クラブ別戦力評価#6 川崎フロンターレ
記事編集日:2023年1月17日
みなさん、こんにちは。
本日より、2023シーズン開幕に先立ちまして、昨年も行いました戦力評価を行っていきたいと思います。
すでに、2023年に入り、各クラブが新体制発表、キャンプインなどという状態になってきました。
「クラブ別戦力評価」の第6回は、川崎フロンターレ編です。
評価軸としては、「GK」から「FW」の各ポジション、そして「その他」として監督などのスタッフや継続性を「SS」「S」「A」「B」「C」「D」「E」の7段階評価をしていきたいと思います。
移籍市場
ここまでの、移籍市場の動きを振り返っていきましょう。
画像は、Jリーグ公式の移籍情報ページのキャプチャになります。
考察
例年通り、移籍でのIN/OUTが少ないオフを過ごしました。それも、元々のスカッドが充実しているがゆえの動きです。
主力級の退団としては、キャプテンマークも巻いていた谷口選手がカタールに移籍するというのは非常に大きな動きですが、柏レイソルより大南選手を確保しています。
一方で、大南選手は右サイドバックでの起用も多い選手で、どっちを想定しているかはわかりません。
他にも、湘南ベルマーレから瀬川選手。京都サンガF.C.より上福元選手を獲得するなど、知念選手、丹野選手などが退団した穴をしっかりと埋めていると言えるでしょう。
評価
GK
GKに関しては、昨季も主力であったチョン・ソンリョン選手が今季も健在です。2番手は、丹野選手が退団した穴に、京都サンガで主力であった上福元選手を獲得しています。
「未来」を見据えると年齢的な面はふたりとも若くないため、そこがネックですが、「今季」という観点で見ればJ1主力級のGKを2人確保できている陣容は昨年以上であり、素晴らしいものであると言えます。
J1の主力級が複数名いるということも踏まえ、評価は最高評価の『SS』としました。
DF
何よりも大きな動きは、谷口選手の退団です。
キャプテンマークも巻いていた選手の退団というのは、非常に大きなインパクトを残しました。
一方で、2022シーズンの開幕時はジェジエウ選手が不在であったなどのことを踏まえると、主力CBがいない状況は経験済みです。
大南選手をCB想定で獲得したのか、サイドバック想定で獲得したのかは定かではありませんが、山村選手なども在籍しているのでやりくりができないというわけではないでしょう。
ただ、頼れるDFリーダーの退団は、戦力値という面もありますが、精神的な面でも大きなダウンではあるのでどのように左右するかは見ものです。
サイドバックは、基本的に陣容は変わっておりません。
ワールドカップにも出場した山根選手も現時点では残留の路線であり、そこに大南選手が加わっているというイメージですので、充実の戦力値と言えます。
最後に、評価ですが、CBはマイナス評価ですが、サイドバックはプラス評価でしょう。
そのようなことを踏まえると、最高評価にはしにくいですので、『A』評価にしました。
MF
MFも退団では大きな動きはありませんでした。
川崎フロンターレのイメージとして加入一年目の選手はなかなか活躍がしにくいという印象ですが、瀬古選手やチャナティップ選手が加入二年目になるので本格的な活躍に期待です。
加えて、大島選手、脇坂選手、橘田選手、シミッチ選手、松井選手などが在籍しており、J1でも屈指の陣容といえます。
この陣容を見ると、「J1屈指」という表現が似合うと思いますし、評価は最高評価の『SS』にしました。
FW
FWもあまり多くの入れ替えがありませんでした。
FWのマルシーニョ選手は、継続的に海外移籍の噂が出ていますが、現時点では残留濃厚であり、昨季の主力級の選手が全員残留している状況です。
若手の宮城選手が期限付き移籍で移籍を決断しましたが、その穴には、高校サッカーでも加入した名願選手や瀬川選手がいることを踏まえると問題ないでしょう。
途中出場が多いながらも、しっかりと結果を残す知念選手が鹿島アントラーズに移籍してしまいましたが、サガン鳥栖で8得点を記録したユース出身の宮代選手が待望の復帰を果たしました。
ダミアン選手、小林選手の年齢がベテランなので、宮代選手の活躍が必須になってくるような状態ではあることが懸念点ですが、それでもJ1でも上位の陣容でしょう。
上記のようなことを踏まえて、評価は『S』としました。
その他
鬼木監督の指揮期間が非常に長くなってきており、「川崎フロンターレのスタイル」は完全に浸透してきています。
一方で、「フロンターレのスタイル」を知り尽くしている主力選手の年齢層が上がってきており、五十嵐選手など期待の選手がなかなか試合に絡めていません。
実際に、主力選手を見ても年齢がかなり上がってきており、そういう面でシーズンを通して良いパフォーマンスを発揮できるかどうかというのはまだまだ未定です。
前半部分は完璧にポジティブですが、年齢層ということも踏まえ、『S』評価にしました。
予想フォーメーション
予想フォーメーションは、昨季同様に4-3-3を考えました。
GKは、昨季同様チョン・ソンリョン選手が一番手になると考えました。上福元選手も加入しましたが、フロンターレの独特のスタイルに適応するのに時間がかかるのではないかと考え、このように考えました。
右サイドバックは、日本代表でもある山根選手と考えるのが順当でしょう。Jリーグでは、素晴らしいパフォーマンスを見せており、大南選手も加入しましたが、普通に考えれば山根選手が一番手となるでしょう。
左サイドバックは、大卒二年目の佐々木選手が一番手となると考えました。
車屋選手(後述)、登里選手もいますが、年齢的な面や2022シーズンの起用頻度、加えて背番号を5に変更したということを踏まえると、佐々木選手が一番手となるのではないでしょうか。
次に、センターバックです。
谷口選手が退団したこともあり、ジェジエウ選手が主力であることは間違い無いでしょう。ペアを組む選手に関しては、山村選手と車屋選手で悩みましたが、山村選手がさまざまなポジションできるということも踏まえスーパーサブとしての起用法も考えられるため、一番手に車屋選手を予想しています。
アンカーは、シミッチ選手と橘田選手の併用になると思います。
が、最近の橘田選手のパフォーマンスは人間離れしており、序列としては若干、シミッチ選手より上でしょう。
インサイドハーフは、チャナティップ選手と脇坂選手と予想しています。
チャナティップ選手は、昨季加入した選手ですが、スタイルに適合してきたのか昨季もシーズンを追うごとにパフォーマンスが良くなってきましたので、今季は開幕スタメンとなってもおかしく無いのではと考えました。
瀬古選手なども在籍しており、瀬川選手の加入しましたがチャナティップ選手の方が序列が上だと考えました。
スリートップは、昨季と同じメンツが主力になるでしょう。
特に、小林選手は負傷しており、一旦ダミアン選手が一番手になりそうです。
宮城選手、知念選手、五十嵐選手といった控え選手が移籍しておりますが、遠野選手、永長選手に加え、宮代選手の復帰により戦力値としてはそこまで大きなダウンでは無いでしょう。
まとめ
これまでの評価をまとめます。
目標
現実的な目標は、「Jリーグ奪還。」になるでしょう。
昨季は、ギリギリのところでマリノスがJリーグ制覇をすることになりましたが、戦力の大きな流出もなかった今季は、王者奪還に燃えているでしょう。
主力選手の年齢を考えても、このままのメンバーで戦えるのもあと数年ですので、早めに奪還したいのでは無いでしょうか。
最後に
記事を見つけてくださりありがとうございました。
よろしければ、フォロー・Likeもお願いします。
コメントでご意見、感想もお聞かせください。
よろしければサポートお願いします!より、質の高いnoteをかけるよう、日々精進します!