僕のケガを本気で心配する娘から、自分事にされると嬉しいことに気づいた話。
自転車で娘を保育園へ送った帰り道、すべって盛大にこけてケガをした。
幸い、すり傷で済み、日常生活に何ら支障のない程度だった。
娘をお迎えへ行き、帰り道、娘にこけてケガしたことを話した。
「パパさ、あさちゃんを送ったあとの帰り道、自転車ですべって転んでケガしちゃったよ〜」
「え、なんで〜?」
「帰るの急いでたんだよ。そしたらすべって転んじゃった。」
「そうか〜、パパころんじゃったんだ。。だいじょうぶ?」
「うん、大丈夫よ!安全運転しなきゃだめだね。安全運転で帰るね。」
家に着き、ケガした箇所に絆創膏を貼っていたら、
娘が血が滲むすり傷を見て、今にも泣きそうな顔で
「パパ、だいじょうぶ??」
「あさちゃんのばんそうこうあげる!」
「あさちゃんが魔法でなおしてくれる!ちちんぷいぷいの〜ぷい!!!」
と本気で心配して、娘が自分にできることで助けてくれようとした。
娘が本気で心配してくれてるのが嬉しかった。
ケガは大したことないけど、見た目が痛そうだったこともあり、
血が滲むようなケガを実際に見たことがなかったこともあり、
娘の心配度が一気に高まったようだった。
娘にとっては、僕のケガが自分事になって、感情移入をして、
泣きそうになるくらい心配になったんだと思う。
その気持ちが嬉しかった。
自分事にする大切さは出産のときに痛感したが、
相手に自分事にされるとここまで嬉しいんだな〜ということに気付かされた。
自分事にすると、情報の捉え方が変わる。
見える世界が変わる。
気にしてなかったことに気づけるようになる。
子どもができると駅のエレベーターの少なさに気づくようなもんだ。
自分事にすることでもっと優しくなれると思うし、フラットに考えられるようになると思っている。
まぁ、そうは言っても、常に、何事も自分事にするのはなかなか難しい。
難しいけど、日常からこうして気づいて都度、思い出して、自分に言い聞かせるようにしていきたい。
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