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自然と人と文化が共存できる社会  祇園祭りと夏~自然を感じる、豊かな暮らしを体験~          

 自然と人と文化が共存できる社会

日本の伝統文化の継承者という視点で
環境問題と向き合ってきた我々は
サステナブルな社会の実現を目指す「SDGs」に
つながる活動に取り組みます。

KYOTO Sustainable Networkのメンバー(一部)

現在のメンバーは代表の華道・池坊専好
華道・笹岡隆甫、ガラス工芸・石田知史、箏曲・大谷祥子、造園・小川勝章
酒造・佐々木晃、和菓子・鈴鹿可奈子、陶芸・諏訪蘇山
日本料理・園部晋吾、小鼓・曽和鼓堂、音楽・津田佐代子
銘木・中川典子、能楽・橋本忠樹、京友禅・羽田登喜、漆芸・三木表悦

事務局「山ばな平八茶屋」(京都市左京区)

今回、私たち京都の伝統文化継承者は
それぞれ分野が違いますが一つに集まりした。

6月30日 会議の様子(山ばな平八茶屋 大広間)

みなさんにまるで開かれた学校のような形で
すべての人が平等に学び、考え、成長できる機会を
提供できればと思います。

今という時代が直面している課題を
「自分ごと」にとどまらず
「みんなごと」にしていく。
そんな活動にしていきいたいと思います。

リモートで会議に参加するメンバー

◆1回目の活動は
       文化庁「子供たちの伝統文化の体験事業」
             祇園祭と夏
       ~自然を感じる、豊かな暮らしを体験~

・7月16日(土) 季節の移ろいを感じる暮らし  場所:佐々木酒造
・7月18日(祝) 自然を取り入れた豊かな暮らし 場所:啓明商事
・7月23日(土) 暑い夏に涼をとる暮らし    場所:山ばな平八茶屋
 15名が3班5名ずつに分かれそれぞれ行います。
                       https://ksn16.peatix.com

祇園祭山鉾巡行で注連縄切りに向かう長刀鉾と迎える高橋町の方々

祇園祭は毎年7月1日から31日まで行われる八坂神社の祭礼です。
今から1150年以上前、疫病の退散を願い、始まりました。

八坂神社の神様をのせた3基の神輿

今年はコロナ禍(疫病)で中止になっていた山鉾巡行が
3年ぶりに行われます。

現代の「動く美術館」と言われる山鉾巡行
京都の夏の風物詩となっています

京都に生まれ育った私たちは「祇園祭と夏」と題して
子供たちに
「自然を感じる、豊かな暮らし」
を体験してもらいたいと思っています。

華道家元池坊 次期家元 池坊専好

こんにちは。
池坊専好です。
この度、KYOTO Sustainable Networkの代表を務めさせて頂きます。

私は花展への作品展示やイベントでのパフォーマンスなど
いのちをいかすという精神に基づいたさまざまな活動を行っております。

東京花展 コチョウラン「Blue Gene」を用いた作品

最近では、オランダで開催中の
「アルメーレ国際園芸博覧会(フロリアード2022)」において
作品展示もいたしました。

アルメーレ国際園芸博覧会 作品

昨今、気候変動などの影響を受け季節は不順となっています。
私たちも慌ただしいサイクルの中で
季節の移ろいを感じる間もなく
日々過ごしているように思います。

伝統文化であるいけばなは
豊かな自然から育まれた情緒を持つことで
存続してきました。

自然と共生すること
持続可能な社会を目指すことなど
先人が培った知恵や文化が再度見直されています。

激動の時代にある今こそ、伝統文化の価値や役割について
それぞれが原点に立ちかえることで
現代の暮らしをより豊かにしていけるのではないでしょうか。

自然や文化に寄り添った暮らしの在り方について
皆さんと一緒に考え
そして発信していければと思います。 

自然と人と文化が共存できる社会へ
KYOTO Sustainable Network



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