植松 謙@いわきユナイト

「食×AI×地方創生」のドメインで活動中。 いわきユナイト株式会社 代表取締役。 20…

植松 謙@いわきユナイト

「食×AI×地方創生」のドメインで活動中。 いわきユナイト株式会社 代表取締役。 2016年福島県いわき市に地域商社を設立し、平日はいわき、土日は東京という二拠点生活を送っています。 今後は福島県外にも飛び出し、地方に埋もれている魅力的な食に光を当てる事業を展開していきます。

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地方の食を「選ばれるブランド」へ

1.福島での活動実績 2016年に福島県いわき市に地域商社となるいわきユナイト株式会社を設立して以来、福島で作られる加工食品を中心にブランディング、販路開拓に取り組んできました。 弊社の主力商品「月色プリン」の販売個数を5年間で200倍に育てたり、コロナ禍の2020年4月福島の特産品のお取り寄せサイトを立ち上げ売上を1ヶ月で25倍にしたり、といった実績を積み上げることができました。 2.作り手の想いの詰まった商品との出会い その活動の中で、福島県内で伝統的な製法を守

    • 生成AIを食品製造業のマーケティングに活かす(月色プリン編)

      弊社は「食×AI×地方創生」を目指し、生成AIを活用して地方の生産者、食品メーカーが持続可能な経営を確立できるようサポートいたします。 前回は商品開発の場面での生成AI活用方法について投稿しましたが、今回は商品が完成した後の販路開拓やプロモーションでの活用方法について、弊社が取り扱っている「月色プリン」を事例にご紹介いたします。 商品提案書 まずは、販路開拓の場面で使用するバイヤーへの商品提案書の骨格を作ってもらいました。 読み手がどんな方か、商品の特長はどんなものか、

      • 食品の商品開発における生成AIの活用事例

        「食×AI×地方創生」を目指し、生成AIを活用して地方の生産者、食品メーカーが持続可能な経営を確立できるようサポートいたします。 先日、とある障がい者就労支援施設の運営団体から自分たちで育てている無農薬の青ばた大豆を使った商品開発のお話をいただきました。 今回は目指すべき販路が明確にある中での商品開発の案件になります。 そこで商品開発の初期段階で、どのように生成AIを活用するのか、一連の流れをシミュレートしてみたいと思います。 まず、ChatGPTなどのテキスト生成AI

        • 地方の食品製造業の商品開発における生成AI活用法

          地方の食品製造業は、地域の特産品や伝統的な製法を活かした商品を市場に送り出してきました。 しかし、限られた人材と資源で商品開発を進めるには、多くの課題があります。 近年注目を集める生成AIは、業務効率化ばかりに注目が集まりますが、マーケティング力向上にも大いに活用できるため、こうした地方企業にとって強力な助っ人となり得る存在です。 生成AIとは? 生成AIとは、人工知能技術の一つで、データをもとに新しい情報やアイデアを生成する仕組みです。 例えば、顧客の声や市場のトレンド

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        地方の食を「選ばれるブランド」へ

          地方の中小企業が生き残るためのブランディングの必要性

          こんにちは、皆さん。 今日は、地方の中小企業が生き残るためのブランディングの必要性についてお話しします。私は、地方の食を応援するマーケティングコンサルタント、植松です。いわきユナイト株式会社の代表を務めております。 会社概要 弊社は福島県いわき市に拠点を置き、福島県の食品の卸売とECサイトでの販売、さらに食品メーカーの商品開発から販路開拓までの伴走サポートを行っています。私は東京生まれ東京育ちですが、地域活性化のお手伝いをする中で福島県いわき市に出会い、現在はこの地で事

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          「地方創生」に取り組みたい挑戦者募集

          まずは私が「地方創生」に関わるに至った経緯からお伝えいたします。 1.きっかけ 東京生まれ東京育ちの私が「地方創生」に関心をもったきっかけは、確か2008年か2009年頃に中小企業診断士の勉強会で政所利子さんのお話を聞いた時に受けた感動でした。 どんな内容だったかは正直覚えてませんが、どこかの地方で小さな事業をつくって地域の高齢者が泣いて喜んだという話だったと記憶しています。 「自分もそんな仕事をしてみたい!」当時30歳代前半だった私はそんな想いを強く持ちました。 2.

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          魚のサブスクをきっかけにした「繋がり」づくり

          東京出身、東京在住ながら5年前に福島県いわき市で地域商社を立ち上げ、2拠点生活を送っているいわきユナイト株式会社の植松です。 いわきユナイトは福島の食を中心にプロデュース、販路開拓、卸売、EC運営を行っています。 前回の記事では、2022年1月に立ち上げる魚のサブスクサービスについて、その概要ときっかけや想いについて紹介しました。 今回の記事では具体的なサービスの内容についてお話しします。コロナ禍における「魚不足」「交流不足」「旅行不足」の方にどう貢献するサービスなのか、

          魚のサブスクをきっかけにした「繋がり」づくり

          日本の食文化を未来へ繋ぐために。魚のサブスクはじめます。

          東京出身、東京在住ながら5年前に福島県いわき市で地域商社を立ち上げ、2拠点生活をしているいわきユナイト株式会社の植松です。 いわきユナイトは福島の食を中心にプロデュース、販路開拓、卸売、EC運営を行っています。 コロナ禍が落ち着きを見せ始め、経済活動が戻りつつある中、ポストコロナ、アフターコロナを見据えた新規事業を夏頃から仕込んできました。 背景食の欧米化やファストフード化によって、残念ながら、日本の伝統的な食文化は若い世代に継承されていません。 先日ヤフーニュースに掲載

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          めひかり愛が沸騰してる件

          「めひかり(メヒカリ、目光)」という小型の魚を知ってますか? 「めひかり」は、北は青森から南は鹿児島までの太平洋側、水深200メートルから700メートルの海底に生息している体長15センチほどの魚です。 「めひかり」との出会い「めひかり」との出会いは、2015年福島県いわき市の居酒屋だった。 地元の方が当たり前のように注文した「めひかりの唐揚げ」。 下の写真のとおりタワーのようにきれいに積まれた物体は、形状から魚であることは分かったが、どんな味や食感なのか分からないまま口に

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          コロナ禍に過去最高売上を更新できた3つの理由

          新型コロナウイルスの影響で多くの企業・店舗が売上減、営業自粛などに苦しんでいる中、弊社は新規事業で2020年5月に過去最高売上を更新することができました。この記事では、コロナ禍だからこそ学ぶことができた大切な「商売の基本」を紹介します。 いわきユナイトとは私が代表を務めるいわきユナイト株式会社(福島県いわき市)は創業3年の食品を中心に取り扱う地域商社です。主な取引先は地元の観光施設や高速道路のサービスエリアなどで、地元のお土産として下に挙げているようなスイーツや調味料などを

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          知ってください!国産青パパイヤのこと

          青パパイヤとは私が国産青パパイヤに出会ったのはもう5年以上前になります。 千葉県君津市の農業法人が開墾した山の中で栽培を始めたのを見て驚いたことを覚えてます。 パパイヤと聞いて皆さんはどんなものをイメージしますか? 黄色いフルーツ、南国特有のフルーツといったところでしょうか。 その通りなんですが、日本の気候では黄色く熟しても甘くならないそうです。 つまりフルーツとしては成立しないということです。 そのため、日本では熟す前の青いうちに収穫されて、野菜として食されています。

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          暑い季節に欠かせないお酢をかんたん、おいしく、おしゃれに摂る方法

          摂るだけで医者要らず? 近年、お酢の美容効果や体へ与える良い影響がTVや雑誌などで取り上げられブームになっています。 身体に良いことは分かっていても、普段の食生活に「酢」を取り入れるのってなかなか難しいですよね。 そんなあなたへ提案。 お酢とお野菜が両方摂れていいことばかりの「ピクルス」はいかがですか? ちょっとその前に「酢」についての小話を。 夏に向けて疲労回復、食欲増進に効果的なお酢 まずはおさらい。そもそも「酢」とは?というお話。 酢は白米や玄米を蒸し、そ

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          I&Uで紹介している商品とその想い

          この記事は、現在I&Uオンラインショップで取り扱っている商品の一覧をページの下の方につけています。 商品全体を見ていただくと、パッケージデザインも商品コンセプトも統一感がない、何の店だか分かりにくい、などと思われるでしょう。 それは十分自覚しています。 うちの会社は「地域商社」なので、地域にあるいろいろなものを取り扱います。工芸品だって今後扱っていくかもしれません。今のところは「食品」というジャンルの中で、様々なものを取り扱っています。デザインの統一感をもたせるというのは

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          TEA TO EATがつくるオリジナルスパイスカレーがすごい

          【TEA TO EATとの出会い】福島県いわき市でスパイスカレーの移動販売をしているTEA TO EAT(ティートイート)と知り合ったのは今から約1年前になります。 同じタイミングでクラウドファンディングに挑戦したり、様々なイベントや記者会見で一緒になることが増えました。 (下の写真はクラウドファンディングに挑戦する際に記者会見した時のものです) 知り合う前からTEA TO EATの存在は知っていました。 いわき市内のイベントには必ずキッチンカーで参加していた有名店だったか

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          世の中にないものは自分で作ろう

          突然ですが、皆さんは自分が食べるものにどれだけ気を使っていますか? 私は、学生時代はとにかく安くていっぱい食べられるものということで、男の独り暮らしらしく白飯に安いおかず、パスタ、カップラーメンなどでお腹を満たしてました。 外食の時でもファミレス、ラーメン、牛丼、ファストフード、たまに贅沢して1980円で2時間焼肉食べ放題という食生活でした。 社会人になってからはお昼も夜も外食が多く、だいたいパターン化してしまって、自分で意識しないと、魚不足や野菜不足に陥ってしまいます

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          私がサラリーマンを辞めて起業した最大の理由

          私がサラリーマンを辞めて起業したのは2011年10月のことでした。もう7年経ちました。 起業してからのことは過去にnoteにまとめているので、今回は起業するに至った最大の理由が何かを綴っておきたいと思う。 (前置きが相当長いので興味ない方は読み飛ばしてください。) 私は1998年に新卒で日立系のリース会社に就職しました。非上場で社員数500人くらいの中堅企業といったところです。 就活では日立系ということで安定を求めていたのかもしれません。 この「安定」というワードが何

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