4月15日


本格的に暖かくなってきた。風が少しあるときに窓を開けたまま寝るのが好きなので、そういうことができる日が増えてきて嬉しい。今年は花見に行く前に桜が濁ってしまって残念だった。見頃が短すぎる。小学生の頃はもっと長い間満開だった気がするのに、これも人生の体感速度が上がってきているせいだろうか。

寒冷地の獣か、四捨五入したら全裸か、みたいな寝巻きしか持っていないので、今はとりあえず獣としてベッドに入っている。しかしこの厚い毛皮の下は、ノーパンである。また洗濯を怠り、パンツの残機をゼロにしてしまったためだ。
というか、洗濯云々の前にパンツの絶対数が少なすぎる。去年の暮れに6枚セットを購入したはずなのに、今手元に2枚しかない。大方泊まりに行った友達の家に置きわすれてきたのだろう。そうでなければ、洗濯機で排水の際に流されていったかである。

どちらにしてもパンツは消耗品なので、なくなれば買い足せばいい。買った。

間違って買ったデカすぎるパンツ

デカすぎる。「8枚」という数字に気を取られてサイズを全く確認しなかったため、本当にデカすぎるパンツを買ってしまった。一旦履いてみたが、股とクロッチとの間にハムスター1匹(種類によっては2匹)程度収容可能なスペースができており、そこの風通しが良すぎて何も履いていないかのようである。
こんなにもデカすぎるパンツが8枚か……と思っていたところ、友達が「半分売ってくれ」と言ったので4枚渡した。ありがたかった。

とはいえ、ずり落ちてくる等の致命的な不具合がないため、とりあえず履いて過ごしている。フィット感がないということは換言すれば締め付け感がないということで、案外いい塩梅である。最初見た時は「LLって何だよ」「こんなにデカいケツこの世にねえよ」等思ったが、このパンツが履けてしまったことで、自分の尻が自分の想定より遥かにクソデカいことが裏付けられてしまった。



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