おとなりに失礼します。
春から半年近く、毎週末4~5枚の原稿を書くことが自分との約束ごとになっていたので、ひさしぶりの何にもしなくていい休日。文化の日なので、中高も大学も母校はこぞって文化祭。あの頃は怖いもの知らずだった。空気を読まないのではなく、ほんとうに読めないタイプの生徒・学生だった。詳細は割愛。
ひさしぶりの読書なので、あまり頭を使わなくてよさそうなものを1冊。「暮しの手帖(暮しの手帖社)」や「くらしのきほん(クックパッド(株)」編集長を歴任してきた松浦弥太郎さんの見開きエッセイ集。電車広告にありそうな、隙間時間でぱっと読めてしまう感じの気安さで、自身のていねいな暮らしについて書かれていた。
雑誌編集長を歴任されていただけあり、文章がとても読みやすい。平文といってもいい。彼自身、「暮しの手帖」初代編集長であった花森安治が遺した「実用文十訓」をお守りのように大切にしているらしい。せっかくなので、備忘録がてら。
実用文十訓
やさしい言葉で書く
外来語はさける
目に見えるように表現する
短く書く
余韻を残す
大事なことは繰り返す
頭でなく、心に訴える
説得しようとしない(理詰めで話を進めない)
自己満足をしない
一人のために書く
今週から、何を書こうかなというのが本日のお題なのだった。
なんとなく、読んだ本についてを絡めつつ、すっかり秋になったねとか、LIVEでの推しが尊かったとか、アニメ一気見したとか、とにかくどうでもいいこともつらつらと書きたい。hatena BLOG を再開しようかとも迷ったのだけれど、なんとなくあそこは薄闇の気配をただよわせてしまっていて、秋晴れっぽくないのでやめました。
あと、過去作をKindleにあげるまでの書き起こし(まさかの元データが行方不明になってしまい、全文打ち直している)を、ここでのんびり連載しながら続けていくのもいいかもしれないと思ったり。連載ルーティンは大変なときもあったけれど、書かなくちゃという〆切意識をつねにもてたことは大変よかった。
そんなわけで、今日の記事は息抜き投稿。
ていねいな暮らしに近づきたいので、少しでも積読本を崩したいと思います(床置きダンボール本棚があと2つ……)。ネタには困らなさそうです。
『自分で考えて生きよう』松浦弥太郎
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