適応障害になって子ども園を退職した話・番外編
「適応障害になって子ども園を退職した話」で記事を更新しているところで、日々の嫌なところばかりを書いてしまっているのですが、、、
こんな環境の中でも
子どもたちは可愛いのです!!!
ほんっとに!!!
それも書きたいんです!!!
なのでこの番外編では、
子どもたちについてちょっと書いてみようと思います!
可愛いんですよ。すごくすごく。愛しいのです。
もちろん、すごく手のかかる子や、泣いてばかりの子、先生たちを舐めきっている子もいて大変でしたが笑。
一生お昼寝せずに部屋中を散らかし続ける子がいる中で、他40人弱を1人で寝かしつけなきゃいけない。(ミーティングのせいで1人保育になる)
テコでも動かない子がいるのにお外遊びにみんなを引き連れて、かつその子も視界に入れていなければいけない。
そんなのムリムリムリ!
お部屋のあっちでパンチしたと思ったら、こっちではおもちゃのひっぱりっこ。砂場のあっちで年少の子のお山を崩して泣かしたと思ったら、こっちでは他の子が並べてるお皿を片っ端から蹴散らし続ける。
4歳にもなるとずる賢い一面も見えてきて、お友達が傷つくようなことをわざと言ったり、仲間はずれにしたり。
正直、「はあああ???」って思っちゃう瞬間もなかったといえば嘘になるけれど笑
それでも。
グッとこらえて「ごめんね」って言えた。
年少の子に優しくできた。
嫌なことをされても、謝られて許すことができた。
気持ちをちゃんと言葉にして伝えることができた。
そんな子どもたちがいるから、笑顔が見たいから。
今すぐ辞めてやろうなんて思わなかった。
子どもたちのために、明日も先生としてここにいてあげたいと思う。
トントンしないと寝られない子どもを、明日もトントンしたかったし、
泣きながら登園してくる子どもを、明日も「がんばってよく来たね!それだけですごいんだよ!」って抱きしめたかった。
明日も明後日も、私はここにいるからね!って安心させてあげたかった。
保育士の視点から見たこのこども園は酷いものだったけど。
新任の先生や一部の先輩保育士さん(私と一緒に担任を持っていた先生も然り)たちはすごく頑張っていて、子どもに対してもすごく丁寧に接していたからこそ、子どもたちの多くは大きな問題なく日々を過ごせていたのではないかと思う。
これが「やりがい搾取」というやつに繋がるのは間違い無いのだけれど。
でも、子どもの幸せが1番大切だと考えている身としては、それでも。
そんな先生たちがここにいてくれてよかったと思う。
子どもたちに直接関わって欲しくない上の人間たちと、子どもたちとの間に挟まっていなければと思う。毒気を浄化してやる。
そして私が最終的に「この園からいなくなってもなんとかなる」と思えたのは、一緒に担任をしていた先生が素敵な先生だったからで。
新人と2人担任できっと必死だったから、私に対してすごく丁寧だったわけではないけれど、それは仕方のないことだったと思う。
だからこそ「申し訳ない」という気持ちがあって、辞めないで頑張ろうかなと思ってしまった時期もあるのだけれど。
子どもたちとはほんの1ヶ月も一緒にいなかったし、きっと子どもたちの方は忘れているだろうけれど。2年経った今でも、「〇〇ちゃんどうしてるかなあ」「小学校元気にいけてるのかなあ」とか思ったりする。
幼稚園の教育実習の時の子どもたちも、もう今は10歳くらいになっているだろうけれど、よく顔を覚えてる。
私はよく友達から「情が深すぎる」と言われるのだけれど、自分でもそう思う。果たしてそれは保育士に向いているのか。
ずっと保育士を続けていたなら、きっと私の中の「大切な人たち」フォルダがパンクしちゃうんじゃないかな。
ずっと更新され続けて、減ることがないんだもの。
世の中の保育士さんの中には、「子どもが可愛いから頑張れる」って人が山ほどいると思う。きつくても、辛くても。
そんな保育士さんたちが、幸せに働ける空間が増えると良いなあ。
私が子どもだったら間違いなく、幸せな顔をしてる保育士さんと一緒にいたい。
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