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書評#4 冷静と情熱のあいだRosso
「冷静と情熱のあいだRosso」江國香織 著
Bluより読みやすいのは順正に対する言及が比較的少ないことと、自分にとって異性を描いているものだからか。そう考えるとBluに感じた鬱陶しさには同性の考えることへの共感性羞恥も含まれているのだろう。
淡々と生活しているのは過去を忘れていないことを忘れるため。忘れられない恋だったというのは2人に共通することだけれど女性視点のこちらの方が落ち着いている。
書評#3 冷静と情熱のあいだBlu
「冷静と情熱のあいだBlu」 辻仁成 著
こんな大恋愛をしたい!という妄想を詰め込んだ小説。昔のことを引きずることはあるけれど、これは引きずりすぎていて少々鬱陶しい。あまりに過去を思っていて気持ち悪いくらいで、21世紀は2001年からで、そういう細部が気になって仕方なかった。結末が知りたくて読み進められたようなもの。
一方で修復士、絵画、芸術に関しては知らないことだらけで、そんなものがあるのかと