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断食療法(ファスティング)の体験談。断食と瞑想

自己流の断食(ファスティング)の体験談です。瞑想やヨガをやっていたり、健康法に関心のある人の中には断食に関心がある人もいるのではないでしょうか。

3年前の話なのですが断食で長引く口角炎が治った体験談です。もちろん医学的なエビデンスは無く、あくまで個人の感想です。

また本記事で断食を推奨しているわけでもないです。知識のない断食の実践は健康被害のリスクがあると考えています。
私は減量目的などで安易に断食することには反対です。


界隈にはトンデモが多いわけだけれども、、、

断食は『代替療法』とか自然療法などと呼ばれることがあります。
そしてこういったものを提唱する界隈にはトンデモ系が多いわけです。

例えば宇宙波動パワー療法みたいなのです。あと反ワク陰謀論系もやたらと多い印象があります。

関連note:【文殊利剣】 リンク集  健全な懐疑のために

私は界隈すべてを否定しているわけではありません。
たとえばアロマテラピーもこの界隈に含まれることがありますが、私は瞑想に利用することがあります。
アロマ関係にも困った自然派の人はいるわけなのですが。

関連note:【瞑想と精油】 瞑想に役立つ精油、アロマテラピー 【瞑想ブレンド紹介】

ちなみに瞑想にはフランキンセンス(オリバナム、乳香)が気に入っています。

αピネン系(ヒノキやサイプレスなど)の精油にシネオール系(ローズマリー・シネオール、ユーカリなど)やティートリー精油をブレンドしたのもオススメです。
森林浴、フィトンチッドの香りになります。

関連note:森林浴(フィトンチッド)と瞑想

ラベンダーもいいと思います。


 断食はもちろん「標準医療」ではないし、研究においても賛否両論があり、信奉者によって大言壮語もされています。
やり方によっては健康被害もあり得ます。私は減量目的で安易に断食するのには反対です。

信用できる人からの体験談を聞くことがあったりで、私は断食についてはずっと関心をもっています。今でももっています。


私の行った断食法

断食にはハーブ飲料や酵素飲料、果物や野菜のジュースなどを摂るものなど色々とあります。

私は3年前に長引く口角炎になり、断食を試したのですが、この時に行ったのは水だけの断食です。

朝昼は食べ過ぎずに断食に備え、晩ご飯に関しては抜いて水だけ、次の日は1日水だけ(本断食)、その次の日の朝は水だけ、昼以降は慎重に断食あけの回復食で食欲に負けずに暴飲暴食は絶対に避ける、といったものです。

断食で口角炎が治った!?

あくまで個人的な感想として、口角炎に効いたのではと考えています。

口角炎でぱっくりと両方の口角に亀裂が生じた状態が2ヶ月以上続いたことがありました。
口角炎自体は以前から 軽いものなら たまになることがあったのですが、この時ほど目立つ口角の亀裂で長引くことはなかったです。

緑茶、紅茶、コーヒー、チョコレートなどカフェインが入ったものをよく飲食してたので、それが口角炎に関係しているのかもなと思って控えたりしたのですが、良くならず。

さすがにクリニックに行こうと思った時に断食を試してみました。


晩飯を抜いて水のみで断食を開始しました。
次の日には空腹感が強く出て、身体を動かそうとする意欲が減退したのですが、ある時から、気のせいかもしれませんが体内からボンヤリとした熱が発生しているように感じました。

脂肪が燃焼して熱が発生しているのかな、と思いました(正確な生理学的なことはわかりません。気のせいかもしれません)。


驚いたのが口角炎の状態でした。本断食の日の夕方には長引く症状でぱっくりと開いていた口角の亀裂の片方のがふさがっていました。
もう片方もふさがりかけの状態になり、これは次の日にふさがりました。

断食にさらなる好印象をもつキッカケになりました。


瞑想がはかどる?

長引く口角炎で断食を試してみたこの体験以降、都合がつけばたまに断食をしていた時期があります。
(今でも関心がありますが、いろいろとあってサボってます)


断食をしていても瞑想はしていました。

気のせいかもしれませんが、断食によって瞑想がはかどることがあるのではと感じました。
本断食でエネルギー摂取していないので身体活動への意欲は減衰します。

断食中は散歩やヨガの体操、ストレッチくらいならむしろ良いとされますが、強めの運動をするとふらつきなどが生じて良くないです。

しかし身体活動への意欲が向かないかわりに、どうしたわけだか、内へ向かおうとするような感覚を感じることがありました。
これによって瞑想がはかどる感覚を感じることがありました。

断食中の瞑想の意識状態について、質の良さのようなのを感じることがありました。

しかしこれは飢餓感などの心身の状態によると思われます。飢餓感が強すぎたり低血糖の症状が強く出ていたりだと良い瞑想の障害になると思われます。

断食の瞑想への影響については、さらに身をもって探究してみたいという関心は今でもあります。

関連note:いつかリトリートで瞑想してみたい。イエス・キリストの『荒野の誘惑』はリトリート?


※諸注意、リスク(禁忌、低栄養性脂肪肝、胆石症など)

●口角炎について

 私は自らの体験で長引く口角炎が断食で良くなったと感じていますが、これはあくまで個人の感想であって、医学的なエビデンスはありません。

口角炎の原因はストレスや疲労などによる免疫低下、栄養状態、、、などが主なものとされますが、糖尿病、内臓や内分泌系の病気、HIV感染症などが関わることがあるので、(私が言うのもアレですが、)医療機関など専門家を頼るようにして下さい。


●断食について

 黒糖や果物ジュースなど糖分を摂取する断食法もありますが、特に水だけの本断食では、強い飢餓状態や低血糖状態などで場合によっては不測の事態もあり得ます。

★ 特に水だけの本断食に関しては、(私が言うのもアレですが、)素人判断での安易な実践は避けるべきとされます。
特に複数日にわたる本断食は危険性が高まるとされます。


 また1日以上の長めの断食をする場合には、リフィーディング症候群のリスクも考えられるとされます。

“……断食にも「副作用」のリスクがあります。行き過ぎた断食は、低栄養やリフィーディング症候群と呼ばれる時に致死的な副作用を招く恐れがあります。

リフィーディング症候群とは、一定期間の断食の後に、突然十分量の栄養が体の中に入った結果起こる電解質(ミネラルバランス)の異常です。栄養が十分に与えられていなかった体に一度に栄養が入ることで、インスリンがたくさん放出され、体に入ってきた糖分とともにカリウムやリンといった電解質が細胞の中に取り込まれて、たちまち血液中の電解質が低下してしまい、致死的な不整脈などの合併症につながることがあります。

これは、数日の断食や低栄養状態で起こる可能性のある合併症で、入院中の患者さんでもしばしば問題になります。こうした状況では、食事の再開時に必要なビタミンや電解質をしっかり補い、血液検査で頻繁に確認しながら、少しずつ摂取カロリーを増やすといった対応を行います。そうでなければ、命を落とすリスクがあるからです。”

引用:山田 悠史「断食ダイエットが健康にいいって本当?効果と副作用、両面の正しい理解を」ミモレ


参考:【超危険】中途半端な知識でファスティングすることの危険

【注意】ビタミンなど栄養欠乏、心臓への負担、リフィーディング症候群、断食による死亡報告……


できれば理解のある医療機関などで行うべきとされます。


糖尿病、腎臓病など内臓、神経、内分泌の疾患、状態によっては、いくつかの断食の方法は禁忌とされます。


断食の前と後の食事は慎重に配慮されるべきとされます。

私が聞いたことがあるのでは、「断食道場」で本断食と基礎的な回復食の後に帰宅して、食欲に負けて回復食の規定に反した食事をしてしまい、胃腸の急性の症状で死にそうになったとか、亡くなってしまった人がいる、というのがあります。

また、こういったことに関してもリフィーディング症候群のリスクを知るべきだと思われます。


妊娠中、授乳中、痩せすぎ、栄養不良、貧血、脂肪が少な過ぎの人、子ども、成長期の断食は禁忌とされています。


筋肉は痩せると思われます。
断食を習慣にするなどで繰り返す場合には、サルコペニアのリスクを気にする必要があるかもしれません。

また同様に断食を繰り返す場合には骨量低下のリスクを気にする必要があるかもしれません。

たとえばカルシウムは身体の中では、骨を構成する以外にも必要とされるので、不足した状態が続くと、骨(や歯からも?)から流出するとされます。

長めの断食をする人の中には、カルシウムを含むものを摂取する人もいるようです。


筋肉が痩せることや骨量低下のリスクについては、筋トレなど運動習慣が大切なのかもしれません。

これらについてはさらなる情報の確認が必要だと思われます。


★ 低栄養性脂肪肝(ダイエット脂肪肝)のリスクを気にする必要があるかもしれません。

減量のためなどで食事制限をすると、飢餓に対応するための生理機能が働いて肝臓に脂肪がたまりやすくなることがあります。
痩せてるように見えるのに実は肝臓には脂肪がたまっているということもあり得ます。
これが低栄養性脂肪肝です。

関連note:【瞑想でやせる?】ダイエット(減量)と瞑想?


断食後の回復食や生活習慣によって対応できるのかもしれませんが、私は断食による低栄養性脂肪肝のリスクについては十分な知識をもっていません。

医師など専門家に確認が必要だと思われます。

また、断食を習慣にして繰り返す場合には、基礎代謝や胃腸などの内臓機能や甲状腺など内分泌の機能、性ホルモンを含むホルモンバランスに影響があるという意見を聞いたことがあります。
これらも要確認事項です。


胆石症(胆のう、胆管の結石)のリスクが、理論上はあり得るのではないでしょうか。

断食(や一日一食や減量を目的とするものなどの強めの食事制限、間隔のあいた食事法)の間は、脂肪の分解を助ける胆汁の排出交換が休止してしまって、胆汁が濃くなり結石になるリスクが高まる可能性があるのではないでしょうか?

断食と胆石症のリスクについても、私は十分な知識を持っていません。

医師など専門家に確認が必要だと思われます。


断食(など特殊な食事制限法)の実践は慎重に。


関連note:

・16時間断食でオートファジーを活性化!? リンゴダイエット? 胆石など副作用についても。断食(ファスティング)について

関連:「ダイエット」「断食(ファスティング)」の記事(瞑想する人note)


・マクロビオティック(他、ベジタリアン、ヴィーガンの食事法など)について