見出し画像

歓喜の精神性

#思索の備忘・メモ

いちおう「歓喜の精神性」について気にしておいた方がいいかもしれないという気まぐれの思いつき


文殊金剛(グヒヤサマージャ・マンジュヴァジュラ)

画像引用🔗


BGM:バッハ BWV1 Chorale Wie bin ich doch so herzlich froh




欲動・衝動の昇華

 性的欲求など「低次のチャクラ」と関係が深いとされる欲望・衝動の昇華や転換というのが有り得るとするのなら、それには生物学的な、神経生理的な根拠がなければならないハズです。

このような生物学的・神経生理の体験や変化については、とくに、「密教(タントラ)」の実践者らよって語られていることではあります。


このようなことについては、「歓喜」「歓喜の精神性」という観点からも眺めることができるのではないでしょうか。


つまり人間の意識ー神経生理において、「歓喜」を通して、欲動・衝動の転換・昇華があり得るということです。


歓喜の意識ー精神性

 「歓喜を通しての転換・昇華」というものに「歓喜の意識ー精神性」というのが導入できそうです。

この歓喜の精神性の内で、「低い」とされるものは、宗教やスピリチュアルなど精神的伝統で「地」や「肉」に属するとしばしば表現されてきたような欲動・衝動・感覚における歓喜であり、快楽であり、享楽といったもの。

そして、高い精神性の歓喜にある人においては、それらの「地」や「肉」の歓喜は昇華され得るということです。


 では高い精神性の歓喜とは何か?
それは非利己的な、エゴのない愛、菩提心、四無量心、慈悲・慈愛、バクティの歓喜、そのような霊性・精神性の意志や実践による歓喜ということになるのでしょう。


密教、生命エネルギー、チャクラ、中央気道

 密教的な説明を加えるのなら、生命エネルギーは低位のチャクラや結節を超えて、中央気道を上昇していくということです。

この中央気道はやはり「歓喜の道」と表現できるのかもしれません。

低位のチャクラの欲動・衝動においてうごめいている生命エネルギーは歓喜の道である中央気道を通して上昇していくということです。


関連note:ヨガのスシュムナー(中央気道)とは。クンダリーニ、バルド、空性大楽


チャクラについては、やはり第2チャクラが転換点であると言えるのもしれません。


関連note

・密教の資格。密教との関係で顕教について


・クンダリニー ヨーガの簡潔な解説動画


・【クンダリニーと歓喜仏】 智慧と慈悲の結合


・一なる生命の意識? シヴァとシャクティの合一 (ヨガ・瞑想の思索)


・霊性と智慧と慈悲。水瓶座の時代(アクエリアン・エイジ)?


・【ブラフマチャリヤ】瞑想、ヨガと禁欲


・【ヨガ】バクティ・ヨーガとクンダリニー・ヨーガ