書評#4 冷静と情熱のあいだRosso

「冷静と情熱のあいだRosso」江國香織 著

Bluより読みやすいのは順正に対する言及が比較的少ないことと、自分にとって異性を描いているものだからか。そう考えるとBluに感じた鬱陶しさには同性の考えることへの共感性羞恥も含まれているのだろう。

淡々と生活しているのは過去を忘れていないことを忘れるため。忘れられない恋だったというのは2人に共通することだけれど女性視点のこちらの方が落ち着いている。どちらかというとこちらがBluであちらがRossoではないかと感じるがどうだろう?

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