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誰もが人生の“英雄”です 倭姫命様のご巡幸とヒーローズジャーニー!その2 ことの葉綴り 九六五
神話だけじゃない!『スターウオーズ』や名作も?
おはようございます。秋晴れの爽やかな朝。
皆さん、お元気でお過ごしですか?
あっ明日二十二日は、天赦日+大安+開く+氐と、メッチャ暦で開運日です。
秋の週末だし、ぜひ、楽しい週末をお過ごしくださいね。
さて、今回も、倭姫命さまのご巡幸の物語は、神話学の「ヒーローズジャーニー」だという思いをご紹介します。
世界中の神話を比較研究し、神話の英雄には、「元型(アーキタイプ)」となる神話の法則があると提唱したのが、ジョーセフ・キャンベルでした。
「英雄は、旅立ち、成し遂げ、生還する」。
その旅の軌跡は、次のような流れの型(元型)があります。
① 分離(旅立ち) → ②移行(イニシエーション⦅通過儀礼⦆) → ③ 統合(リターン・帰還)
この移行段階で、さまざまな困難に出会い、仲間や神聖なるものと出会い、恐怖と向き合い戦うこと、乗り越えることが、「イニシエーション(通過儀礼)」となり、何者でもなかったものが、成長を遂げていきます。
この神話の英雄伝説に共通する法則を元に、ジョージ・ルーカスが創作したのが、世界中で知らない人はいない、『スターウォーズ』シリーズでした。
シリーズ第1作目『スターウォーズ 新たなる希望』(1978年公開シリーズ第1作)。
覚えていますか?
田舎星の青年ルークが、恩師と仲間と出会い、冒険の旅に出ます……。
まだ自らの宿命に気付いていない青年・ルーク。物語は、運命に導かれてダース・ベイダー率いる帝国軍との戦いに挑むことになった彼の成長を描き、ルークと彼の相棒となるハン・ソロとの友情の物語や、銀河で繰り広げられる壮絶なバトルがクライマックスにあり、そして、青年ルークは、英雄へと成長していく。
エンターテインメント映画の頂点であり、現在の映画に多くの影響を与えた傑作です。
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ほかにも、「ロード・オブ・ザ・リング」「オズの魔法使い」「マトリックス」「ゲド戦記」と多くの名作にも、この「ヒーローズジャーニー」の構造が活用されています。
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ヒーローズジャーニーは私たちの人生の旅路だ
もう一つ、伝えたいのが、この“ヒーローズジャーニー”で、主人公が経験する段階は、私たち人間にとっても、人生を生きていく中での内面的成長、癒しのプロセスでもあるということです。
人が生きる中で、悩み、落ち込み、”暗い森”に入り込み、諦めかけ、絶望し、それでも仲間や神聖なるものに助けられて、恐怖と向き合い、チャレンジすること、戦うこと、やがてそれを乗り越えていく。気が付くと、以前より少し強くなった自分がいる……。
そうです、私たちは、だれしもが、1人1人、人生の主人公です。
そして、人生の旅路にも、生きる上に、この「ヒーローズジャーニー」の元型を知ることで、神話の力、その叡智とともに、自分を成長させることもできるのです。
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倭姫命さま版ヒーローズジャーニー
そして、ようやく、倭姫命さまに戻ります。
私は、『倭姫命世記』の倭姫命さまのご巡幸の旅物語を読んで、まさしく、英雄伝説「ヒーローズジャーニー」そのものだ! と感じたのです。
倭姫命さまの、旅、困難、出会い、祈り、成長、そして、天照大御神さまのご神意のままに伊勢の神宮にお祀りをして、神宮の礎を築かれた……。
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次回から、倭姫命さまのご巡幸の物語の、どこが①(分離・旅立ち)なのか?
そして、御巡幸の旅の軌跡は、まさに②移行(イニシエーション⦅通過儀礼⦆)……の連続です。
そして、やがて ③ 統合(リターン・帰還)、天照大御神さまを伊勢の神宮にお祀りされる!
神宮のご創建までの、「倭姫命さま版ヒーローズジャーニー」を、考察していきたいと思います。
もう、倭姫命さまのことばかり、マニアックで、すいませんが、宜しく御願いします(苦笑)
いつも、みなさま、おつきあい頂き、本当にありがとうございます。感謝をこめて。
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―次回へ
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