園田浩司

研究員、非常勤講師(大学)。世界の文化を体験的に学ぶワークショップ「マナラボ 環境と平和の学びデザイン」のサイエンス・コミュニケーター。カメルーンの狩猟採集民バカの子ども達の学びについて研究しています。主な著書に『教示の不在』(2021年、明石書店)。
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『教示の不在』――「教え-教えられる関係」を問い直す

 「教示の不在」とは、学習者が自分で学びを達成するために、教示者が意図的に教えない態度や振舞いのことです。アフリカ中部の熱帯雨林に暮らすカメルーン狩猟採集社会バ…

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安心して考える時間

授業では、教師や生徒といった、社会的属性ではなく、一人の人として見ることができるかどうかの人的属性(つまり、その人らしさ)にこだわりたいものだ。その人とわたしと…

3か月前

卒論も、だれかのために書いてください

いま、卒業論文の書き方についての指導内容をまとめている。哲学者で小説家のウンベルト・エコが『論文作法』の中でこんなことを言っているのを見つけた。 「ある術語(筆…

9か月前

質的調査とは、その人を生きてみるための道具である

「自己変容」は人類学でよく用いられる言葉で、フィールドワークをする目的や、そもそも人類学の存在意義として理解されている。自然科学は客体と主体とを切り離し、「他者…

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認知的な側面から見た人と自然の相互作用ーー狩猟採集社会の子どもたち

人と人との関係(社会関係)が、自然環境によって影響を受けるとすれば、どのようにして受けるのか。『教示の不在』本では、アフリカの熱帯雨林で狩猟採集をする人びとはど…

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身体感覚から出発するグローバリゼーション

歴史学者リン・ハント(2016)は、従来グローバリズムはとりわけこの30年間に起こるモノ、ヒト、サーヴィス、価値観の、西欧から非西欧社会への流入だと捉えられてきたとい…

9か月前