浄闇での祭祀「月次祭」倭姫命版ヒーローズジャーニー41ことの葉綴り一〇一四
鬼宿日+成
おはようございます。十二月九日(金)!
暦は、六曜は、「友引」で、朝と夕が吉。何ごとも勝ち負けのない日。十二直は、物事が成就する「成」。新しいことをスタートするのによい日。種まき、開店開業、旅行、引越し、建築、婚礼に吉の日。
二十八宿は、28宿ベスト1の「鬼宿日」で、大吉日!!!
そして、天が母のように慈しむ「母倉日」と、ご神事やお参り、お墓参りにいい「|神吉日」です。
今日も皆さん、お元気でお過ごしくださいね。
倭姫命版ヒーローズジャーニー41
ショートで「ことの葉綴り」のひとときです。
ずっと、今年は、倭姫命さまをテーマに綴ってきました。
鎌倉時代に編纂された『倭姫命世記』の物語。
皇祖神の天照大御神さまが、宮中からお出ましになり。二人の皇女によりご巡幸をされて、八十年以上の歳月をかけて、やがて、伊勢の国の五十鈴川の川上にお鎮まりになられたというご巡幸の旅の物語。
「英雄は、旅立ち、仲間とともに困難に遭遇し、試練を乗り越えて、英雄となり帰還する」とぃう神話の法則「ヒーローズジャーニー」としてとらえて読んできました。
倭姫命さまが、五十鈴川の川上に天照大御神さまをお祀りされた……それが伊勢の神宮の創始です。
倭姫命さまは、そのお近くに「斎宮」を建てられて、皇祖神さまのおそばで、お仕えを続けられます。
ときに、伊勢湾を船で南下して、天照大御神さまにお供えするご神饌(御料)、熨斗あわびなどを、定められていったのです。
(倭姫命版ヒーローズジャーニーは、まだ続いているようですね)
このとき、海女のご先祖となる女性の海女の「おべんさん」と、出会われたりの物語もあるのです。
12月浄闇での由緒あるご神事「月次祭」
さて、伊勢神宮では、一年間で、千五百ものご神事がおこなわれていますが、十二月にも、大切なご神事執り行われますよ。
十二月十五日~二十五日にかけて執り行われる「月次祭」。
これは、十月の「神嘗祭」と、六月の「月次祭」と共に「三節祭」と呼ばれる、神宮の由緒あるご神事。
十二月十五日、外宮こと豊受大神宮で、
十二月十六日、内宮こと皇大神宮で、
それぞれ、午後十時、午前二時(寒いでしょうね)浄闇の中で、「由貴夕大御饌」と「由貴朝大御饌」の儀礼が行われ、陽が明けた正午に、皇室よりおくられる「奉幣の儀」が行われ、皇室の弥栄、五穀豊穣、神恩感謝、国家の隆昌、そして、国民の平安が祈願されます。
このご神事は、別宮はじめ摂社、末社、所管社の125社すべてで行われます。
この伊勢の神宮で、もっとも重要なご神事をおつとめされるのが、神宮祭主の黒田清子さまです!
このご神事に先立ち、十五日、内宮の御垣内の西北隅にご鎮座されている、地主の神さま「興玉神祭」をお祀りして。
夕刻には、神職さんが、月次祭の奉仕直前に、天照大御神さまの御心にかなうかどうかをおうかがいするご神事「御卜」も行われるのです!
また「冬至の日の出」も有名です。
冬至の前後一月ほど、宇治橋の大きな鳥居から昇る朝日!!
師走に、伊勢の神宮へのお参りで、心身をお浄めするものいいですね。
さて、これから長距離移動になるので、二~三日、綴れないかもしれません。(未定)
師走の金曜日、今日も皆さん、お元気でお過ごしくださいね。
―次回へ
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