世の中にないものは自分で作ろう

突然ですが、皆さんは自分が食べるものにどれだけ気を使っていますか？

私は、学生時代はとにかく安くていっぱい食べられるものということで、男の独り暮らしらしく白飯に安いおかず、パスタ、カップラーメンなどでお腹を満たしてました。

外食の時でもファミレス、ラーメン、牛丼、ファストフード、たまに贅沢して1980円で2時間焼肉食べ放題という食生活でした。

社会人になってからはお昼も夜も外食が多く、だいたいパターン化してしまって、自分で意識しないと、魚不足や野菜不足に陥ってしまいます。

30歳代の中盤にさしかかった時に農業について触れる機会があり、食について真面目に考えるようになりました。このころはまだ農業について世間の注目が集まる前で、オーガニックとか、スローライフとか、スローフードといった言葉は全然知られてませんでした。

それと自分が30歳くらいの時に、父親が直腸ガンになってしまい、幸い摘出手術とその後の抗がん剤治療によって、10年以上経った今では完治していますが、人生には終わりがあるということを実感したことも食への関心を高めた大きな一因でした。

その後も友人の父親がガンで亡くなったり、30歳代の身近な女性がガンになったり、応援してくれている方がガンと闘っていたり、ガンという大病が身近に感じられるようになりました。今や2人に1人がガンになる時代のようです。

そうなるとやはり食には気を付けるようになります。

農薬が悪い、食品添加物が悪い、遺伝子組み換え作物が悪い、動物性のものが悪い、牛乳が悪い、・・・。いろいろなことが言われていて、情報が溢れすぎていて、何が正しくて何が嘘なのか、正直分かりません。

でも言えることは、昔から食べられているものは問題ないだろう。人間が化学的に作った農薬や食品添加物や遺伝子組み換えのものは体に良いはずがない。個人的にはこれくらいの判断基準です。（農薬や食品添加物はしっかり安全基準に従って使用されているはずなので害はないと思っていますが、でも体に良いものではないと思ってます。）

正直オーガニックとか、ヴィーガンとか、あまりこだわりすぎてしまうと、それが逆にストレスになって体に良くないと思っています。肉も魚も野菜も白米も、しっかりバランス良く食べることが大事だと思っています。

一応私が気を付けていることをいくつか挙げておくと、油は良質のものを使うこと、青魚をたまには食べること、野菜からビタミンを摂ること、腸内環境を意識して食物繊維や発酵食品を積極的にとること、飲み物は基本的に水、これくらいです。

でも、この程度の基準であっても、日常生活の中で理想的な食生活を送ることは難しいです。仕事中心の生活をしていると、昼はコンビニ、夜はラーメンだけみたいなことになってしまいます。自分自身このままの食生活ではまずいという危機感をもって、何とかしたいと思ったのが今回の新規事業のきっかけです。

スーパーやコンビニで売られている食品は、売る側の論理で様々な食品添加物が加えられています。賞味期限を長くするために、色が悪くなってしまうのを防ぐために、香りをつけるために、美味しく感じるようにするために。たちが悪いものの中には、かさ増しのためにコストの安い添加物を加えているものもあります。

「作り手がちゃんと見えて、信頼できるものを食べたい。」

今回の新規事業のコンセプトは自分の欲求からスタートしています。でも家族や友人など身近な人たちにも薦めたいです。

コンセプトは「かんたん」「美味しい」それでいて「体に良い」という食品を自分で企画・製造する、もしくは探してくる、それをオンラインショップで皆さんに紹介します。

幸いなことに、食にかかわる事業をしているので、身近に信頼できる作り手がたくさんいます。いいものを作っているのに大手メーカーにはコスト面で太刀打ちできず、日の目を見ない作り手がたくさんいます。このような作り手に光を当てることも新規事業の重要なミッションです。

かんたんカラダケアフーズ「I&U（アイユー）」というブランド名は「私とあなた」という意味です。自分で試して心からいいと思ったもの、大切なあなたにも薦めたくなるもの、これ以外は取り扱わないという約束の意味を込めています。

これからいいものをたくさん作っていきます。いいものをたくさん紹介していきます。どうぞご期待ください。（自分が一番楽しみなんですがｗ）