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オートエスノグラフィックな何か

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オートエスノグラフィを書くための断片です。
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2024年4月の記事一覧

『東京の家の家賃』

『東京の家の家賃』

auの手違いで、135000円くらい、余計に引き落としに遭っていたことが分かったのだけれど、それって、東京の家の1ヶ月分の家賃。2DKで、一部屋はエスクが使っていて、一部を負担してもらっていたが、エクスも渡航するので、私の全額負担になってて、それを昨年の3月から解約したいと、助けを求めていたけれど、エクスにも、近所の友だちだと思っていた人たちにも、秘書さんにも、なぁなぁにされたまま、片付けられたの

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『酷い目にあっていた家の話1』

『酷い目にあっていた家の話1』

ビクトリアの家を追い出されることになり、実は初めから、結構大変な思いをしてして、一週間とか、着の身着のまま逃げたのは、4回とか?

最初に、パスポートを日本に送っていた時に、荷物を受け取るのに住所を借りたら、不在票が入っていて、こちらでは再配達はないので取りに行かないとなんだけれど、名前を貸したルーミーは、その不在票を見て、悪態をついていた。私は怖くなって、一緒に部屋にいたデートしてた相手に確認し

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“Finally, I came back home”

“Finally, I came back home”

イベント最初の、大きなサークルになっての自己紹介で、皆んな、エモーショナルになったり、バルネラブルになったり、思う存分取り乱せよと、アドバイスが挟まった。その次が私。

「私は今、ものすごく心配して、不安で、バルネラブルなんだけれども、それは、この空間が、自分が2000年くらいにオーガナイズしてた、ウーマンズウィークエンド東京と呼ばれていたイベントそのまんまで、昨年夏にトランジションしたら、その時

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"East Coast-style Dyke Healer from Tokyo, now in the West Coast, with Ainu heritage”

"East Coast-style Dyke Healer from Tokyo, now in the West Coast, with Ainu heritage”

不思議なことが、まだまだ起きている。

ブーツの中の皮の上に塗っているペイントが剥げていたのでブーツは売れなくて、黒のジャケットも何故か売れなくて、黒のジョーゼットも肩のレザーが剥げていたので売れなかった。でも、それらを着ると、まるで、きちんとコーディネートして準備した衣装みたい。

しかも引越しで必要な物以外は売りに出して、ミニマムに手元に残した他のものは、もう運んであった。最後の最後に片付ける

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2024/04/26 ご報告

2024/04/26 ご報告

もちろん、私の聞き間違いかも、ですよ。

他のローヤーは、不法就労したら、永住権取れないと言うだろう。警察に捕まれば、犯罪証明に残るだろう。でも、それは通常の移民の場合。そうなったら、難民しますと言えばいい。それまでは、売春しようが何しようが、金をかき集めて、学生ビザを取り、学位取り、就職しなさい。その方が、あなたの将来のためだから。2年はカナダから出られないし、4年は帰国できない。今は二度と帰ら

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『Everything Inbetween』

『Everything Inbetween』

シスストレート世界は、正しいか、間違っているか。真偽。

レインボー世界は、やりたいか、やりたくないか。好き嫌い。

ここまでは、どちらも、アカデミアの中、あるいはアカデミアと共にあった。つまり、権力と共にあった。加えて、答えは、0か100。白か黒。

スピリチュアル世界は、中庸。50%正しく、50%間違い。50%やりたくて、50%やりたくない。50%は好きだけど、50%は好きじゃない。半分くらい

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危機感

危機感

率直に書けないことも多く、危機感が伝わりませんが、あるいは、秋から訴えていて、みんな飽きたんでしょうが、私が諦めないのは、諦めることが、性的虐待やレイプやイジメをしてきた人たちに、殺されることだからです。しかし、私のように訴えても助からずに死ぬ人は沢山いますから、私も見殺しにされ、自分のせいだと言われるんでしょう。

こちらは、サンドイッチ買ってコーヒー飲んだら20ドルです。日本では、800円くら

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『I changed my mind』

『I changed my mind』

正しい人と繋がり、正しくない人からは、遠ざかることにした。それは、日本的建前の言い方で、バッサリ切ることにした。

これからの標語は、See your own mess.

自分の問題は、自分で解決しなよ、ってこと。

無理するのは、やめる。前向きなことだけする。不義理もかまわないし、恩も返さない。人のせいにされない。つまり、私のせいにされることを引き受けない。

その象徴として、ドッグマスクを手

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『何か持ってる』

『何か持ってる』

「何か持ってる」と、それなりに、よく言われる。しかし「何か持ってる」とは、何か、よく分からなかった。

先日、NPOのいつものミーティングの初めに、男性関連の別のNPOの紹介のセッションをやっていた。私は、またまた行ったら始まったんだけど、その時は、ほとんどの参加者が男性的だった。つまり、シスメンかトランスマスキュリンか、類似の何かってことね。そんな偏りは通常生じないはず。だから、私は、「皆んなは

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『帰りたいけど、帰れない。殺されるのが分かっているから』

『帰りたいけど、帰れない。殺されるのが分かっているから』

ずっと、日本の人とやり取りしても、こちらの日本出身者を含む誰とやり取りしても、どうしてもピントが合わせられないことがあり、しかし自分でも、それがなぜかキチンと分かっていなかった。しかし、やっと分かった。私と、殆どの人の認識の違いこそが、決定的に重要なのだ。

まず、結論を先に述べる。その認識の差異とは何か。

私は日本に帰れるものなら帰りたい、でも帰ることができない、こと。何故なら帰ると、行き着く

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『性別が自己決定であるとはどのようにしてか』

『性別が自己決定であるとはどのようにしてか』

これは、本日、2024/04/17に経験した例である。

1. HIV関連NPOは、基本的にゲイ男性により運営されている男性向けの組織で、フェミニスト女性が主体の女性向けとは、ジェンダー別に棲み分けされている、というのは日本でも同じだろうか。しかし、両者の利用者は、アイデンティティで分けられる。もちろん。

2. 私は最初に行ったところで、女性向け組織を紹介されていたのだけれど、行かないままだ

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『ゲイシャ(オートエスノグラフィックな何か36)』

『ゲイシャ(オートエスノグラフィックな何か36)』

私が学生時代にしていた仕事は、英語ではエスコートと呼ぶことも可能だそうだけれど、直訳可能なワードがない。由緒正しい言い方では、ゲイシャ。ゲイシャって、古典を唄えて古典楽器も弾けるキモノを着て古典を踊るダンサーなので、私はそんな上等では、もちろんなかった。打楽器持ってカラオケしてチークやボックスダンスくらいは出来たけど。しかし、それもまた日本の伝統芸能である。

基本的には、隣に座って一緒に酒を飲む

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