【序】人のすなるダイエット日記といふものを、我もしてみむとするなり。

肥えた。

何がと言ったら、己が。

そーじゃないかと思いつつも、横幅はさほど変わらず、厚みを増す一途というだまし絵状態を、薄目でだまされた振りをしていたところに突きつけられた現実が、こちら。

太い。
言い切られるとそれなりにショックだぜチクショウ！

予感はあったのですよ、一昨年あたりから、１号のピンキーリングがきつくなって。
むくんでるのか？　と装備できないままにしてたら、関節から入らなくなってきて、もしかしてヤバい？　と思いつつもついつい放置。

何故なら体重計が壊れてたから。

その頃はまだ、ダイエットしなくていいけど筋肉は欲しい、体組成計がついてて、ついでにスマホに勝手に記録してくれる便利なのがないかなー、あー、ほしいなー！　と思うだけで購入に踏み切れず、ずるずる……。

そんな最中のコロナ渦です。
休めない仕事。
荒れる客。
増えるストレス。
在宅勤務？　何それおいしい？　の所に頂きました、給付金！　これは経済を回すために戻ってきたお金なのでじゃんじゃんぐるぐる回すぜ！　自室をスマートにするぜ！　アレクサたん！　ぽちー！(いきなり外資に注ぎ込むダメな消費者例)
……体重計、あるな。お値段手頃。微に入り細を穿ち、諸々を勝手に記録してくれるアプリがあるだと？　ほうほう。よし、これで筋肉量を見よう(まだ現実から目を背けている)、ついでにぽちー！

<iframe style="width:120px;height:240px;" marginwidth="0" marginheight="0" scrolling="no" frameborder="0" src="https://rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?ref=qf_sp_asin_til&t=koodama-22&m=amazon&o=9&p=8&l=as1&IS1=1&detail=1&asins=B0872N5D6J&linkId=19d69d5746e71e9d2561501a8ea01d0e&bc1=ffffff&lt1=_blank&fc1=333333&lc1=0066c0&bg1=ffffff&f=ifr">
</iframe>

そうして届いた、現実がこれです(もう一度)。

ヤバい……とは、思わなかったのですな、実は。

筋肉の材料がこんなにある！　と喜んでしまっ……た……。

１号のリングを装備してた時点でお気づきでしょうが、元々はカリッカリなんです。
体力なしの喘息もち。
季節の変わり目に発作を起こし、雨が降ったら風邪を引き、インフルが流行れば熱を出し、冷房の効いた室内と灼熱の戸外を行き来するだけで溢れ出す鼻水、止むことのない不調、もはや食事に代替できる薬の量。
気管支系にトラブルを抱えていると、生きてるだけで付加される数々のデバフをどうやって解除するかに心血を注ぐばかりで、お肉に回せるほどのエネルギーなどありません！

と、いうようなことが、資格を取得するために足圧マッサージのお教室に通い始めてから徐々に少なくなって。
あれ調子がいいぞ、発作起こらないぞ、マッサージするのもされるのも大事だな！　とうきうきと健康を味わっていたら、このザマですよ！(三度目)

さてこの肉。どうして、くれよう……！

なので、ここは一つ、人のすなるダイエット日記といふものを、我もしてみむとするなり(表題)。

ただ、酒は飲まない、暴食しない、甘いもの好きじゃない。肉も三切れで十分です(胃腸も弱い)な人間が逆にどうやって肥えれたのかが謎なのですが、同じ悩みをお抱えの方の、某かの参考になればと認めて行く次第です。

ただね！
肉＝悪ではない！
肉＝体力！
それだけは強く主張する！　最低でも適正体重ないと風邪引くしすぐ疲れるし体だけじゃなく心の抵抗力もなくなるからね！

ということで、献血可能な最低ラインの５０ｷﾛｸﾞﾗﾑ近隣まで戻せたら……いいな……(という野望)