見出し画像

困り果てて…試練は続く 倭姫命版ヒーローズジャーニー23ことの葉綴り九九一

一粒万倍日+開+下弦の月

おはようございます。七五三のお祝いのお参りをされる晴れ着姿のご家族、キラキラと幸せの気に満ちていますよね。
十一月十六日(水)の暦は、六曜は「友引」で、朝と夕が吉。何ごとも勝ち負けのない日。
十二直は、開き通じる「ひらく」で、運を開くための祭祀、お参りにもってこいの日。婚礼、建築、引越し、開店開業も吉。二十八宿は「しん」で、婚礼などお祝いごと、地鎮祭などの建築関係、祭祀、お参り、すべて吉!
そして、吉祥日の一粒の種が万倍に実るとされる「一粒万倍日」(明日も二日連続です)💛。婚礼、引越し、新たなことのスタート。お財布の新調もいい日ですよね。
さらに、お参りやご先祖参りによしの「神吉日かみよしにち」。天が母のように慈しむ「母倉日ぼそうにち」で、この日は建築ごとに吉の日。今日は、「建築関係の吉」が揃ってますね。引っ越しなど物件探し、内覧にも良さそうです。
秋晴れの週半ば、皆さま、今日も気持ちよく過ごせますように!!いつも、ありがとうございます。

元伊勢と呼ばれる、倭姫命さまのご巡幸地巡りをマガジンにまとめました!


倭姫命版ヒーローズジャーニー23

今から、約二千年前、皇祖神の天照大御神さまが、永久にお鎮まりになる聖地を探して、“仲間”(重臣たちふくめ、従者も)と共に、ご巡幸の旅を続けられた、倭姫命やまとひめのみことさま。
このご巡幸の旅の物語を、神話の法則「倭姫命やまとひめのみこと版ヒーローズジャーニー」として読み解いています。

可怜うまし国なり。この国に居らんとおも」のお告げをうけて、「さらにき宮処を!」と、伊勢の国で、宮処探しをされますが、なかなか佳きところが見つかりません。

宮川の支流の渓谷に美しい地を見つけ、そこに「|瀧原宮《たきはらのみや》」をおつくりして、天照大御神さまをお祀りしましたが「この地は私がのぞむところにはあらず」と、お諭しがあり言い聞かせられたのです。

……とはいえ、この「瀧原宮」は伊勢の神宮の皇大神宮(内宮)の別宮で、大内山川の渓谷に御手洗場もあり、とても素晴らしいお宮です💛
ぜひ、皆さんはお参りなさってみてください。

倭姫命やまとひめのみことさまのご巡幸の物語は、“気持ち”が見えてくるとことが魅力なのですが、“夜明け前がいちばん暗い”の言葉のように、
このあたりは、神話の法則でも、「通過儀礼・試練」の真っ最中です。


難儀、困り果てる 気持ちが伝わる物語

実際、倭姫命やまとひめのみことさまのご巡幸地を巡りましたが、伊勢の国に入られてからの旅は、川にしても、山の中の移動にもけっこう大変で険しい旅であったろうと感じました。

今は、山にも道路もあれば車もあれば、コンビニもあれば、自動販売機もあります。

二千年前、倭姫命やまとひめのみことさまのころ、船、小船のほかは、山中は歩きしかありません。
しかも、道なき道をいく……です。

それでも、諦めることなく、再び、宮川の南側の道(三重県度会町)を、進んでいかれます。

このご巡幸の折、山から山へ、峠を越えて歩みを進まれながら、喉を潤された「清水」や、旅の疲労を取られるために休まれた「岩」が今も残っています。

倭姫命さまが喉を潤した清水

やがて、風景の美しい野原に到着はされますが、宮を建てる候補地を探し求めることができず、困り果てられるのです。

困窮された倭姫命やまとひめのみことさまは、天照大御神さまに、「お侘び」し、気持ちも「侘しい」と感じられたようで、そこを「和比野わびの(侘野)」と、名付けられました。

侘しいという感情が伝わってきますよね。
道なき道(未知)を歩まれて、困り果てて、お疲れになられている姿が、とてもよく伝わってきます。
ね? おもしろくないですか?

和井野の倭姫命さまの小祠

ちなみに、以前、ご紹介しましたが、この「和比野わびの(侘野)」は、現代の三重県度会郡和井野という集落です。
ちゃんと、倭姫命やまとひめのみことさまをお祀りする祠がありましたよ。
詳しくはこちらをご覧ください。

倭姫命版ヒーローズジャーニー。
まだまだ、移行期「試練 通過儀礼」が続いています。

倭姫命さまの清水

ー次回へ。

この記事が参加している募集

#一度は行きたいあの場所

51,158件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?