けとる

音楽迷い人。

けとる

音楽迷い人。

最近の記事

私の夢はなんだ 何も思い浮かばない。 なんてくだらない生き方をしてきたのだろう。 周りの幸せを願うことすら、すぐに出てこない。 違うの?と聞かれたら、 表面的には「そうだね」と答えるだろう。 だけど本心は分からないんだ。 もちろん、幸せになって欲しいと思っている。 だけど、全力で自分が幸せにしてあげたい、という思いまで持てないんだ。 今、この瞬間に感じるのは、 あいつが後悔するくらい楽しい人生にしたいって、 私の隣で笑っていたかったな、って 後悔するくらい楽しい人間

    • 違う場所で

      世界が悲しみに満ちているなら 違う場所へ行こう 逃げるんじゃない 素敵な場所に旅立つんだ いつまでもそんなところで 泣いてなんて居られない だってここは 僕には退屈だ 『あいつが羨むような自分になりたい』 なんて僕の世界は あいつ中心なんだ あいつを消化してやろう あの時間に意味があったのだと思いたいから そして僕は今よりも 何十倍も楽しい人たちに囲まれて 何百倍も周りを幸せにして 何千倍も楽しい人生を生きるんだ そして、心からありがとうと あいつに伝えよう

      • アイイロ

        口に出せば薄く煙って 空に溶ける想いでも 目の前のあなたにすら 届かない私は きっと紛い物 愛色に 哀色に 染まったこの心は 深い場所に 絡み付いて 根を張って 渇いては また傷を剥いで 哀に寄り添う誰かを探して 目の前のあなたにすら 映らないなら 要らない こんな存在(もの) 愛色が 哀色が 育ってしまった声は 此の居場所に しがみついて 毒を吐いて 憂いては また傷を抱いて 哀に寄り添う誰かを探して あなたが居なくても 生きていられると 歪んだ音が響いた 愛色と

        • link

          くだらないことを言い合って くだらないことで笑いあって 本当は少し遠慮して 本当は少し躊躇って 距離を測りながら ぶつかりあった 何かと何かが繋がって 何かと何かが共鳴しあって 君と僕とが繋がって 君とあのこも繋がって 今は知らない誰かと僕も繋がるのでしょう 当たり前のように出逢って 当たり前のように笑い合って 変わるものが有って 変わらないものが在って 言葉を選んでは 擦れ違った 君と僕とが離れても 君とあのこが離れても 今が在るから誰かと僕は繋がるのでしょう

          SOS

          消してしまいたい 過去も名前も 誰も知らない私で 生きていきたい どうしたって繋がってしまう この世界をリセット dalala... 私の声は聞こえますか? この声を拾ってくれるのは誰ですか? SOS うまく言葉にならない SOS 受け止めてって期待を消して 偽物の笑顔で何を誤魔化したの? 私の声が聞こえますか? この声に気づいてくれるのは誰ですか? SOS 喉につかえたままでも SOS 胸の中で鳴り響く声に 触れてくれるのは誰ですか? SOS 諦めていた想いが S

          愛想

          愛想の無い奴だって 別に言われたって あなたに向ける 意味のある愛が無いだけなのよ 勘違いしないでほしい 愛してる人になら 鬱陶しい程に 捧げ続けるわ あぁ 手に入れたいものは あの人の温もりだけ 愛想笑いで 手に入れられるのなら いくらでも いくらでも いくらでも笑ってやるわ 愛想笑いをすれば 心が死んでいくの あの人が居るだけで良いのに あぁ 手に入れたいものは あの人の温もりだけ 愛も想いも溢れて止まらない あぁ 欲しくて欲しくて虚しいわ あの人の「愛してる」

          並んで見上げた夜空 あの星座は何だったかな 寝転ぶその柔らかな髪を 風が撫でていく 昨日とは違うあなたの始まりを 祝福するように きらきらと瞬く 私の手折るこの枝が 道しるべとなるように 迷っても小さく光る 道しるべとなるように 何十年も何百年も 遠い昔から繋がる物語 今 あなたの元へ その名に込めた祈り 「世界が輝くように」 寝息混じる柔らかな香り 揺れる木漏れ日 明日には違うあなたの運命を 祝福するように きらきらと輝く 選んだ道が険しくとも 祈っているわ 強く

          環水平アーク

          何も考えず「今」を笑い合えたら それで良かった 軽い鉛が胸に痞(つか)えても それも一つの青春でしょ あの頃 私たちは同じ景色を見ていたつもりで その色が逆さまだと気づかないほど他人だった 制限付きの価値なら したたかに 曖昧に 今を生きよう ハロとアークのダンスで踊りませんか oh Lullaby 張り上げるような心の渇きを 誰か聞かせて 太陽の下 水平な光の帯 この先に起こる全てに気づけないとしても それはそれで良いじゃない 夢見がちな年頃だと笑われても 素敵な

          環水平アーク

          Love Letter

          忘れられなくて 手紙を書いたら それはまた別の 憂鬱の始まり 色が変わるこの道を 何度貴方と見てきたのでしょう 次の季節もまた 隣で歩けると思っていたのに 春が来る度に 貴方が香って 夏の熱受けて 幾つ間違えた 秋が来る頃は 肩ぶつけ合って 冬の眩しさに 寂しさ覚えた 時に涙して 時に笑い合い 貴方色していた 私の恋です 貴方が歌った 私への愛が 今はもう他の誰かに向かって あの日よりずっと 綺麗に鳴いてる 貴方の幸せを願いたいのに 耳を塞いで背中を向けた 次の季節

          嘘で世界が綺麗なら

          見上げる空はどんよりと 三角に切り取られて 鳥籠に胡坐をかいていた私は 放り出されて飛ぶこともできず 鳴くことも飛ぶことも あなたが教えてくれたから 泣かないでって鳴いた あなたが笑えるように わがままだって構わない あなたが笑えるなら良い あなたの世界と私の世界が 同じなら良かったのに その手が その声が 私じゃない誰かに向いたとしても 泣いたって良いよ またきっと笑えるから あなたの世界が綺麗なら それだけで良い この世はすべて空想の中 あなたが笑えるなら..

          嘘で世界が綺麗なら

          エール

          世界が変わった 溢れる愛の音で あなたの言葉が 背中を押してくれた 「傷ついた心なら 持っておいで 新しい世界の始まりだ」 どっかで誰かに辛いよって 言えるだけで 私の心はそっと すっと救われる 現実を見ろと くだらないと馬鹿にされて 見知らぬ誰かの否定に負けたんだろ 捨てきれなかった夢を 持っておいで あなたの夢はそうあなたのものだ 私はとても弱虫で 心の声に蓋をして 良い子で居ることを選んで 現実に折り合いを付けたつもりだったのに どっかで誰かに辛いよって 言

          Navy Blue

          さぁ Navy Blueの夜明けに見た夢を集めて ほら Shinig Blueが僕らを呼んでいる 長い長い旅の途中で 暗い森に迷い込んだ 重い荷物背負ったままじゃ きっと抜け出せはしないんだろう 呼吸できないくらいなら 全て捨てて行こう さぁ Navy Blueの夜明けに見た夢を集めて ほら Shining Blueが僕らを呼んでいる 不安で眠れない夜なら 何かに逃げたって良いさ どこかに優しさはあると いつか思える日は来るだろう 呼吸できる場所まで 足掻き続けて行

          テラリウム

          揺れる白いカーテン 差し込む月明かりが 独りを加速させる 気怠さに埋もれそうな夜も 微睡みにくすんだ夜も もう自分じゃないみたい 散らかった部屋に漂う 墨を一滴落としたような浮遊感 堪えた涙は右の手に 溢れた嗚咽を左手に 握って背中を抱えてる あなたを抱き締めたい 喉元ギリギリの水面で立つ日々に 1つ力を抜けば もう自分じゃいられない 夜の継ぎ目にそっと触れてみた この世の果ては案外すぐ傍にある 夢見た世界は右の手に 砕けた希望を左手に 握って岐路に佇んでいる あ

          テラリウム

          真夏の月

          漂って 彷徨って 寄せては返した あの夏の海に降る月明かり 虚ろげな月の見慣れぬ夜 私を呼ぶ声が聞こえる あなたの腕の中で眠っているのに あなたが居ないような気がした 漂って 彷徨って 寄せては返した あの夏の海に降る月明かり 虚ろげな月の隠した裏 私はまた淵を探した あなたに飲み込まれたくはないけど 黒さも歪(いびつ)ささえも欲しい 近づいて 離れて 揺れては止まった あの夏の海に降る影結び 苦しくて 虚しくて 偽りだらけね あの夏の海 忍ぶ恋篝(こいかがり)

          真夏の月

          ひとりかくれんぼ

          きっと夢中だったんだ あなたを好きな気持ちに 埋もれていたんだ あなたが見えなくなる程 嫌いな煙草と香水も 甘く香るほど麻痺した嗅覚 『もぅいいかい』あなたに尋ねる 『まだだよ』を待っても 『もぅいいかい』何度尋ねても 『もぅいいよ』を待っても あなたに届かない ひとりかくれんぼ そうね呆れる程にさ あなたを好きな気持ちが 先走ってたんだ 周りが見えなくなる程 剃り残した髭も左指の硬さも 愛しく思うほど麻痺した感覚 『もぅいいかい』あなたに尋ねる 『まだだよ』を待っ

          ひとりかくれんぼ

          砂時計

          冷たい風が 冬の気配を告げる 僕は知らず 君を傷つけていた 砂時計の音が 消せはしないと告げる 逆さまにしても きっと どれだけガムシャラに あの日の約束を かき集め 並べても 戻らない 時間と君のぬくもり 赤い瞳で 言葉を呑み込んでいた 僕は気づいて 気づかない振りをしたんだ 砂時計は割れて サラサラと音を立てて 僕の上に落ちた きっと どれだけガムシャラに 忘れようともがいても 明日さえ 見えなくて 消えないほど 君に恋をしていた きっと どれだけガムシャラに