お神輿ご神幸 秋祭無事に終えて ことの葉綴り一〇〇四
一粒万倍日
こんにちは。十一月二十九日(火)。数日ぶりに暦をば。六曜は「仏滅」で、勝負なしの日す。
十二直は「閉」すべてを閉じ込める日で、お金を納めたり、お墓を建てる、壁の穴をふさぐなど、“閉じ込める”に佳き日。二十八宿は「室」で、祭祀、お参り、祈願始め、婚礼、お祝いごとに吉日。
そして、一粒の種が万倍に実る「一粒万倍日」です。
昨日の秋晴れから一転、雨ですね。
十一月も明日でおしまい。本当に日にちがたつのが早いですね。
みんなで一緒に「お神輿渡御」
お天気もよく温かい中、無事に秋の例大祭とお神輿渡御もして、滞りなく今年の秋の大事なご神事をおえました。
祭祀中は写真は取れませので(苦笑)境内やお神輿渡御の写真を紹介しますね。
高知の嶺北地方は、過疎が進む地域ですが、宮司さんはじめ神職三人、女性の楽師さんが雅楽を演奏されてというご神事をさせていただきました。
また、平日にもかかわらず、地域の皆さんが、お神輿渡御に参加されて、御旅所では、幼稚園児たちが踊りを披露してくれて、お餅投げもあり、宮司さんも「朝日舞」を舞われて御祈願されて。
御旅所からは、お宮に子ども神輿を子どもたちが引っ張りながら歩いて戻りますが、もう一つ、神輿は、車で、山間部の氏子地域を巡ります。
歩くと数時間、いえ半日はかかりそうな距離があります。
昔の方の信仰心ってすごいですね。
今も、地域の皆さん、総代さんたちのお掃除、祭祀の準備、それぞれが、それぞれのお役を果たして、ご神事もお祭りも、みなで共にでないとできません。
まさに「和」。チームワークです。
また、お神輿で神さまがご巡幸されるのを、地域地域で、氏子の皆さんが、待っていてくださって。
一年に一度ですが、お会いするのがとっても楽しみです。
俳句もご紹介
うちの宮司さんは和歌を詠むのですが、今年の秋祭りに詠まれた俳句をご紹介します。
過疎進む 鎮守の神の 秋祭り
人は減っても 昔のままに
秋晴れに 御神幸(みゆき)の神事 おごそかに
威儀の御旗(みはた)は ひるがえりおり
お旅所や 三基の御輿(みこし) 置き据えて
朝日舞 舞う 夢は叶いて
私から宮司への返歌も(未熟ですが)
神の旅 全身全霊 込めて舞ひ
八十路の司 幸せの朝日舞
ではでは。
次回からは、「倭姫命版ヒーローズジャーニー」の続きになる予定です。
―次回へ
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