【クリエイター必見?】自己批判を抑えるには、毎日ノート3ページを埋めれば良い!という話。
「うまく書けない…」「どうして自分はだめなんだ…」「こんなことして何の意味がある?」。
自己批判に陥るクリエイターは多いと思います。私もそうでした。でもそれをノートとペンだけで軽減する方法があるんです。【毎日3ページ、ただ書きたいことを好きに書く】これだけです。自分でも胡散臭いと思いますが、少なくとも私と妻にとっては真実。試してみる価値はありますよ。
ゴリゴリゴリゴリ・・・(コーヒー豆を挽く音)
私の朝は妻がコーヒー豆を挽く音で始まる。以前はどちらかというと私がコーヒーを淹れていたのだが、最近は逆転していることが多い。妻はここ最近毎日楽しそうで、見違えるように早起きになった。昼前まで寝ることもあったのに、ここまで人は変わるのかと驚いている。
入れたブラックコーヒーに牛乳と豆乳を混ぜ、カフェオレにしてコップに注ぐのは私の係。というパターンがなぜか多い。コーヒー豆を挽いて淹れる作業で疲れちゃうのかな?わが家ではこんな感じで自然と役割分断をして協力することが多い。一人でするよりも二人ですると楽しくなる。洗濯に料理に遊びに、なんでもそうだ。
理性をぶち壊す!ひたすらノートに思考を書きなぐるふたり。
二人でカフェオレを飲みながら何をするのか。ひたすらキャンパスノートに思考を書きなぐっている。以前は数行だったが、最近はノート3~4枚位書いていることが多い。書く内容は自由。日記のように前日を振り返ることもあるし、仕事のことを真面目に考えることもある。だが書く内容は心のままに決めているので、悩むことは少ない。
この作業はもう2年くらい続いているだろうか。きっかけは色々悩み過ぎて体調を崩したことだ。日常生活の大部分が出来なくなっていたのだが、なぜかこのノートを書くことを新しく始めていた。その時の苦しさや気持ち、感じたことを記録に残しておきたいと思ったのだった。
とはいえしばらくノートを書かない時期もあった。この習慣の他にもプランターや編み物、音楽に絵画など色々試してみた。殆どは途中で止めてしまったが、この習慣だけは現在も続いている。ずっと不思議だったのだが、最近その原因らしきものがわかりすっきりした。この習慣は「モーニング・ページ」と呼ばれるもので、人間の理性を疲れさせ創造性を引き出すものだったのだ。
「モーニング・ページ」とは脳の排水作業!脳の中を掃除し創造性を取り戻せ。
うん。胡散臭い。(笑)なんだか安っぽい広告を書いているような気分だが、話を続ける。この「モーニング・ページ」という概念が紹介されているのは、ジュリア・キャメロン著『ずっとやりたかったことを、やりなさい』という本である。
この本は全ての人は創造的であると断言している。しかしその能力を発揮する方法がわからなくなってしまっているのだと。その原因は人間の理性にあり、理性によって創造性に蓋がされているのだ。人間の思考は「論理脳」と「アートティスト脳」のふたつのせめぎあいによって影響を受けている。
論理脳は”常識に照らして世界を知覚する”。一方アーティスト脳は”創造的”で”自由な連想を働かせる”。と本書では説明している。ではアーティスト脳を優位にするにはどうすれば良いのか。その答えがこのモーニング・ページなのだ。
ここではその細かい原理等は省くので、気になる方はぜひ読んでいただきたい。なんにせよ私は自分がやってきたことの意味をこの本によって理解できたし、理解したことでその行動がさらなる効果をもたらしたと感じている。
Q「ふーん。で、実際に創造的になれた訳?」A「少しはなれたと思う。でもまだまだこれから!」
自分でも驚いているのだが、私は文章を書くのが苦手だった。その原因は学校で強制されていた読書感想文にあると思っている。読書感想文。ああ悪しき風習(教師の方や関係者の皆様。ごめんなさい。)。
読書をするきっかけとしては悪くないのかもしれない。しかし問題なのは課題図書と称して、読む本の縛りがあること。そして少なくとも私の時代、その本がクソつまらない本だったこと。
結果としてどうなるか。まず読書が嫌いになる。そしてつまらない本の感想なんて「つまらない」になるしかない。でもそんなことを書くと先生が黙っていない。だから心にもないことを、永遠と原稿用紙に書くことになる。苦しい。思い出しただけで嫌になる。
読書をするきっかけということであれば、その対象を縛るべきではないのではないか。漫画やネット記事、小説に辞書。レシピ本だって良い。縛っているのは教師が採点する際の都合なのではないか。すみません。だいぶ個人的な恨みつらみが入っていますが、それだけ苦しかったんです。
話がだいぶそれました。なんにせよその私がこれだけ文章を書けるようになったのは、モーニング・ページが一つのきっかけでした。私の理性脳が「文章を書くのはただの技術で、創造性は関係ないんじゃないか?」とか語りかけてきていますが、気にしません。大事なのは自分が成長したと感じている、自分の創造性が芽を出し始めていると感じていることなのです。
「#朝のルーティン」というお題で書いてみたけど、意外と楽しいかも。
今まで私の記事は、その時書きたいと思ったことを適当に書いてきました。しかし現在ノートクリエイターフェス実施中ということで、毎日お題が提供されているようです。私のクリエイター脳が「お、少したのしそうかも?」と小さな声で囁いたので、参加してみました。
結果として存外に楽しかったです。大事なのは自分自身でも気づいてなかった、自分の「やりたい」・「楽しそう」・「やりたくない!」などの声に気付くこと。そしてそれを可能にする一つの方法がモーニング・ページという話でした。
なお本書ではモーニング・ページと双璧をなす基本ツールとして、アーティスト・デートというものも紹介されています。簡単に説明するのが難しいので、気になる方は本書を読んでみてください。
まとめ
「モーニング・ページ」で理性をぶち壊せ!それが創造性を発揮する最初の一歩!かも?
やり方は簡単。ノート3ページを気の向くままに、好きに埋めるだけ。
(私は少しさぼって3ページ行かない日もあります)理性を抑え、創造性を少しずつ育てていこう。
朝のルーティーンというお題なのに、気付けばモーニング・ページがメインの話になっています。でも良いんです。理性が優位だと「なんだこの記事は!無茶苦茶じゃないか!」とか「お題と違うじゃないか!書き直せ!」とかの批判が自分自身から飛んできます。
でも恥ずかしげもなくこうやって記事をあげることができている。それが私にとっての「モーニング・ページ」の効果の証明です。何を隠そうこの私、かなりの完璧主義でした。その私がこのちゃらんぽらんな記事を書けるのですから、その効果は確かでしょう。なかなか記事を書けずに困っている人などに、この情報が届くと良いな~と思います。
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