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好きが感謝に昇華した

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私が高3から空白の1年を挟んで今に至るまでを描いたエッセイです。
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#記憶

#12 好きが感謝に昇華した話①【邂逅】

#12 好きが感謝に昇華した話①【邂逅】

「好きって極めると感謝になるんだ」

今年の3月、1年の足踏みを経て大学に合格したとき、私はそう思った

chapter0 空白の1年

秋になってもまだ感じることがあります

広い広い大学の敷地に入ると

「この大学の地面をずっと踏みしめられるんだ」

受験の一度きりじゃない、これからも

「本当に、頑張ってよかった」、と

春の頃なら誰しも感じたであろう
温かい誇らしさ

でも私は年がら年中感

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#21 好きが感謝に昇華した話⑧【リベンジマッチ】

#21 好きが感謝に昇華した話⑧【リベンジマッチ】

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chapter16 声

そんな根拠もない確信を、恋が終わった瞬間の人間なら、いともたやすく感じてしまうらしい

別に失恋に酔いしれているとかではなくて、ただ純粋に、その時は思うのだ

「ありがとう」とか「ごめんね」くらいの
気持ちで

当然のことなのだが、時が経てばそんなことはほとんど忘れ去り、当時を思い出して涙を流す回数よりも恥ずかしくなる回数の方が多い

少々心が痛んでも、眠

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