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梅干し食べて夏を乗り切る

今日は昨日よりも もっと暑くなりました。

「こんな急に猛暑になると、とたんに夏バテしちゃうよー。」
皆、うんうん頷きます。

りこちゃんと こざる達は、
いつものように皆で一緒に夕飯を賑やかに食べています。

「夏バテしないように、ちゃんと食べないとね。」
「甘いものとか、水っぽいものばかり食べたくなるけど、
食事をきちんと とろうね。」

夏に限らずですが、食べ物が体を作っていますからね。

「りこちゃん、はい、ごはんに梅干し どうぞ。」
「ありがとう。」
こざるちゃんは、りこちゃんが食べやすいように、
梅干しの種を取り除いて、少し崩します。
りこちゃんは嬉しそうにしています。
そして、口に入れて、「ああ、美味しい!」と、にっこりします。

「今日は、梅干しの日なんだよ。」
「そうそう、今朝、ラジオで言ってたね。」
「梅干しを食べると、"難が去る"って言われていて、
それで7月30日なんだって。」
「7月が"なん"で、30日で"さる"なんだね。」
皆、うんうん頷きます。

「りこちゃん、昔、よくお弁当や おにぎりを作ってくれると
必ず 梅干し入れてくれたよね。」
「そうねー。」
「お守りだよって言って梅干しを白いごはんに入れてくれたよ。」
りこちゃんは、ニコニコ頷きます。

白いごはんに梅干し。
とってもシンプルですが、この上なく美味しい組み合わせです。

「今は、ハチミツの梅干しとか甘いものも多いけれど、
昔は酸っぱかったねー。」
「口に入れて、うわー!!ってなったよ。」

そうです、とにかく酸っぱかったのです。

「今年は作らなかったけれど、来年は梅干し作ってみようか?」
「そうだね、梅酒は何度か作ったけれど、梅干しは作ったことないから、
皆でやってみようよ!」
皆、うんうん頷きます。

梅干しは、りこちゃんの知り合いで作る人が数人居て、
あちこちから頂くので、作ったことがなかったのです。

皆、夕飯を食べ終わったようです。

「じゃあ 食後のお茶、入れてくるね。」
「お願いねー。」

お茶当番のこざる達二人は、台所へ向かいます。

「りこちゃん、最後の仕上げに、梅干し入れてたよね。」
「うん、お守りって言ってね。」
「また食べたいなぁ。」

りこちゃんは、もう料理はできません。
でも こざる達は りこちゃんが作ってくれた料理を覚えてます。
ありがたいことなんだと しみじみ思います。

こざるカフェは、今日もゆっくりゆっくり
のんびり穏やかに時間が流れていきます。

読んで下さって、どうもありがとうございます。
梅干しも この暑い夏に食べると体にいいものですよね。
よい毎日でありますように (^_^)

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