだが、帰りに寄ったスーパーのパンコーナーから「熟成厚焼き卵蒸しパン」が姿を消していることに気づいて全ての活力を失

          3月27日

          母親の夢を見た。天気がよく、すぐ近くに青い山の見える寂しい広い場所で、私は母親に土下座をしていた。母親は私に向かって「◯◯ちゃんは何にもできないんだから。私は何もできませんって言いなさい」と言った。私は白い砂利に額を押しつけたまま何も答えなかった。母親は「仕事も辞めて、家に戻ってきなさい。会社には私から連絡をしておくから」と続けた。 私の夢には週3回から4回程度母親が登場するが、記憶にある限り夢の中の母親が穏やかだったことは殆どない。確かに、時々信じられないような凶行に走る

          3月18日

          友達が大好きなので、2ヶ月くらい先まで全ての休日に友達と会う予定をパンパンに詰め込んでしまい、平日は割と後悔している。遊んだ次の日は大抵疲れすぎて動けなくなる。気を遣って疲れているわけではなくて、HPがゼロになるまではしゃいでいるだけだ。今も、仕事から帰ってベッドの上で丸くなり、アーとかウーとか言っていたら2時間くらい経っていた。洗濯をしたところまでは良かったのに干すところまで気力が持たず、洗濯機の中に濡れたままの衣類が眠っていることが気がかりである。 食事をするのが面倒だ。

          田中ちゃん

          [2018年頃に発行した日記のまとめ本の再録] 懇意にしてるツイッターのフォロワーの田中ちゃんが、この春に進学することになった。「入学式に出ないか」っていう冗談半分の打診があったのは確か三月の末だったけど、暇な私は四月の頭にあるそれに参加することを二つ返事で了承した。 入学式の日はいい感じに晴れていて、桜がぼんぼん咲いてた。電車を乗り間違えた私と田中ちゃんは、本来ならとまる必要のない駅にいくつも停まって、人もまばらな無人駅をいくつも見送った。駅に着いたら時間はギリギリで会

          自分が可愛かった頃の話をしよう

          [2018年頃に発行した日記のまとめ本の再録] 自分が一番かわいかった時っていつ?って聞かれたら、ほとんどの人が子どもの頃、それも幼稚園くらいの時って答えるんじゃないか。私ですら、幼稚園くらいの、まあ保育園だったんだけど、その頃の写真はどれも大体かわいくて、手足プクプクの私が、お姉ちゃんにオムツ被せられて泣いたりしている。我がことながら愛おしすぎてたまらない。 ところで、私の通ってた保育園では、子どものロッカーに、全員違う種類のシールが貼ってあった。動物とか、乗り物とか、

          自分が可愛かった頃の話をしよう

          厨二病とかいう難病

          [2018年頃に出した日記のまとめ本の再録] 厨二病の重症患者だったころ、自分で考えたオリジナルの魔方陣を大量に印刷して学校中の見えない場所に貼りまくってたことがある。 私と同世代のオタクたちは、多感な十代をハルヒやらリボーンやらコードギアスやらのこってりコンテンツに囲まれて過ごした、恵まれていると言えば恵まれている世代だ。今のファンタジーのトレンドが、冴えない俺が生まれ変わって異世界で無双!みたいなやつだとしたら、あの頃は特殊な能力を持った選ばれし主人公が現世で大暴れ!

          東京実況

          [2018年頃に発行した日記のまとめ本の再録] 新御徒町駅で降りて、上野まで歩く。昨日いた霞が関よりかなり生活感あって、人間臭くて、へえけっこうやるじゃんて上から目線の気持ちになった。御徒町そのものには用事はないんだけど、「アメ横」なるものがあるって聞いてちょっと見ておこうと思って。「アメ横」。聞いたことある。若者がいっぱいいるんでしょ多分。スーツ着て疲れた表情の人はもうおなか一杯だし、せっかくの東京なんだから若いエネルギーを摂取したい。しばらく歩くと「アメ横」の看板。狭い

          車の運転ができん

          車の運転がどうしてもできん。 数学、球技、書類作成。振りこみ、掃除、スケジュール管理。苦手なものは数多あれど、群を抜いて出来ないのが車の運転である。 自動車教習所の、場内教習の時点で「これはちょっと無理かもしれない」と思った。アクセルを踏んで、なめらかに発進する。もうすでにできなかった。力加減がうまくいかず、ものすごい急発進かカタツムリ並みのスロースタートか、どっちかしかできなかった。 まっすぐ走る。これはかろうじてできた。左折と右折は、対向車がいなかったらできた。この世の

          5年2組

          卒業式ですらもう10年以上前のことになり、まともに思い出せる小学校のころの思い出は片手で数えられるくらいの数になってしまった。その中で一つ、印象に残っている出来事があるので、少し聞いてもらいたい。  始まりは何の変哲もないトランプだった。天候や気温で外遊びが制限されたときのために、学校側の計らいだかクラスの閣議決定だかで、冬の期間だけ持ち込みが許可されたのだ。  どこの小学校でも概ねそうかと思うが、「学校に関係のないものは持ってこない」というのが原則だったため、この決定は我

          好きな食べ物なあに

          好きな食べ物を聞かれたらなんと答えよう、ということが、週に1~2回のペースで私を悩ませている。 「好きな食べ物、なあに」という質問に対して、正しい解を用意することは極めて困難である、と考える。では、この一見単純な質問のどこに、そのような難しさが潜んでいるのか。 ①対象があまりに多すぎる 「食べ物」というジャンルが広大すぎるために、どれを選んでいいのかわからない。簡単な話で言うとこれに尽きるだろう。「食べ物」の中でさらに焦点を絞った「好きな食べ物」であったとしても、一言でま

          頭痛の赤ちゃん

          頭痛の赤ちゃん、というのは、「頭痛というほど大したものではないが何となく見過ごせない頭の不快感」の総称である。普段は赤ちゃんらしく脳の深いところで寝ているのだが、気圧やホルモンバランスのあれやそれで揺り起こされてはホニャホニャと泣き出すのだ。 今日も午前中から「頭痛の赤ちゃん」の存在を意識して過ごしていた。目の奥の方に確かに寝ている。私は彼(彼女?)を起こさないよう、最大限の気を使って買い物へ行き、服を見たり買ったりし、無印良品の併設カフェで昼食を食べるなどした。 寝た

          ペットが飼いたい

          ハムスターが飼いたい。兎でもいい。欲を言えば猫が一番いい。月に一回程度ふつふつと湧いてくるこの「ペット欲」は、長年それなりの温度を維持しつつも「初期費用、餌代、病院代」「飼育に適した場所の確保」「世話の手間」などの現実問題と相殺され、毎回完全な沸騰を待たずして凪を取り戻している。 職場でおばけエビ(シーモンキーとか、ホウネンエビとか呼ばれる小型のエビだ)を飼っている。私の前任者が置いていった飼育キットに入っていた卵を、故あって孵化させた。このおばけエビなのだが、世話が ・