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米国株&海外マーケットテクニカル分析|2022年7月2日(土)時点 ※試験運用※

サラリーマン兼業投資家のコータローです。
この記事では、米国株をはじめとした海外指標のテクニカル分析の内容について解説します。
「国際マーケットをテクニカル分析の切り口で把握する」というバリュー出しを目指したいと思います。

《サマリ》

■米国 ⇒ フォロースルーはダマシとなった。弱い動き継続。
■コモディティ ⇒ 大幅安。オイルは底堅い。
■債券 ⇒ 小反発。短期ではトレンド転換期待。
■欧州 ⇒ 引き続き弱い。
■中国 ⇒ 上海は引き続き強い。
■日本 ⇒ 弱い動き。安値更新警戒。

日経225先物の相場分析記事である「【日経225先物】マーケット分析」記事内の、ファンダメンタルズ情報欄と連動しているので、よろしければそちらの記事もご覧ください。

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《米国マーケット》

■S&P500

S&P500は小反発。
月足レベルの前回上昇波動に対するフィボナッチ 38.20%ラインに絡みつくような動きです。
すでに一つ目の下落節目には到達しており、やや下落の勢いが落ちてきている印象。
短期では、ここから横ばいまたはトライアングル形成の可能性が高いと考えます。
また、日足トレンドライン(黄色破線)を上抜く可能性もゼロではないでしょう。
ただし、中長期的なトレンド転換のためには、現状では週足トレンドライン(白色破線)や200日MAを上抜く必要があります。
中長期の時間軸では、下落トレンド継続の見方は堅持します。


■DOW30

ダウは週足トレンドライン(白色破線)で綺麗に反発していますね。
週足チャートで見るとこんな感じです。

過去記事を見ていただけるとわかるかと思いますが、このトレンドラインは後付けではなく、ずいぶん前から引いていたものです。
一時期、このトレンドラインの手前で大きめに反発しましたが、その時点では中長期目線では上昇転換の可能性は低いとしていました。

このように、トレンドライン分析は上昇/下落目処やトレンドの勢いを推し量る上で非常に優秀な技術です。※
勉強してみて損はないと思いますよ。
※よく意識されているトレンドラインは、何度もそこで反発してトレンド継続する可能性が高い。一方で、意識されているトレンドラインをブレイクした場合は、トレンド転換となる可能性が高くなる。

ただ、今回の下落波動についてはこの水準で終わる保証はどこにもありません。
今回の週足トレンドラインは非常によく意識されていますが、だからこそ、もしこれを下抜いた場合は重く受け止める必要がありそうです。


■NASDAQ

NASDAQは、以前から設定していた下落目処のエリアに入り始めましたね。
昨年末頃のピーク以来、ここまで長い道のりでした。。
長期金利は頭打ち感が出てきており、コモディティも崩れてきました。
短期〜中期的には、一旦大きめの反発があってもおかしくない水準になってきたかと思います。
緑丸エリアで、日足下降トレンドライン(黄色破線)を「強く」上抜いたら、短期での上昇転換サインと見ることができます。
ただその場合でも、サステナブルな上昇を期待するにはまだ時期尚早と考えます。
緑丸エリアで横ばいの動きを続ける可能性も十分あります。


《コモディティ》

■DBC(コモディティ全般に分散投資する総合コモディティETFの代表格)

コモディティは本格的に崩れてきました。
世界経済に対する悲観的な見方が広がっている模様です。
日足で形成していたトライアングルを上にブレイクしたのち、反対側に再度ブレイクしました。
前回ブレイクと同等以上の値幅の下落が期待できる形です。
現在は100日MAに反応していますが、200日MAまで下落する可能性も十分あります。


■石油ETF(USO)

経済減速の見方が広がっていますが、オイルは意外と底堅いです。
需要減少が見込まれるものの、戦争などによる供給も不足するので大きな値崩れは避けられている、というところでしょうか。
日足上昇トレンドライン(黄色破線)を下抜くまでは、上昇トレンド継続の味方を堅持します。


■ゴールドETF(GLD)

ゴールドは一段安しています。
ファンダ的にはそろそろ需要が高まってきても良いのではと思われますが。。
なんとも言えない動きを続けていますね。
ただ、昨晩は大きめの出来高の陽線を出しています。
押し目買いは入ってきているようなので、今しばらく横ばいの動きが続くものと考えます。


《債券》

■TLT(20年債ETF)

債券は急角度の方のトレンドラインを上抜きました。
50日MAで止められている形ですが、短期的には上昇のモメンタムが強まっていると考えます。
緩やかな角度の方のトレンドライン、または100日MAまでの上昇を期待することにします。


《欧州マーケット》

■ドイツ(DAX)


ドイツは弱い動きが続いています。
引き続き、戦争発生に伴う前回安値を割り込む可能性は低いと思われますが、今しばらく弱い動きが続くものと考えていきます。
また、万が一前回安値をした抜いた場合は、一段安を警戒します。


■イギリス(UK100)

相変わらず独自路線の動きを続けていますw
引き続き、大きめ値幅のレンジの動きを想定していきます。


■ユーロストック

ユーロストックはさらに弱い動きですね。
前回安値にチャレンジしているように見えます。
安値更新の可能性も視野に入れて観察していきます。


《アジアマーケット》

■香港ハンセン指数

香港は、日足で形成していたトライアングルを上抜いたものの、大きく値を伸ばせずにいます。
日足下降トレンドラインでレジストされているようにも見えます。
このままトライアングルのレンジ内に戻ってくるようなら、逆に下抜けを心配することになります。


■CSI300(※)

本土の方は相変わらず強い動きです。
大規模経済対策への期待感でしょうか。
このように、ジリジリと上げていく上昇波動は非常に強いトレンドです。
安易な逆張りはできないです。
引き続き、200日MA到達の可能性が高そうです。
※上海証券取引所と深圳証券取引所で取引されている上位300銘柄の加重平均


《日本マーケット》

■日経平均

トライアングルの下辺にチャレンジしにいっている形です。
弱い動きと言えます。
先物の方は昨晩少し戻していますが、下抜けの可能性が高いと考えています。



最後まで読んでいただきありがとうございました!
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※この記事は、主に日経225先物等をトレードしている投資家向けに、国内外の株価指数等に関するテクニカル分析の手法や事例などを解説する目的で作成されています。実際の取引はご自身の判断と責任により行って下さい。

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