成功する人ほどよく寝ている。最強の睡眠に帰る食生活【ビジネス書レビュー・感想】
この記事は4分で読めます。📚 2022/4更新
今回の記事も自身のアウトプットという目的でのnoteです。
新入社員時から190冊程度ですが読んできた中から、メモを見返しながら書籍の紹介記事を書いております。
本日は最近KindleLimitedで無料で読んだ「成功する人ほどよく寝ている」です。
個人的評価:☆☆☆☆★
amazonカスタマーレビュー☆×4.0
2022/4時点でAmazon Kindle Unlimitedで無料閲覧できます。
1.まとめ
睡眠時間は人間の免疫力や集中力に大きな関係がある。理想の睡眠時間(7~8時間)に足りない場合、集中力や免疫力の大幅な低下やうつ病のリスクの増大に繋がる研究で示されてきた。しかし日本人は世界で比べても特に睡眠を軽視する傾向がある。
その睡眠を改善するには、食事・栄養素が重要なファクターとなる。栄養をベースに睡眠を改善していくのである。さらに、食事・栄養素を活かすためには十分な睡眠の”質"が必要である。
睡眠に悩みを抱える人へ遅くとも2~3か月後には体調の回復を実感することができる。
2.全体の感想
睡眠の”長さ”と”質”に関して生化学的に説いている書籍は世の中に多く溢れていそうですが、この書籍は栄養学との観点を絡めているのが新しい点かと思います。それぞれのパートに書かれていること自体はなじみのある人には新しくないかもしれませんが、入門編として両方の内容に一気に触れることができて良いですね。
書籍について睡眠に関して改善するための対策に触れることはもちろんですが、睡眠不足や過剰睡眠が人間の健康状態に影響してしまうことやそれらに関する研究結果を数多く知ることができるのが個人的には魅力的でした。
3.印象に残る点をいくつか
①眠るほど記憶力が向上する
☆何かを覚えた当日の睡眠時間と記憶力の関係についての研究があり、新たに物事を覚えた日に十分な睡眠を取らないと記憶は定着せず、当日に十分な睡眠をとることでその後も記憶は強化されることが示された。
これは面白いですね。多忙な中で睡眠時間を疎かにして過ごしていると、実際には日々の新しいことをあまり記憶に定着できていないということ。社会人であれば業務に支障が出始めるでしょうし、学生さんの徹夜での知識詰込み型があまり上手くいかない理由に繋がると思います。
②睡眠は認知症のリスクを低減する。
☆ロチェスター大学の研究では、アルツハイマー病やパーキンソン病に関係する有害タンパク質を排出する機能が人間の脳にあることを発見した。その機能は深いノンレム睡眠のときにもっとも効率的に活動し、認知症リスクを低減するのではないかということ。
本文中にこの機能や認知症の原因について深く触れているわけではないので確証を得ていませんが、発症の仕組みと人間の機能から何か新しい特効薬の発見や日常での予防活動に繋がることが期待できる内容ですね。
4.まとめ
睡眠時間は人間の免疫力や集中力に大きな関係がある。理想の睡眠時間(7~8時間)に足りない場合、集中力や免疫力の大幅な低下やうつ病のリスクの増大に繋がる研究で示されてきた。しかし日本人は世界で比べても特に睡眠を軽視する傾向がある。
その睡眠を改善するには、食事・栄養素が重要なファクターとなる。栄養をベースに睡眠を改善していくのである。さらに、食事・栄養素を活かすためには十分な睡眠の”質"が必要である。
睡眠に悩みを抱える人へ遅くとも2~3か月後には体調の回復を実感することができる。
内容は以上です。
頭のいい人の思考方法を体系的にまとめ、事例を交えて説明しています。少しくどい点もありますが全体としては上手くまとめられているかと思います。(学生さん向けかもしれません)
社会人が身に付けるべき目的思考などの考え方は何もこの本でなくとも数多のビジネス書で解説があるのでそちらも参考にしてみてくださいね。
2022/3時点でAmazon Kindle Unlimitedで無料閲覧できます。
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