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米国株&海外マーケットテクニカル分析|2022年6月9日(木)時点 ※試験運用※

サラリーマン兼業投資家のコータローです。

この記事では、米国株をはじめとした海外指標のテクニカル分析の内容について解説します。

「国際マーケットをテクニカル分析の切り口で把握する」というバリュー出しを目指したいと思います。


《サマリ》

■米国 ⇒ 横ばい継続。金曜のCPI待ち?
■コモディティ ⇒ 強い。調整に注意しつつ、引き続き上目線。
■債券 ⇒ 引き続き弱い、が思いのほか下げない印象。
■欧州 ⇒ 全体的には弱い。イギリスだけ強いw
■中国 ⇒ 底入れ。引き続き上目線。
■日本 ⇒ 強い。調整に注意しつつ、引き続き上目線。


日経225先物の相場分析記事である「【日経225先物】マーケット分析」記事内の、ファンダメンタルズ情報欄と連動しているので、よろしければそちらの記事もご覧ください。

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《米国マーケット》

■S&P500

引き続きヨコヨコの動きです。
底打ちサイン⇒大きく上昇⇒ヨコヨコの動きは、セオリー的には交換できる動きです。
ストキャは上限に張り付いていますが、MACDやRSIはまだ上に余裕がありそうです。
ただ、これ以上揉み合いの期間が長くなると、一度下振れする可能性が出てきます。
出来高が小さいこと、NASDAQの戻りが弱いことも懸念材料です。
ともあれ、明日のCPI待ちですかね。
短期的には、引き続き上目線、中期的には下降チャネル内での動き継続、という見方は堅持します。


■DOW30

DOWも基本はS&P500と同じ動きです。


■NASDAQ

NASDAQもヨコヨコですね。
相変わらず、底入れからの上昇幅は小さいままで弱い印象がぬぐえません。
S&P500の上昇の足を引っ張っています。
米国株の中長期的な先行きに対する不安材料の一つですね。
引き続き、過信せずウォッチしていきたいと思います。


■Russell

Russellはジリ上げですね。
気が付いたら日足トレンドラインまで上昇してきました。
中小型株が上昇しているのは良い傾向です。
米国株の現状は、テクニカル的な好悪材料が拮抗している状態と言えます。


《コモディティ》

■DBC(コモディティ全般に分散投資する総合コモディティETFの代表格)

コモディティは引き続き強いです。
ロングしている人は、引き続きガチホで良いでしょう。
ただ、マーケットではリセッション懸念が囁かれ始めています。
いつかは、これをコモディティが織り込むと思われます。
また今回の波動の角度がやや急角度に見えます。
やや懸念材料を抱えた状態であるため、急な切り返しには常に反応できるようにすべきかと思います。


■石油ETF(USO)

オイルはひときわ強いですね。
コモディティ全体を、オイルが牽引していることがわかります。
引き続き上目線です。


■ゴールドETF(GLD)

ゴールドは200日MAや日足上昇トレンドラインに沿った動きが続いています。
上がりはしないですが、下がりもしないという感じですね。
引き続き、横ばい目線で見ていきます。
200日MAを完全に割り込んだら目線変更を検討します。


《債券》

■TLT(20年債ETF)

直近はジリ下げの動きですね。
FRBのQTをもっと派手に織り込みにいくかとも思ったのですが、思いの他下げないな、という印象です。
ただ目先で買われる要素もないので、緩い角度の方のトレンドライン(黄色破線)を上回るまでは、下目線で良さそうです。


《欧州マーケット》

■ドイツ(DAX)

ドイツは日足下降トレンドラインを上回ってから続伸し、100日MA(赤色曲線)水準に到達です。
純粋なにテクニカル観点では引き続き上目線ですが、、、
ファンダ的にはあまりよろしくないので、中立評価とするのが妥当かと。


■イギリス(UK100)

イギリスさんは相変わらず独自の動きですね。
ただ、非常に底堅いです。
高値更新はできないものの、下がるたびに押し目買いが入っている状態ですね。
目先はレンジまたはトライアングルの動き継続を予想します。


■ユーロストック

ユーロストックはドイツと似たような形ですが、50日MA(緑色曲線)水準にとどまっており、ドイツよりは弱い動きです。
ユーロ全体のファンダがあまりよろしくないことを反映しているものと思われます。
下方向へのリスクを感じさせる、やや不安感のある動きが続きそうです。


《アジアマーケット》

■香港ハンセン指数

おぉ〜。
香港はようやく100日MA(赤色曲線)にタッチできました。
グズグズした動きが続いていましたが、やっと上へのリスクを感じる形になってきました。
まずは100日MAをしっかり上抜けるかがポイントです。
ただし、さらに上にも複数のレジスタンスが控えていることと、ファンダは引き続きよろしくないことには注意です。


■CSI300(※)

上海もしっかりとした上昇が出ています。
日本株にも好材料になるのでありがたいですね。
香港と同様、目先は上へのモメンタム継続としてみていきます。
※上海証券取引所と深圳証券取引所で取引されている上位300銘柄の加重平均


《日本マーケット》

■日経平均

逆三尊を出してからの上昇が綺麗に決まっていますね。
ファンダは決して良くないのですが、出遅れ感や緊縮財政をとりあえず引っ込めたような印象を与えたことが好感されているのでしょうか。
まぁ日本株の主体性のなさを考えると、中国株が強いのが割と大きな支援材料ですかねぇ。
引き続き、上目線です。
ただし、いつ調整が入ってもおかしくはないので、まだポジションを持っていない場合は、一気に大きなポジションを持つのは危険かと。


最後まで読んでいただきありがとうございました!

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※この記事は、主に日経225先物等をトレードしている投資家向けに、国内外の株価指数等に関するテクニカル分析の手法や事例などを解説する目的で作成されています。実際の取引はご自身の判断と責任により行って下さい。


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