見出し画像

魚のサブスクをきっかけにした「繋がり」づくり

東京出身、東京在住ながら5年前に福島県いわき市で地域商社を立ち上げ、2拠点生活を送っているいわきユナイト株式会社の植松です。
いわきユナイトは福島の食を中心にプロデュース、販路開拓、卸売、EC運営を行っています。

前回の記事では、2022年1月に立ち上げる魚のサブスクサービスについて、その概要ときっかけや想いについて紹介しました。

今回の記事では具体的なサービスの内容についてお話しします。コロナ禍における「魚不足」「交流不足」「旅行不足」の方にどう貢献するサービスなのか、少しだけお伝えします。

「繋がり」という価値

今回の魚のサブスクサービスの価値は、【世界三大漁場】の1つである常磐沖で獲れた質の高い魚を中心に、様々な個性や特長をもった「職人」が昔ながらの丁寧な製法で余計なものを加えずに加工した魚の詰め合わせが毎月届くという点に加え、焼くだけ湯煎するだけのかんたん調理の商品という点になります。
しかし、これだけではどこにでもある魚のサブスクサービスとあまり変わらないものになってしまいます。

今回始めるサービスはこの機能的な価値に加えて、「繋がり」という情緒的な価値を提供していきたいと思っています。
一方的に商品を送って終わりではなく、双方向の関係性をつくりたいと考えており、消費者と生産者という枠を超えて広がる「輪」、仲良く親しむ、協力し合う関係の「和」を大切にします

小さいながらもこだわりをもって製造している「職人」が地方にはたくさんいます。
その「職人」に光を当て、伝統的な製法、食文化を未来へ繋いでいくために、作り手にしっかり利益が残る適正な価格で仕入れ、お客様にとってぬくもりや彩りのある食卓を演出し、作り手とお客様の笑顔の連鎖を生むことで、持続可能な水産業、水産加工業の未来をつくりたいと思っています。

今回のサービスでは、実際にいわきまで来ていただき、作り手の話を直接聞く、作り手の現場を見る、漁港の町ならではの手仕事を体験する、もちろん他では味わえないご褒美も用意しておきます。
リアルのツアーやイベントに加えて、オンラインでもイベントを行い、より魚に親しんでいただきます。
そして、お客様と作り手、お客様同士の「つながり」をつくり、居心地の良い場となることを目指します。

作り手について

ここからは作り手を紹介させていただきます。

「縄文干し」の丸源水産食品

「縄文干し」は某大手ECモールのレビューでもほぼ5点満点。どこの誰に贈っても満足される最上級の干物です。
作り手の佐藤さんのこだわり、人柄が伝わる動画なのでぜひご覧ください。

「味丸黒干」のカネキ商店

いわきが発祥といわれる「さんまのみりん干し」。その代表格がカネキ商店です。約70年にわたって継ぎ足されてきた秘伝のタレで真っ黒に染まったさんまは自然な甘さで小さい子供にも人気の商品です。作り手の矢數さん夫妻はこのタレを守っていきたいという思いをもっています。
(下の動画はいわき観光まちづくりビューロー公式チャンネルのライブ配信に出演された際の様子です。製造の流れが分かります。)

最初はいわき市内の8社の商品から詰め合わせをスタートします。それぞれ個性が強い作り手さんたちは追ってご紹介します。

体験メニューについて

そして、定期便購入者(サブスク会員)には様々な体験・交流イベントを案内させていただきます。
「いわきツアー」として、いわきに来ていただいた際の体験メニューは自分自身とても楽しみなメニューばかりです。
一例を挙げると、新鮮なホッキ貝を自分たちで剥いてその場で刺身や焼きで食べたり、いわきの郷土料理であるさんまのポーポー焼きをさんまを捌くところから教えてもらったり、アンコウを吊るし切りして肝をたっぷり溶いた濃厚なアンコウ鍋を食べたり、おつまみにぴったりのイカの塩辛づくりやタコの下処理体験などなど。
もちろん夜には地元民おすすめのお店で交流会も企画していきます。

体験メニューの中のホッキ貝は特に、東京で食べてたものとまるで別物だったので驚いたのを覚えてます。いわきの道の駅では「ホッキまつり」なるものが毎年開催されているほど人気があります。

画像1

このように今まで知らなかったものとの「出会い」をたくさん用意しておきます。都会にいたら味わえないようなものが地方にはたくさんあります。そんな「宝物」をたくさんの方に味わってもらい、その魅力を伝えていけたらと考えています。

その他、オンラインでも参加できるイベント、東京などでの出張イベントも開催していくので、遠方の方にもぜひご参加いただきたいと思います。

スタートは1月中旬の予定です。
近いうちに詳しい内容をリリースしますのでお楽しみに。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?