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今朝、ベッドから出る時に考えていたこと。

君の寝顔をもう見たくないって言ったら、
君はどんな顔するだろう。


わたしだけ先にシャワーを浴びて
服を着て、
珈琲を淹れる。



君がいるけど、わたしは一人だ。
それが好きなんだ。


君の求めてるものに答えられる訳ないのに、我儘な話だよね。






すぐに忘れるだろうと思って、殴り書きした日記。

君にだけの気持ちじゃないんだけど
でも、この気持ちに嘘は混じってなかった。


君の特別だけ奪って
わたしの全部を曝け出して
受け止めさせてばかり



寝顔を見て、幸せだなって
そんな朝はもう来ない


君の悲しそうな顔にまだ慣れないけど
さよならしたくなっている


ふざけんなって言ってしまえたらな。


何度も思ったけど「そっか」で済まして
全部、抱きしめて見せた



過去の恋愛を振り返ってばっかだったね、君は。


テーブルの上に缶ビールとコンドーム


誰かが歌っているのが聴こえて
軽率に泣いてしまう。


もう全然涙は出ないけどね
この部屋から出ていくのは、わたしだし。


置いてくわけじゃない
むしろ手を引いて行きたかった


でもね多分、わたしにはそんな力がなかったし
覚悟みたいなものも、まだなかった



「あれ。このセリフ、2回目だ。」


最初から恋じゃなかったのだから
冷めることも無ければ
愛に変わるわけもなかった


わたしが描く未来に、君の姿は見えないから
嫌われたっていいよ なんて言いながら
馬鹿みたいに優しく、腕を払った。


わたしが近づいて 見つめて
抱き寄せられるように仕向けた、恋


別に嫌いになったわけでもない
けど 好きじゃなかった




本当は気づきたくなかったけど
君の方でしょ 熱くなりやすいのは


幸せになって

不器用な君のその微笑みは好きだから




最後まで許さないでいて
わたしのこと

ずっと許さないで




君の特別だけ奪って
わたしの全部を曝け出して
受け止めさせてばかりいた



寝顔を見て、幸せだなって
そんな朝は来なかった


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