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#1 「毒親」という言葉を知った

久しぶりの投稿です。
大学を休学して以来、「親が子の人生に与える影響」について色々と発見がありましたのでこれからメモ程度に書いていこうかなとー。
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きっかけ

先日、夜に友達と深い話をしていたのですが、
彼女から「毒親」という言葉があるらしい。
と教えてもらいました。

彼女は私が人生で初めて出会った、同じような家庭環境と自分の生き方に苦しむ真の理解者なのですが、
調べれば調べるほど世の中には「毒親」をもって苦しむ人々がたくさん出てきてびっくりしたと。

中には「毒親チェックリスト」なるものもあるそうで、彼女の親には当てはまらないようなところも私の親には当てはまっていて怖かった、言葉悪いかもしれないけど、ほんとあなたの親は毒親だね…。と。

わたしはそれまで悪口としての「毒親」という言葉は知っていました。しかしその後twitterなどで検索してみたら「#毒親」というものがあり、ネット上にも「毒親」に関する記事が多く、そのどれに対しても共感することばかりだったんです。

初めて「毒親」という言葉が、一種のカテゴリーとしても存在することを知ったんです。

彼女が教えてくれたのは、そういう意味で親というものを客観的に捉えた言葉。
世間一般的には、毒と比喩されるような悪影響を子供に与え、子供を支配しようとする親の俗称、のことだそうです。

たしかに。

わたしも彼女も、親から逃れるためにもがいて苦しんだ経験を持っていましたし、暴力的なことはなかったにせよ、人生観・恋愛観・結婚観…その他諸々の考え方・思考・行動の傾向に、深堀れば「家庭環境(特に親)」が必ず関係しているのです。

わたしの思考と行動の全てが、親から与えられた深い傷によって形成されている、つまりは無意識のうちに、わたしという存在そのものが親の支配下にあった、ということを知る恐怖を感じました。
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間違いじゃなかった

◇母が兄へ与える無償の愛と、わたしへ与える対価としての愛という不平等。と、些細なことで苛立つ母の神経質さ。
◇父の幼さと威圧感、子供の人生への無関心さ。
◇そして毎日起こる夫婦喧嘩とそれでも離れることはない両親の奇妙な共依存。

ざっくりいうと。これらがわたしに深く根づき苦しめている原因です。

悲しいことに、わたしは昔から本を読む習慣がなく、インターネットも高校3年生になるまでほとんど触れたことがなく、同じ境遇の人に出会ったことも、「自分の親はおかしい、苦しい」という思いを理解してくれる人にも、出会えませんでした。

でも、
・親が喧嘩してるところは見たことがない
・親の喧嘩はほとんどみない
・親と喧嘩したことない
という友達がほとんどで驚いたことや、

わたしの家のことを話すと「あなたの家に生まれなくてよかった」とか、実際に友人親子の会話のやり取りの穏やかさ和やかさにびっくりしたり。

約19年の実体験を元に、わたしの中では
「わたしの勘違いではない。本当に両親はきっとどこかおかしい。」
と確信をもっていました。

大学に入って出会った例の友人は、同じようにそう思って孤独に生きてきたひと。

そう、孤独なんです。毒親の元で育った子は。

なかなかいい出せませんよね。
世の中の風潮は「親を大事にしろ」「親孝行しろ」「親を尊敬しろ」
そうでないものは悪だ。そんな雰囲気じゃないですか。

わたしだってそうでした。

親がおかしいと思ってしまうわたしがおかしいんじゃないか?
わたしが努力すれば、きっと、いつか、親は変わってくれる!
わたしの頑張りが足りないから親に振り向いてもらえないのだ。

そうやって勉強もお手伝いも、兄より良くすることばかり考えていました。

いつも「親はおかしい」という正直な自分と、
「わたしがもっと頑張れば」という親への淡い期待、そして、世の中の「親を大切にしろ」という圧迫感・責任感の中、孤独に戦ってきました。

でも、いま振り返ってみて、わたし自身を褒めたいと思うことは、
「頑張るのは大学進学で家を出るまで」という期限を設けた
ということ。

18年間あの環境でわたしは頑張った。
それでも親が変わらないのなら、わたしが切り捨てよう。もう自分の人生を見よう。

高校時代に決断しました。

そして大学に入って例の友人に出会ったんです。
わたしの心の底から出てくる思いを無視せずに、正直に持ち続けて、やっと、初めて、孤独ではなくなった瞬間でした。

毒親の元で育った子は簡単には拭えない呪縛にかけられているそうです。
親から心に刺された杭はあまりにも深く自分だけでは抜くことができない、と克服した方が語っているのをみました。

じゃあどうすればいいのか?
呪縛から逃れる最初の一歩、
それは、同じ境遇の人に出会うこと。
そして、お互いの話を共有すること。

だそうです。
わたしはそれを知らなかったのですが、信念を持って進んだ結果、幸運にも同じ境遇の人に出会うことができました。

そして、彼女に出会えたからこそ、2人以外にも同じような境遇の人が世の中にはたくさんいると知り、そして自分の親を客観的に「毒親」と認識することができたのです。
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さいごに

とはいえ、わたしは
この呪縛と一生戦うのではなく、呪縛から逃れることができるかもしれない、と知ったばかり。
いまでも苦しむことばかりです。

でも、わたしのこの経験やこれからの投稿が、いまも孤独に苦しむ同じような境遇を抱える方々にとって、すこしでも発見や安らぎになればと思います。


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