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〈カメラ初心者〉おいしそうにご飯の写真を撮るための5つの秘訣


私は、これといった特技がないのがずっとコンプレックスでした。

「あなたの特技はなんですか?」と問われれば

「うどん作りです」の一点張り。
うどん県民なのをいいことに、うどんなんて4回しか打ったことないのに、大学ではこれを特技だと通してきました、そんなやつです。

でも、高校の頃からどこいっても褒められることが1つだけあります。


それは、美味しそうにご飯を写真を撮ること。(笑)


正直これ、めっちゃ嬉しかった!!!
自分はご飯の写真とっただけなのに、作り手や一緒にご飯食べた友達の喜ぶ顔が観れた時、初めて生存価値を実感できました。(笑)
私こそ、みんなにありがとうと言いたいです。


でも、よく「おいしそうに撮るコツとかあるの?」とか聞かれるのですが、カメラも超初心者だし正直わからないのです。強いていうなら、愛なのかな?(うるさい)

いうてますけど、
せっかくnoteを始めたことだし、私がご飯写真を撮るとき普段考えていることをまとめてみたいと思います。


〈私がご飯を撮る理由〉

そもそも、私がご飯の写真を撮り始めたきっかけをお話しします。

中学生になってくらいからかな
家族で食事を囲む瞬間や、美味しいものを食べたときの感動が幸せすぎて、
その瞬間が過ぎた後も、その幸せをもう一度噛み締めたい。

という食いしん坊っぷりから、じゃあ写真に残せばいいんじゃん!と思ったのがきっかけ。
撮った写真は寝る前に眺めて幸せを反芻し、その日の疲れを癒します。

そうしていくうちに、その美味しいご飯を作り手の情熱や愛を知り、彼らにもっともっと感謝したい、もっともっとみんなに魅力を届けたいと思うようになり、SNSで写真を発信するようになっていきました。


〈おいしそうにご飯を撮るための5つの秘訣〉

ネットで検索すれば、うまい撮り方のテクニックはすぐに出てきます。
よく言われるのは、
・自然光を利用する
・被写体は中央からずらす
・後ろに関係のないものを入れない
・マクロで撮る

とかですよね。確かに、自分の褒められる写真も、それには当てはまる感もあるんだけど、、、
でもなんかしっくりこなかったんですよ。


私が思うに!

一番大切なのは「写真を通じて何を伝えたいのか?」だと思います。
そのメッセージによって、撮り方も全然違っていきます。


ですので、久保的メッセージ別にそれに伴う撮影法をご紹介したいと思います。ちなみに、私が使っているカメラは、ミラーレス一眼nikon1 J5と一眼レフnikonD5300です。

〈目次〉
1.シズル感 (接写と自然光)
2. ご飯と作り手 (シャッタースピードあげる、手)
3. ご飯と食べ手 (お箸、食べかけ)
4.ご飯のストーリー (ありのまま、背景)
5. 視覚的美しさ (余白の意識)


1.シズル感

ご飯を目の前に運ばれてきた瞬間から、目がきらめき、「うんまっっそーーーー!!」って自然と声が漏れ出すような、そうあの唾液分泌量が溢れてくるような、そんな感動を届けたいときにはシズル感を!

できるだけご飯の立体感とツヤが伝わるように、接写で自然光を生かしながら撮るようにしています。


2.ご飯と作り手

料理の躍動感や臨場感を伝えために、シャッタースピード上げます。奇跡の一瞬を逃してはいけません。
そして、作り手の愛を表現するためには、彼らのあの美しい手を欠くことができません。ですので、事前に撮影許可の確認を。

3.ご飯と食べ手

美味しいご飯は、食べてなんぼ。
食べる様子を表現するために、簡単にお箸や手を入れてみたり、あえて食べかけを撮ったりします。
人の存在と欲望がもろに現れていて、色気を感じます。


4.ご飯のストーリー

いつ、どこで、だれと、どんな風にご飯を食べたか?その時の空気感は?どんな感情が芽生えたのか?
つまり、ご飯を食べた時のストーリーがふぁっと広がるような感覚を表現します。そのために、ご飯の背景の範囲を増やすのと、写真の露出も無理やり変えず、できるだけその時の時間帯や場所によるありのままの光に生かします。

・雨の日にトースト

・昼過ぎの焼きおにぎり


人と囲む食卓は、暖度を上げて温かみを表現


一人の飯は、露出度下げて影を入れ、少し寂しさや切なさを表現


5.視覚的美しさ

ご飯の美味しさや暖かさよりも、無機質な美というイメージかな。
結局「これこそが、美だ...!」という撮る人の美的感覚に素直に撮りましょう。
私は個人的に、余白と円が好きなので真上から撮ることが多くなってますね。


〈結論〉

5つの秘訣ってテクニックみたいに言ってみたけど、正直これが正解なんて絶対ありえないなあと感じました。

その場のご飯の環境、そして人が感じるご飯の幸せも、十人十色。

だから、写真の撮り方だってその時と場によっても、人によって違って当たり前です。


要するに私が言いたいことは、

変な理論やテクニックに惑わされず
自分の大切にしたいことに耳を傾け
自分の好きなように撮るのが一番いい!

きっとそうだと思います。

知らんけど(笑)



今日もお腹すきました。

おわり。

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