“Finally, I came back home”
イベント最初の、大きなサークルになっての自己紹介で、皆んな、エモーショナルになったり、バルネラブルになったり、思う存分取り乱せよと、アドバイスが挟まった。その次が私。
「私は今、ものすごく心配して、不安で、バルネラブルなんだけれども、それは、この空間が、自分が2000年くらいにオーガナイズしてた、ウーマンズウィークエンド東京と呼ばれていたイベントそのまんまで、昨年夏にトランジションしたら、その時の皆んなは、人生から消えたから。」
本当にそうだったんだけれど、タイミングも、つかみはOKとは、このこと。皆んな、めっちゃ同情して、共感してくれて、同じ経験をシェアしてくれ、ハグしてくれて、話しかけれくれて、暖かく迎え入れられて、一気に溶け込んだ。
可能なだけ会場にいたけれど、沢山の、私みたいなリサーチャーに会って、エンパワメントされた。一人で座ってると、必ず誰かが話しかけてくれ、テーブルに呼んでくれて、車で送ってくれて、そうしながら、色んなことをシェアした。
何か起こると、オーガナイズしてる人たちと同じ反応をするので、それもまた興味深がられ、同じようにトラブルも起こすから、馴染み方も半端なく。
最後の日の最後。サークルになって、皆んなで一言ずつ感想を話す場で、皆んな、それぞれ、話しながら、聞きながら、どんどん泣く。皆んな、めっちゃエモーショナル。
イベント中も、皆んな取り乱す。帰ってしまったり、キャンセルしたりも当たり前。みんな体調不良や問題を抱えながら、無理やり生きてるから、当たり前。これぞ、ウーマンリブの取り乱し、である。私も、日本でも、そういう空間が大好きだった。
追い出された家で、最後に取り乱したら呆れられたけれど、それこそ、マイピープルではない、ということの証だった。
話を聞いている間、私が泣くので、昨日家まで送ってくれたSが肩に手を回してくれて、彼女の肩に頭を乗せたまま、皆んなの話を聞いた。私が一言のトリになった。たまたま。
"Thank you to A, organizers, volunteers, and everyone. My journey has been long, crossing the Pacific Ocean around 10 times. But I finally found the B, and I feel like coming back home. Thanks to Japan, kicked me out!"
皆んな、共感して、オーバーアクションで反応して、最後に笑い、イベントBの代表Aがすかさず、“We got you!” と言ったのに、私が両方の親指を立ててイイねをして、チャンチャン、とイベントは終わりました。
本当に素晴らしかった!
私の人生や、起こる出来事は、しばしば「映画みたい」と形容されてきたけれど、ホントにね。誰得罰ゲーム人生、結局俺得。である。
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