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#442【敗者のゲームこそ 確実に勝利する道!】

【 敗者のゲーム 】
チャールズ・エリス著は、

投資についての
世界的ロングセラーです。

その中にも書かれていますが
アマチュアの投資家は

「 大きく勝つ投資 」よりも
「 ミスして負けない投資 」

を推奨しています。

株式の短期トレードに
大きく投資せずに

インデックスファンドなどの
投資信託で

コツコツ定期的に
積み立てていくほうが

とくに、投資の初心者には
ぜったいにオススメだと
言われています。

このことは
投資の世界のみならず

会社経営やスポーツでも
おおいに当てはまることです。

=====

わたしは家で
家族と卓球をしています。

食卓にネットを張った
簡易の卓球で、

まさに
アマチュア中のアマチュア
です。

わたしは
家族の誰とプレーしても
まったく負けませんし、

家族からは
いつもブーイングです。

理由は
「 たいして上手くないのに
なぜ負けないんだ? 」
ということ。

たしかに
スマッシュもほとんど
うつことはないし、

特別、すばやくて
素晴らしい一撃も
まず放つことはありません。

ただ、たんたんと
なるべくミスをせずに

確実に打ち返している
だけなのです。

対戦相手は
それにシビレを切らして

スマッシュを放ったり
トリッキーなプレーを
仕掛けてきますが

しょせんはアマチュアなので
かなりの確率でミスします。

つまり
わたしの得点の大半が

相手のミスに
よるものなのです。

これが
アマチュアではなくて

少なからず卓球に
慣れている人相手だったら

素晴らしいスマッシュの
連続で

わたしなどは、たちどころに
負かされてしまうでしょう。

=====

たとえば
クルマの運転なども
同じです。

わたしは、これまで
30年以上ものあいだ、

クルマの事故らしい事故は
一度もありません。

クルマ好きですので
愛車を傷つけないように
気をつかっていることも
理由ですが

やっぱり
無茶な運転をせずに

基本に忠実に
安全運転をしていることが
一番かなと思います。

もちろん
極限の状態にあるような
サーキットでのレースに
出たとしたら

たちどころに
予選落ちでしょう。

=====

会社経営でも
同じことです。

長年、経営している社長は
アマチュアでも素人でも
ありませんが、

経営での失敗は
その大半が

経営の原理原則を無視した
ミステイクや

身の程を知らない
過剰な設備投資や
背伸びです。

逆にいうと
一部上場するような
大会社を目指すのではなく

着実に成長していく
中小企業を経営していくなら

さきほどあげたような
「 敗者のゲーム 」と同じく

ミスしないで
コツコツとやっていく
着実で堅実な経営を
目指していくべきでしょう。

「 そんな弱気なことでは
会社を大きくできない! 」
と思われるでしょうが、

会社経営は
つねにリスクのカタマリです。

イケイケ・ドンドンで
会社を大きくしていって

環境の変化などで
業績がドーンとさがって

倒産のうき目にあう。

それよりも
社長や会社の現在の実力を
よく理解して

相応の成長をめざして
リスクを調整しながら
コツコツやっていくこと。

どちらがいいかは
考えるまでもないですね。

「 敗者のゲーム 」は
弱い者は弱いなりの

「 負けない戦い 」の
仕かた、そのものなのです。

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