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鳩サブレーの思い出

友人が鳩サブレーを送ってくれました。
鎌倉へ行ったのかと思ったら、行った訳ではなく、デパートで見つけて懐かしくて買ったんだ!と。
同世代の私達が子供の頃から ずーっと変わらない鳩サブレー。
ありとあらゆる種類の美味しいお菓子が存在する今となっては、本当に素朴で地味な お菓子です。
昔と同じ….いや さすがに少しサイズが小さくなっているような気もしますが….どうでしょう?
でも味は同じ、サクサクしているようで ちょっとしっとりして柔らかくて、食べると歯につくので、すぐ歯磨きです。
黄色に白い鳩のデザインの箱、個別包装も変わらず、こちらも地味で素朴です。

今は すぐそこ、という距離ではないのですが、子供の頃は、鎌倉のすぐ側に暮していました。
なので、よく遊びに行きました。
当時もたくさんのお店があって賑わっていましたが、今ほどではなく、もっと長閑で のんびりしたところだったと思います。
私は見ていないのですが、今、放送中の大河ドラマは鎌倉が舞台なので、更に混んでいるのかもしれないですね。

そんなわけで、今日は鳩サブレーを食べながら、ちょっと本を読んで お茶の時間。
小川糸さんの『キラキラ共和国』、鎌倉が舞台の物語です。
テレビドラマにもなったので、ほとんどの方がご存知だと思います。

前作『ツバキ文具店』の続きの物語ですが、主人公の鳩子は結婚して、相手の連れ子の母親になります。
小学一年生のQPちゃんです。
ちょっとネタバレ(読んでなくて、読もうと思っている方はゴメンナサイ)、
QPちゃんが鳩子に送った手作りの母の日カードが登場しますが、鳩子は大喜びするのです。

そういえば私を特に可愛がってくれた叔母も、私が小さかった頃、QPちゃんみたいに、
手作りのカードや手紙、絵をたくさん贈って、迷惑だったろうに いつも嬉しそうに受けとってくれて、
ずーっととっておいてくれて、下手なゴミみたいな絵なのに部屋に飾ってくれたりしたのを思い出しました。

その叔母は勤め先が鎌倉だったので、よく鳩サブレーをお土産にくれました。
今は高齢者施設に入っていて、コロナ禍なのと、ちょっと遠いのとで、なかなか会いに行かれないのですが、
その代わりに 時々、クリスマス、お正月などの折には カードを送っています。
パッと見て分かりやすく楽しい可愛いカード、その季節のものを選んで、名前を書いて、
文章は 分かりやすく短く少しだけ。
伝わっているかどうかは分からず、私の自己満足かとも思いますが、それでも時々、書いて送ります。
あまり頻繁に送ると、今度こそゴミになってしまうので、本当にたまーにですが。
何か伝わってるといいなと思います。

今はLINEやTwitter、mail、パパッとすぐに送ることができる手段がたくさんあって、
その分、手紙を郵送するということが減っています。
それに翌日は届かなくなってしまいましたし…
遠いところなら翌々日でも納得しますが、すぐそこなのに翌日には届かない。
その週のうちに届けるには、水曜日に投函しないと間に合わない。
金曜日が祭日で休みだと、火曜日が締め切りです。
これじゃあ、ますます手紙を書こうという人が減っていくような気がします。

それでも数人、書こうと思いながら書いていない知り合いが2、3人いるので、
頑張って今月中に出そうと思います。


こざるカフェは、今日も ゆっくりゆっくり
のんびり 穏やかに時間が流れていきます。

読んで下さって、どうもありがとうございます。
郵便局はグッズ販売はしなくていいので、メインの郵便事業に力を入れてほしいです。
よい毎日でありますように (^_^)

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