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【入試問題解説#17】巣鴨中学校(2021年/大問4)

こんにちは。
今回は、中学入試や大学入試の問題解説をおこなっていきたいと思います。

第17回の今回も、中学入試問題を取り上げます。

今回、扱う問題は巣鴨中学校の2021年度の入試問題です。

問題

今回、取り上げる問題はこの問題です。

ぜひ、解いてみてください!
目標時間は10分です。

↓↓↓↓↓↓解答・解説↓↓↓↓↓↓

解答

(1) 5.9度
(2) 67 31/107分ごと
(3) 午前6時30 30/43分

解説

(1)

問題文より、長針は60分に59分分動く。
すなわち、
 60分で354度動く。

より、
 分速は
  354 ÷ 60 = 354/60
         = 5.9(度)

答え:5.9度

(2)

(1)と同様に、短針の分速も考える。
 
60 × 66/ 60 = 0.55(度)

問題文で求められているもの
 =長針と短針の進んだ角度の差が360度

   360 ÷ ( 5.9 - 0.55 )
= 360 ÷ 5.35
= 67 31/107

答え:67 31/107分ごと

(3)

2021年2月1日の午前0時から、次に6の目盛りをはさんで同じ角度になるときは、図1のような 場合です。これは図2のように長針を反時計回りに進めて、長針と短針が「出会う」と考えた場合と 同じです。

この「出会う」考え方を利用すると、1回目に6の目盛りをはさんで同じ角度になるのは、 正しい時計で
 360÷(5.9+0.55)
=360÷6.45
=2400 / 43 (分後)
=55 35/43(分後)

※ このとき「ある時計」の短針は 0.55× 2400/43 =30 30/43 度 進んでいます。

では短針が7と8の間を指し、長針と短針が6の目盛りをはさんで同じ角度になるときを考えます。
 短針が7と8の間を指すのは、長針が反時計回りに進んで、7回目に出会うときです。 これは正しい時計で
 2400 / 43 × 7 
=16800 / 43
= 390 30/43(分後)
=6時間30 30/43分

答え:午前6時間30 30/43分

まとめ

いかがだったでしょうか。
今回は、巣鴨中学校の問題を取り上げました。
今回の問題は、(2)までは確実にできてほしい問題です。(3)は受験生のなかでも差が出そうな問題ですが、時計算の応用で非常に難しいと思います。
 
今後も取り上げてほしい問題があれば、コメントにてお伝えください。

最後に

 記事を見つけてくださりありがとうございました。
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