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プロラクチンが高いと不妊になるの?

こんばんは(^ ^)クマです!

今日はホルモンについてお話します。

プロラクチンというホルモンの検査を行ったことがありますか?

月経中のホルモン(基礎値)を測定するときに入っていることが多いのではないでしょうか。

プロラクチンは乳汁分泌に関わるホルモンなので母親学級なんかに参加すると耳にするかもしれません。

しかし、プロラクチンは妊活にも深く関わってくるところです。

今日は是非プロラクチンに関する知識を深めていってください!



◎プロラクチンってどんなもの?

プロラクチンとは主に下垂体前葉から分泌されるホルモンです。

それ以外に、妊娠中は胎盤からも分泌されます。

プロラクチンの分泌は下垂体からのドーパミンによる制御を受けています。

そのため、日内変動があり、夜間が高く午前中が最も低い値になります。

また、食事や運動、ストレスによっても上昇します。月経周期では排卵期と黄体期中期に高値になります。

なので、検査するときはできるだけ月経中、空腹時で安静時に行うといいでしょう。


正常値は30ng/mlで、高値になると乳汁分泌や月経異常(黄体機能不全、稀発月経、無月経)をきたします。

一般的に、高プロラクチン血症の頻度は0.4%、生殖異常のある女性では9〜17%の頻度とい言われています。

無月経の方は9%、多嚢胞性卵巣の方はでは17%、乳汁分泌を伴わない無月経の方の15%に高プロラクチン血症が認められます。




◎高プロラクチン血症の原因は?

高プロラクチン血症の原因には主に以下のものが挙げられます。

・下垂体性プロラクチン分泌亢進症

・機能性高プロラクチン血症

・薬剤性

・甲状腺機能低下症

・多嚢胞性卵巣

・子宮内膜症


下垂体性プロラクチン亢進症に関しては重症度分類されており、中等症以上の場合などでは申請し認定を受けると保険料の一部が公費負担として助成されます。




◎高プロラクチン血症の治療法

高プロラクチン血症の治療にはカルベゴリンやテルグリド、ブロモクリプトンなどが使用されます。

上記の中では、嘔吐などの副作用が少ない点から、カルベゴリンが最も多く使われます。

月経異常や黄体機能不全を引き起こしていないような軽度の場合は経過観察されることが多いですが、不妊治療中は薬剤を使用することが多いでしょう。

薬剤使用中はプロラクチンの値が正常値を超えて低下してしまうこともあるので、3ヶ月おきくらいに検査を行い、値の変化を確認していく必要があります。

妊娠が成立した場合、下垂体腫などで症状がある場合を除いて、薬剤療法を終了します。

ただ、高プロラクチン血症は流産の原因にもなるので、妊娠3ヶ月は治療を継続する場合もあります。



いかがでしたか。

カルベゴリンは週に1錠を飲み続けつことが多いですが、毎日飲むものと違って忘れがちです。飲み忘れないように気をつけましょう!


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