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矛盾を受け入れること
休日の朝、
久しぶりの美術館に高揚した
新設な、無機質で寒々しい美術館の
冷たさや静けさも嫌いではない
時代を醸す埃の、甘い匂いのする美術館は
もっと、好きだけれど
今回は前者、現美へ
【ときに川は橋となる】
オラファーエリアソンは
デンマーク出身の現代アーティスト
環境問題や自然を主題にした
インスタレーションが主な作品
やはり個展をするだけあって分かり易く
そして、今の流行り(日本の
【本のはなし】 STONER
STONER ストーナー
ジョン・ウィリアムズ/東江一紀
”美術館へ行った。腕を組んで、天井の高い展示室を巡り、絵画が反射する豊かな光の熱を浴びた。静けさとぬくもり、そして古い絵や彫刻から漂う時を超えた香気の中、ウィリアム・ストーナーは並んで歩く長身で華奢な女性への思慕がほとばしるのを感じ、体の奥に静かなる情欲が周りの壁から立ちのぼる色彩の暖気とよく似た温かくて明朗な官能の渦が湧き起こるのを感