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oz_tom0221
砂時計
冷たい風が
冬の気配を告げる
僕は知らず
君を傷つけていた
砂時計の音が
消せはしないと告げる
逆さまにしても
きっと どれだけガムシャラに
あの日の約束を
かき集め 並べても
戻らない
時間と君のぬくもり
赤い瞳で
言葉を呑み込んでいた
僕は気づいて
気づかない振りをしたんだ
砂時計は割れて
サラサラと音を立てて
僕の上に落ちた
きっと どれだけガムシャラに
忘れようともがいても
明日さえ 見えなくて
消えないほど
君に恋をしていた
きっと どれだけガムシャラに
走っても追いつけない
夢ばかりちらついて
消えて また思い出して
追いかけて・・・
あと何回も
あと何回も
この季節巡る度
僕は君を想い出すんだろう
そして君を想い泣くんだろう
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