見出し画像

「ぼくらが変わればまちが変わり、まちが変われば世界が変わる」らしい。

暮らしについて、知りたいと思った時に来れる場所。

食や環境のこと、ジャンルは様々にいろんな内容の本が並ぶ。共通点は、暮らしにまつわる本。全ては自分の暮らしにどう結びつくか、そう考えると全部繋がっている。レシピ本なんかも、並べる。


読んで、分かんなかったこと、気になったこと

それを、誰かと話したり、

おうちとは別の場所で、考える時間ができたり。



本以外にも、お菓子や、量り売りのできるナッツ

日用品、台所道具なんかを並べる。


そこに並んである商品は

どれを手にとっても安心で、ときめくもの。

ちゃんと選び抜いて、置く。


暮らしって、本来は自己表現とイコールなんだと思うから

いろんな形があっていい。


でも、このまちで「暮らしている」人はそう多くないと思うとそれは寂しい。私はこの一年で、このまちでの暮らしを楽しめるようになった。

このまちで、日常を過ごす人を増やしていきたい。



そのために、学び、誰かと語れる家でありたいし、

その空間自体が本来の「暮らし」を語りかけてくれるような

そんな家にしたいなと。



頭の中にある感覚を具現化してみる、実験

画像2

ここ数年、いろんな場所に行って、出会ったお店や人がある。

母数が増えれば、当然のように洗練されていくと思って、ちゃんと体を運んだ。感じに行った。(写真は岡山にある吹屋という場所です。)

予想通りときめく瞬間もあれば、何も響かず届いてこない場所もあった。それはまあ、好みだったりするのかもしれないけれど、やっぱり、店主さんのこだわりがあって、空間や、一つ一つの置かれたものに価値を持たせているかどうか。それで全てが変わってくるらしい。


というか、付喪神と呼ばれるような考えに近いのかもしれないけど、誰かの暮らしの一部になっている空間やものは、生きていると感じる。

付喪神(つくもがみ)とは、日本に伝わる、長い年月を経た道具などに精霊(霊魂)が宿ったものである。


とにかく自分のなんらかのアンテナに引っ掛かったら、自分の中で解釈できるようになるまで感じに行った。考えた。そうこうしてるうちに、なんでも魅力的に見えて身動きが取れなくなる自分から、少しずつ見抜く力がついてきて、嬉しかった。

逆に、近くにあるからこそ気づけなかった大切な何かにも、そっと触れられるようになった気がする。派手じゃなくていい。分かりやすくなくて良い。


そこにあるものを見つめる。


独り占めしても、意味はない

画像6

誰かに、「手伝ってほしい」とは言えなかった。

わたしの表現を出しきれなくなる気がしたから、怖かった。


ただぶつかることを恐れていた、というよりも、自分の表現を言語化したところで頭の中を丸々共有し、理解してもらえる自信がなかったから。自分の描きたいものは自分が一番わかっているわけで、それなら自分でやり切ってしまいたかった。


私の中でずっと邪魔していたのはきっと「独り占めしたい」という想い。

手柄なのか、評価なのかそれとも全部なのか、わかるようで分からなかいんだけど、そういう、欲と言われる苦しいだけの感情はなるべく早くに捨ててしまいたかった。だから、少しずつ手放しになる瞬間を作って、任せることを覚えていきたい。信じることの大事さも、少しずつ学んでるしね。



理想の社会や作りたい空間は、私だけのものじゃなくて、みんなの表現が重なっていて欲しい。変化や、異質な存在を拒否するような場所にはしたくない。

世代交代しても、変わりながら残っていくものにしたい。



それに、自分の中で完結させて、自己満足で生み出したものは長い命にならない思うし、できた生態系は、外界との接点がないといずれ崩れていくとわかっていた。だからこそ、手放しで任せる部分を強制的に作ろうと思った。


それが、自分の次の成長につながると思ったから、自分の表現と、あの子の表現を混ぜ流ことにしたよ!今までずっと避けてきた、挑戦だと思う。




外の世界

画像6

私はいつも、外の世界に行きたがった。今いる場所じゃなくって、少し遠い場所。

外には、魅力的なまちがたくさんあった。生きた人がたくさんいた。

生きている人たちは、自ら選ぶ強さを持っていた。


そんな生命力に溢れた表情は、田舎でしか見れないのかと思っていたけど、都会でも田舎でもない中途半端なこのまちで、もしかしたら見れるようになるのでは、と思っている。


そう思うようになったのは、思い入れのある場所が初めて出来たから、だと思う。

この一年で、日常の一部となったカフェがある。みんなの暮らしの中に馴染んだその空間は、今いる世界を見つめ直すきっかけになった。


顔が見えて、繋がっていく実感があって、このまちが生きていると思った。

同じ景色なのに、前より色づいて見えたのが、恋をした時の感覚みたいで面白い。



キーワード

本、食、ことば、暮らし、窓、景色、台所、薄暗い照明、衣服、絵、発酵、新聞、暮らし。文字に起こせばどこにでもあるものになってしまうけど、ここに住む一人ひとりの日常が混ざり合った時、やっとかけがえの無い場所になる。


顔の見える繋がりは、このまちへの愛着へそのまま繋がる。

画像5

今そばにあるものや、ここにいる誰かより、今知らないどこか遠くの世界へ憧れてしまう私は、地元のことは何も見えてなかったし、関心ゼロ。

だけど、暇さえあれば立ち寄っちゃう大好きなカフェが出来たり、平屋での繋がりの中で、このまちも生きているんだと、そう強く感じる1年間でした。


昔ながらの小さな平屋で始めた月末マルシェは、そろそろ一年が経ちます。地域の方に少しづつ馴染んで、みんなの表現活動にポジティブに作用している様子を感じ、すごく嬉しいです。

きっと出会わなかったであろう人と、ずいぶんと仲良くなって、日常を共有することで、毎日が明るくなりました。きっとみんなそうだと思う。

お酒飲むくらいしかすることがないって言ってた常連さんは、いつの間にかくるみボタン作家になっている。一年前から今にかけて、ゆるやかに生きたいように、みんなが過ごせてる気がする。


何かを買わなくても、コーヒーを飲みながらソファに座る。

いつの間にか知り合いになって、「また来月も来ます」とか、近くのカフェがあることを知った人が、そこに寄ってから帰ります。とか、逆もあったり。


散歩が趣味の方が何気なく撮る、空とお花の写真になんとも言えない魅力があって。偶然出会って、何気ない会話から知ったその人の小さな表現は、誰かの今を豊にしてくれたりするんだと知りました。



知ることから始まる。だから、知れる環境を作る。

画像5

本を読むと、知ったつもりで何もわかっていない自分を知る。

やっとわかる。

わかった時には大きな後悔が残るけど、それでも、いつも知ってよかったと思う。もっと早く知りたかったとは思うけれど。


味噌作りをしたり、発酵について学んだり、シミがついて着なくなった服を染めてみたり、金継ぎをしてみたい人がいるならそれもしちゃったり、暮らしを体感する、そんな空間を作りたい。


目には見えない場所にある、大きな仕組みに依存した今より、等身大の暮らしをみんなで作っていく方が、きっと豊かであれると思うから。


やりたい人がやりたい時に、やりたいだけ、やれる場所を作る。

そこから広げていく。


人と話すと、人の笑顔を見ると、ほっとする。なんだか、それだけで今日1日に満足する。そういう、単純なものなのだと思う。

だから、つながりは大切だ。このまちを、もっと生きた場所にしたい。


そして、これから

画像5

この話は、これから平屋をdiyして、小さな暮らしを体現してみようという話なんですが、昨日、私は思いました。

よし、クラウドファウンディングをしようと。

クラウドファンディングとは、群衆と資金調達を組み合わせた造語である。不特定多数の人が、誰かのアイデアに共感・応援し、支援する仕組み。ソーシャルファンディングとも呼ばれ、日本語では「クラファン」と略されることもある。


友人のプロジェクトに協力する中で、なんとなくの肌感や知識はついているし、自身もいろんなものに支援をしてきたので、面白くてなじみ深いサーービスだなと思ってます。ただ、自分主体のプロジェクトをこうしてスタートさせるのは初めてで、クラファンをしようなんて言う頭には本当に全く全然驚くほどなりませんでした。(うるさい)

じゃあなんで、クラファン しようと思ったのか。

それは、今回のプロジェクトに自信を持って、価値があるものだと心から言えるからです。中途半端に完成させるのではなく、一人一人と話して向き合いながら、みんなと作っていきたい。そして、ちゃんと残していきたい。


近くの人はもちろんですが、クラファンを通してこの計画を知る人はきっと多いだろうなと。思いに共感してくれたり、出来上がることを楽しみに思ってくれる方ときっと新しく出会える。(そうなったら嬉しい!)


頭の中でバァーッとそんな考えに落ち着いたので、クラファンをやろうと決めました。どうなるか分からないし、不安もそのうち出てきそうだけど、きっと上手くいくだろうと。これから、しばらくの間はその計画練り練りタイムにします。


目標金額は100万円弱。(用途は、本やその他商品の購入費、平屋修繕費、3ヶ月分の維持費、など)

時期的には、今年から来年を跨いで挑戦する予定です。


うぉ〜文字に起こすと俄然やる気出てきた。計画ねりねりしなければ!!



私の話

画像7

ずっと喋り続けてごめんなさい。これから、「協力したい」「一緒に作りたい」と伝えてくれるかもしれない誰かに向けて、私の特徴を話そうと思います。

リサーチ力がある。(情報が好き。)周りの人よりも、情報を得る範囲が広く、それを判断するスピードも速い。その上で、意外とシビアに取捨選択してると思う。
一歩目が怖くない。気になったら飛び込む。基本、世界を信じてる笑
継続性、計画性に難あり。鍛え中。(これは、ゴール設定さえちゃんとして、自分で納得して行動していれば頭の中で正確に道筋を描けると気づいたので成長。)
圧倒的に編集能。何しててもどんな内容のことでも、誰にどう見せるかどう見られるか、を無意識に判断してる。その瞬間に夢中になる反面、そのシーンをどう切り取るかで頭は回ってる。
発信に力注ぎたい。なんと言うか、現状の考えが変化するのは当然として、その過程も全部シェアしていきたい。後に振り返るのが楽しいってのもあるけど、アイデアはどんどん共有してた方が、より良いものを作れると思うから。それに、伝えなきゃ私がどんなことしたいと思っているか知ってもらえないし、毎日全員と会えるわけじゃないから離れたところにいる誰かやこれから出会う人へ、届けたい。だって、ドンピシャで刺さる内容かもしれないんだから、そう思うとsnsで言葉を並べない理由が私にとっては、ない。どうせ未完成で当然だから恥ずかしさはゼロ!
相手に委ねる。これは大きな強みでもあるし、コンプレックスです。でも自分らしくて、好きなところ。相手に選択を強制するのではなく、ただそっと、選択肢を提示する。自分も他人も成長途中という意識が強めだから、知ってもらうために発信するし伝える。でもその後、選択のタイミングは相手へ任せる。


簡単に説明するなら、赤ちゃん。好奇心旺盛、博愛、本質を見抜く、編集能、発信、ときめき、赤ちゃん。その他は募集しますわ。なんかあります?


と言う感じです。ほぼ私の全て!!大公開しちゃった!!


というわけで、第一回目のイベント決まりました。

画像8

私はこのまちで、しばらく暮らす。その中でやりたいこと、頭の中で描いていることを、ここに書いてみました!そして、それを直接伝える機会を設けていただきました。(嬉しいなああ〜!!!)


この一年間、このまちで共に過ごした皆さんへ、そして少し離れた場所で、目指す未来へ一緒に歩いているあなたへ

私は今こんなこと考えてます。というお話をします。


11/6(土)16時から、17時半ごろ

「このまちに感じる可能性」について、おしゃべりします。

@alalmyhomecafe にて、店主のゆりさんと!

ヴィーガンクッキーと珈琲を用意して、お待ちしています。

少しでも興味を持ってくださった方は、ぜひお越しください○

現在の活動につながる今までのお話、そしてその上で、これからどういうことをしていきたいと思っているのか、話します!



今回は、何か一つの話題についての勉強会、というより、現状の考えを共有してビジョンを話す、ゆるうううういお話し会になります!なのである意味、決起会っぽくなりそうで楽しみにしています。笑


このまちで行う、今回のような小さなイベントは今後も継続していく予定で、次回以降は例えばヴィーガンについて学ぶ会だったり、誰か他の人が学びたい内容をみんなで話したりする、小さなワークショップが出来ればいいなと。気になる映画の上映会をしたり、味噌づくりなどの食や暮らしにそのまま活かせることを、じわじわやっていきます。みんなやりたいこととか知りたいことあったら、なんでもしちゃいましょう。(話しましょう!)



という、ひとまず言語化した、というものでした。アイデアで終わらせない。じっくり熟成させながら、みんなの生活の中で発酵してゆけ〜。


____

最後までノートを読んでくださった方がいれば、ありがとうございます。

知らなかったけど、これコメント機能あるんですね!いいねだけでめっちゃ嬉しいですが、何か思ったことや気になることがあれば、コメントくれると嬉しいです。もちろんsnsでも!


ではでは。

いいなと思ったら応援しよう!