琴山しずく

RAYのコットこと琴山しずくです! コット脳内丸わかり「コットクラブ 」毎週月曜投稿…

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RAYのコットこと琴山しずくです! コット脳内丸わかり「コットクラブ 」毎週月曜投稿中♥︎

最近の記事

ミニマム星のミニマム人

第一章 疑問 存在していて存在してないこの世界。 今あなたたちが生きてるココは 宇宙から見てちっぽけだ。 ミニマム星のミニマム人。 心の叫びや絶望だって ポケットティッシュで掴めるサイズ。 そんなことを意気揚々と言っていたあいつもミニマム星のミニマム人。 なんだわたしたちの人生なんてその程度のものだったんだ。 いや、そんなはずはないよね、 だってわたしたち毎日必死に、透明の明日に触れようとしているもんね。 今ここにいる、とびっきりの理由なんてあるのかわからな

    • コットクラブ vol.59

      どうやらぷるるはバーゲンをしているお店の中では飛べるらしい。 バーゲンはみんな大好きだけどわざわざ違う世界からくるほどなのか...? と考えていると、ぷるるがキラキラした目で何かを見つめている。 近づくと、何色のシールが何割引かがわかりやすいように、シールと割引率が書かれている表を見ていた。 あの表が目的だったの...!?!?人によってそれぞれ好きなものや興奮するものは違うんだなと思った。 あまりにも表を見つめるぷるるが可愛かったので、わたしはぷるるを置いて100円

      • コットクラブ vol.58

        ちくわを横からずっと見ていたら、穴からなにかがひょっこり出てきた。 手に乗せて近くで見てみるとお目目がきゅるきゅるでなんでも許したくなるもふもふのころころしたよくわからない生き物だった。 何か言っているので耳を近づけると、 「わたくちの名はぷるる。この世界のバーゲンというものに憧れてやってきた。どこかバーゲンをしているお店は無いか?」 見た目に反してぶっきらぼうな口調だったが、なんだかそれも可愛かった。 わたしは隣町でちょうど昨日からバーゲンが始まったお店を知ってい

        • コットクラブ vol.57

          アイラインを描いてたらどこまで描いていいかわからなくなってしまった。 考えすぎてしまった結果耳のキワまで描いてしまった。 あー今日は長く描きすぎちゃった。 と思っていたらそのアイラインの上を前転しながら歩くものたちが現れた。 ずっとコロコロ回っている。 わたしが 「ぎゃっ!こわい!」 と言いながら鏡から離れようとすると、 「いやいや、安心してくれ。我々はアイラインの成分でできている。常日頃からアイラインは歩道なので安全だとママに教わっているから前転しながら歩い

        ミニマム星のミニマム人

          コットクラブ vol.56

          硬いお煎餅を食べたら前歯が欠けた。 鏡で自分の歯をよく見てみると欠けた部分がトンネルの入口の形みたいになっていた。 もっと鏡に近づいて見てみると入口みたいなところで何かが手を振っていた。 "い"の口をしながら、 お前は誰だ。 と話しかけてみたけど、ずっと笑って手を振るだけで何も答えてくれなかった。 ずっと笑っているのでわたしもなんだかおかしくなって笑ってしまった。 笑いが止まらなくなり、笑うことに集中していたら何かが喉を通った気がした。 急いで鏡を見てみるとあ

          コットクラブ vol.56

          コットクラブ vol.55

          カフェラテの泡ってなんでこんなにシュワシュワでなめらかなんだろう。 飲みながらわたしはカフェラテの泡に憧れてしまった。 この憧れに近づくためにわたしはシュワシュワなめらかウィークを過ごすことにした。 口を尖らせてシュワシュワシュワシュワとブツブツ唱えた。 それと並行してピーナッツバターを朝昼晩全ての食事に塗って食べた。 最初は何も起きなかったけど金曜日辺りで後頭部が開いてブクブクしてる感覚と体全身に甘さが行き渡り体の角が取れていく感覚がわかった。 泡に近づいてきて

          コットクラブ vol.55

          コットクラブ vol.54

          あーあ、わたしって小さい人間だなあ。 とにかく自分にイライラした日、近所のお菓子屋さんでキャラメルを買った。 口に入れると甘ったるいキャラメルが伸びて、最終的には体全体がコーティングされた。 キャラメルの殻に入ったわたしはサナギ状態だった。 とりあえずサナギのように動かずにじっとして自分の中の最大の問題と向き合っていた。 考えても解決せずキャラメルの殻を壊しそうになった時、殻の中にあるスライダーからパティシエがホッホ〜イと言いながら降りてきた。 パティシエは踊りな

          コットクラブ vol.54

          ところで、内臓って何個あるの?

          こんばんは! RAYのコットこと琴山しずくです。 明日の大切なワンマンを迎える前に、今日はコットの内臓部分をちゃんと話そうと思う! わたしはよくRAYのことがだいすき!っていうけど、この言葉の先にはわたしの色んな想い連なっています。 だから今日はこの言葉の先について話すね。 RAYのおかげで出会えた、応援してくれてるみんな、全てのメンバー、運営さん、関係者の方々、曲、ライヴ、RAYに関わる全てが大切で、執着心をあまり持つタイプではないわたしでもこんなに失いたくない大

          ところで、内臓って何個あるの?

          コットクラブ vol.53

          ようこそ!ここは探し物みつかるセンター! まず入口入ってすぐは、探し物が見つからない人のお気持ちコーナー。 ここでは探し物が見つからなくて、どうして自分はこんなにもだらしないんだ...あの時もっと確認しておけばよかったなどの自責と後悔の念をマイルドにしてあげます。 自分の無くしものに対する思いを言葉にして言ってもらい、あなたの言葉一文字ずつにはちみつをかけます。 それに牛乳と卵を混ぜてオーブンで焼き、パウンドケーキにします。 それを食べてもらうまでがここのコーナーで

          コットクラブ vol.53

          コットクラブ vol.52

          暑くて溶けそうな毎日。 暑いのが苦手なわたしはいっそうのことアイスクリーム側の生き物になることにした。 アイス側の生き物になるのであれば、カップのチョコレートアイスになると決めていたので名前をカプチョと名乗ることにした。 わたしが行った冷凍庫には沢山アイスがいたがその中に1人だけわたしと同じく人間からアイスになった人がいた。 自己紹介しに行くとその人はソフバニと名乗った。 この人、人間時代はコーンのソフトクリーム派だったんだな。 とクスッとしたがわたしも同じような

          コットクラブ vol.52

          RAY加入2周年ということで!

          こんばんは! コットだよ〜〜〜!!🍅 今日はRAYに加入して2周年記念日!! みんなお祝いしてくれてありがとう! そして沢山の「ありがとう」をありがとう! みんなのおかげでコットがあるので、ありがとうはこちらの方だよ! ありがとう!!! 2年間本当にあっという間だったな〜! 楽しいこともしんどいことも全部逃げずにみんなで立ち向かえたから強くなれた気がする!! 昔からネガティブなこととかがあっても口に出して言っちゃうとその、いや〜な池に溺れちゃう気がして言いたくないっ

          RAY加入2周年ということで!

          コットクラブ vol.51

          ビーズは女の子。 ビーズにとって今週はオシャレ週間。 思いっきりお洒落するぞ〜!とウキウキしたその矢先、ネックレスが絡まった。 この瞬間、ビーズはジャングルに飛び立った。 上を見ると高く伸びた木が絡まって空が見えない。 下を見るとカラフルなイモムシがカーペットのように転がっていた。イモムシの上はモフモフで余りにも気持ちよかったのでつい居眠りしてしまった。 起きると現実と向き合うことに積極的になった。 まずは時系列を整理した。 そしてここに来ることになったきっか

          コットクラブ vol.51

          RAYとコットのはなし

          今日はRAY4周年、そして5/3にRAY4周年ワンマンライブ「#RAY_Bloom」があるので、たまには真剣に話そうと思って書きました!! 気軽に読んでね!(笑) はじめてこんなん書く〜! ドキドキする!!(笑) わたしにとってRAYは特別でずっとだいすきなもの。 約2年前くらいに新メンバーになれたコットですがその時は本当嬉しかったな〜 世の中はガッキーと星野源さんが結婚したことで盛り上がっていたあの日、わたしに合格の連絡が来た!わたしだけ違う場所にいるくらい自分の

          RAYとコットのはなし

          コットクラブ vol.50

          少年は恐ろしい魔女に感情を乗っ取られていた。 少年のきもちとは裏腹に魔女のきもちが少年の心に覆い被さる。 少年は自分が支配されていることへの辛さと魔女に振り回されてしまっている情けない自分に憤りを持ち日々を過ごしていた。 次第に少年の目には雨雲が住み、悲壮感に溺れた。 もう全てのことが棘のように感じてしまう少年は一切の感情を捨て、しばらく空白の中で生きた。 少年のからっぽの心の中に初めてでてきた気持ちは自分自身を諦めたくないという気持ちだった。 少年は自分の気持ち

          コットクラブ vol.50

          コットクラブ vol.49

          わたしはわるい犬を知っている。 その名もシュトラナイザーラパウザ。 略してザーラ。 ザーラは人のいやな出来事を餌にしている悪趣味の犬だ。 わたしはザーラに会ったことが何度かある。 ザーラはいつも夜中にやってくる。 1回目に来た時はわたしがとてつもなく苛立っている時だった。 苛立ちすぎて泣きそうになる寸前の時に家のベランダにやってきて 「おまえの腹立っていることを教えろ〜グフフ...」 と窓越しに笑ってきた。 ガラスを1枚挟んでいるということもあり、ザーラの顔が

          コットクラブ vol.49

          コットクラブ vol.48

          泣けるくらい楽しかった時、 絶対にこの気持ち忘れたくないっ!て思った。 離したくなくてずっと体に閉じ込めたいけど知らない間に体に穴が空いてそこから少しずつもれることを知っている。 今日の思い出に浸れる今日の帰り道が1番しあわせだから今日はゆっくり帰ることにしてみた。 思いっきりスキップしながら寄り道。 コンビニでアメリカンドッグを買って食べ歩きした。 「君が主役だよ」と言いながらカリカリのところに主演俳優賞を贈呈しそのあとカブリと食べた。 その後公園にも寄ってブ

          コットクラブ vol.48