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ものを書くということは、痛みを伴うので。 痛いということは体力を使うので。 体力がほしいとあがいている昨今です。

    • [後編]最強の執筆環境とはなんぞや

      さて。目的のブツをレンタルしてくれるとあって早速rentioさんに申し込みを……! と意気込んだものの。 正直、面倒くさい。 新しいサービスに申し込む込む時ってメールアドレスパスワード住所氏名年齢支払い方法その他諸々打ち込まにゃならんの……! と消し飛ぶやる気を抑え込んで、さてやるかと連なるハードルを前に身構えたところ! Amazonアカウントが使える、だと……?! あらゆる瞬時に物憂さを消し飛ばして、一分と掛からずに申し込み完了メールが届いてなんぞこれ?! あとはうきう

      • [前編]最強の執筆環境とはなんぞや

        人生の半分以上を費やして、小説を書いている。 それだけ継続していれば、読んだ量も書く量も、そこそこである、自負と自覚はある……が、書き上げた、となると話が変わってくる。 いや、短編はわりと得意なのだが、長編になると途端に冗長さが目について、途中でどっせい! と放り投げるきらいがある。ほんと、長編書ける人尊敬する。その体力と忍耐力は何処から沸いてくるの、仕事が済んだ後に執筆するとか超人ですか妖怪ですかと問い質したくなるが、まぁ周囲のアマチュア作家の悩みは書きたい・書けないに落

        • 【試行錯誤】人のすなるダイエット日記といふものを、我もしてみむとするなり。

          はっきりした計画は、選択という苦痛から解放してくれる/ソール・ベロー 計画……それほど矢口からほど遠い言葉はない。 でも、一応めくらめっぽうに見えても、着地点だけははっきりしているのが矢口という生き物です。こっちが近道じゃない?! と茨の道に突っ込んで、痛かった……とすごすご戻ってきたりするだけで。 とはいえ、今時は先人の貴重な経験がちょっと調べればうようよ(言い方!)と出て来るので、効果と能率を求めて、とうとうこんなのを導入してしまいました。 いや、年末くらいから欲しか

        ものを書くということは、痛みを伴うので。 痛いということは体力を使うので。 体力がほしいとあがいている昨今です。

          【整理整頓】人のすなるダイエット日記といふものを、我もしてみむとするなり。

          お前がいつの日か出会う禍は、お前がおろそかにしたある時間の報いだ/ナポレオン・ボナパルト耳と心に痛いお言葉だな……! 限られた時間の中、最大効果を求める方法は整ったとはいえ。 果たして、落とさなければならないのは贅肉だけなのか? という自問に至る現在である……だって、xiserほしいんだ!(まだ言ってる) なにせ、とっととステッパーの制限時間を消費した休日、歩きたくて家の中を彷徨うようになっている……みんな! ステッパーはちゃんと事前にリサーチして、目的にあったものを手配

          【整理整頓】人のすなるダイエット日記といふものを、我もしてみむとするなり。

          【利害勘定】人のすなるダイエット日記といふものを、我もしてみむとするなり。

          楽観的であるということは、顔を常に太陽へ向け、足を常に前へ踏み出すことである/ネルソン・マンデラ ちなみにステッパーは、相変わらず楽しい。とても楽しい。 小学生の頃、図書室で借りた本を我慢しきれずに下校途中に読みながら歩いてて、消防署のおっちゃんに危ないでと怒られた記憶もある、こけたことないから大丈夫! とか呑気に答えてたなぁ……おっちゃんが言いたかったのはそういうことじゃないと今なら解る……とはいえ。本が本が本が本が! 歩きながら読めるとか最高か! なのにたった10分! 

          【利害勘定】人のすなるダイエット日記といふものを、我もしてみむとするなり。

          【脚下照顧】人のすなるダイエット日記といふものを、我もしてみむとするなり。

          偶然は準備のできていない人を助けない/ルイ・パスツール てな感じで。 ・運動量確保(ステッパー) ・ストレッチの継続(アレクサに登録) まで整いましたら、ここで重要視してなかった食事の管理ですよ! これが、また……めんどくさい……! あれか? 一々食事する度に栄養素を調べてカロリー計算して何が足りるやら足りないやらに決断力を割けと?! はっ! おことわりだぁ! と、かっこよくちゃぶ台をひっくり返したところで何もならないので、ここは文明の利器、スマホアプリにご登場願いまし

          【脚下照顧】人のすなるダイエット日記といふものを、我もしてみむとするなり。

          【必要要素】人のすなるダイエット日記といふものを、我もしてみむとするなり。

          最も重要な決定とは、何をするかではなく、何をしないかを決めることだ/スティーブ・ジョブズ したくないことはしたくない、それだけははっきりしている矢口。 そういえば体重計と一緒にある福音を入手していたのでした、じゃん! かもん! アレクサたん! 本来の導入目的は、世界のすべてを呪いながら起床した後、ライトの電源を入れ、エアコンの電源を入れ、ポットの電源を入れ、テレビの電源を入れ、憂鬱を吹き飛ばす動画はないかぐーるぐると考える……起きた! だけで! 四つも家電の電源入れなき

          【必要要素】人のすなるダイエット日記といふものを、我もしてみむとするなり。

          【必要知識】人のすなるダイエット日記といふものを、我もしてみむとするなり。

          食欲なくして食べることが健康に害あるごとく、欲望を伴わぬ勉強は記憶をそこない、記憶したことを保存しない/ダ・ヴィンチいぐざくとりー。 と、偉大なる芸術家の言に首を折りそに頷きつつ。 いや、ほんとに食事……楽しむ……というより義務……。 おいしいんだよ、おいしいんだよ?! でも一口でいいの、味わえたならそれだけでいいの。 あ、そんな矢口でも腹がはちきれそうになるのが満足なメニューはあります、麺類です。麺食いです。 いつかわんこ蕎麦をたらふく食べたい……。 閑話休題。 下半

          【必要知識】人のすなるダイエット日記といふものを、我もしてみむとするなり。

          【必要投資……?】人のすなるダイエット日記といふものを、我もしてみむとするなり。

          迷う理由が値段なら買え、買う理由が値段ならやめとけ/Twitter いやほんとこれ至言だよな……。 ステッパー。このお値段ならアリだ! と思ってぽちっちゃったのよな……。 ということで、前回の続き。 ステッパーの有用性に目覚めた矢口の前に立ちはだかる、使用制限10分の壁! このままではほどよい運動しか出来ない、どうする、どうなる?! てなことを制限時間長めで調べてみようとしたら、答えはあっさり出てきました。 インターネットは人類の集合知というけど、ほんとですな! と

          【必要投資……?】人のすなるダイエット日記といふものを、我もしてみむとするなり。

          【必要投資】人のすなるダイエット日記といふものを、我もしてみむとするなり。

          前回の続き。 まぁ、察しの良い方は既にお気付きかと思いますが、ステッパーを手配しました。 があります。 全ての要素がこれ一つで! まぁなんてお買い得! と思って入手したのです。が。一つ大いなる後悔。 これ、楽しい! 試みに同時に届いた を両手にステップ踏みながら読書……。 音、しません。踏み下ろした時の衝撃がコツコツ響くかなぁと思ってましたら、説明書に踏み込みきらない方が負荷がかかってよいよ! とあったので、瞬時に解決。 すいすいと足踏みしながら読書に集中出来

          【必要投資】人のすなるダイエット日記といふものを、我もしてみむとするなり。

          【まず考察】人のすなるダイエット日記といふものを、我もしてみむとするなり。

          彼を知り己を知れば百戦殆からず/孫子 昔の人はいいことゆーなー。 ということで、肥えるには原因があり、結果として脂肪がある。それを排除せずして理想の筋肉が得られようはずもなし。 ということで、物書きの特性、分析から始めますよ! 考えるの大好き! とかいいながら、まぁ、割と簡単に原因は導き出せるのですが。 1.夕食時間 2.運動不足 3.自己認識の甘さ 食事制限はどうしたヘイメン?! とお思いでしょうが、えーとですね、そもそも食うの好きじゃないのです……可能なら流動食

          【まず考察】人のすなるダイエット日記といふものを、我もしてみむとするなり。

          【序】人のすなるダイエット日記といふものを、我もしてみむとするなり。

          肥えた。 何がと言ったら、己が。 そーじゃないかと思いつつも、横幅はさほど変わらず、厚みを増す一途というだまし絵状態を、薄目でだまされた振りをしていたところに突きつけられた現実が、こちら。 太い。 言い切られるとそれなりにショックだぜチクショウ! 予感はあったのですよ、一昨年あたりから、1号のピンキーリングがきつくなって。 むくんでるのか? と装備できないままにしてたら、関節から入らなくなってきて、もしかしてヤバい? と思いつつもついつい放置。 何故なら体重計が壊れ

          【序】人のすなるダイエット日記といふものを、我もしてみむとするなり。

          ものしりかたつむり

           知恵者のかたつむりと知り合った。  裏庭に住み着く家守の紹介だったのだが、なかなかどうして頭がよい。青紫陽花が今年に限って白い理由や、楓を伝う雨水が真水に棲むものの滋養によいなど、ぷつ、ぷつと語り聞かせてくれる。  何かと話をせがむものだから、そのうち自分のことも話すようになってくれた。  兄弟達の中で、卵殻を破ったのは自分が最初だったこと、雨の一滴で溺れそうになったこと、キャベツの甘さが一番好きで、時折、刺激が欲しくて山椒を摘まんだりするなど。  そして、あなたの話も聞き

          ものしりかたつむり

          シラユキ

           日本で最も高い、空の塔。  首都を一望する高所、硝子張りの回廊からの風景は冬の空気に遠くまで澄み、人の営みが光の点となって眼下に瞬いている。  空に星を臨めない代わりに、足下に銀河が渦巻くようで、天地を区別しそこねる感覚に、軽い目眩を覚えた彰は、左の壁に手を着いた。 「高所恐怖症とかじゃないよな?」 案じる言葉は、耳の横、顎の付け根に位置を合わせた骨伝導ヘッドフォンから伝わる。  最高到達点と呼ばれるポイントに向かう緩やかなスロープに人の姿はないが、彰の一挙一動は通信回線を

          シラユキ

          羽羽木道

           晴天の初夏、逃れようのない熱に晒される市街地で、黒い程に濃い緑陰に誘われて神社の境内に足を踏み入れた。  長い石畳は一直線に最奥の本殿までを望み、木陰を渡る風の涼やかさと水の気配に、ほ、と息を吐く。  杉や銀杏、その他よく種類の知らない広葉樹の合間に小さな社が点在し、祖母ならその一つ一つに参りながら進むのだろうなと思いつつ、参道の手前の自動販売機で購入したスポーツドリンクを飲みながら、取り敢えず本殿へと向かう。  土地の神様へのご挨拶は大事だと、旅先や知らない土地でも神社を

          羽羽木道