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クンダリニー ヨーガの簡潔な解説動画

 クンダリニー、クンダリニーヨーガについての簡潔な解説動画を見つけました。


このnoteではたまに上祐史浩氏の解説動画を紹介していて、なにか読者に誤解を与えてしまうかもと動揺してしまうところもありますが、、、まぁ、、とにかく、要点が簡潔にまとまっていると思われる動画です。

クンダリニー、クンダリニーヨーガなど生命エネルギーの実践に興味がある人はどうぞ、、、


13:28~ クンダリニー(生命エネルギー)の実践について
秘義的な瞑想体系としてのクンダリニー・ヨーガ(究境次第)
 
KeyWord:チャクラ、ナーディ、プラーナ、クンダリニー、、、

18:14~ 煩悩、カルマ(業)と人体の生命エネルギー・システム、クンダリニー

KW:蛇の火(サーペント・ファイアー)、煩悩を焼き尽くす火、気道の詰まり、内的歓喜

22:53~ クンダリニー・ヨーガによって、煩悩を滅すると気持ちよく、煩悩を滅しないと不快であると感じる「聖なる身体」を作りだす。
正しいことを好み間違っていることを嫌う「ブッダの身体」になる。

24:08~ クンダリニーヨーガは一定の準備ができた人に慎重に導入されるべき。クンダリニーのコントロールされない偶発的覚醒のアクシデントなどの危険

26:05~ 気道の浄化、気の強化、良化と善行利他の実践について

KW:性欲、プラーナヤーマ、功徳、性愛の昇華、煩悩即菩提

30:57~ クンダリニーヨーガの行法。ハタ・ヨーガの奥義がクンダリニー・ヨーガ

KW:戒律、アーサナ、プラーナヤーマ、ムドラー

32:00~ 戒律について。人間の身体の霊的な改革、性愛が慈愛へ転換される。煩悩を満たす一時的な快感ではなくて、慈悲の幸福感

KW:クンダリニーと性エネルギー、禁欲、クンダリニー症候群、クンダリニーヨーガの修行者とそうでない修行者の違い、クンダリニーヨーガによって得る悟りは極めて強固でクリアー

関連note:上祐史浩氏に質問しました。クンダリーニついて(神秘体験、体外離脱、ヨガ、瞑想、魔境、クンダリニー症候群、、、)


以下動画について。


クンダリニーヨーガ(究竟次第)の解説

 もともとは宇宙開発に興味のあった上祐氏は、オウム教団に出会い、出家し、教団幹部になり、そして逮捕歴もある人です。
オウム教団は、凄惨なカルト事件、宗教テロを起こした団体です。

この動画で解説されている上祐氏のクンダリニーヨーガの知見というのは、他でもないそのオウム教団で得られたものです。
正確には、インドのクンダリニーヨーガやチベット密教の行法を、オウムが取り入れ、その修行を上祐氏が体験したということなのですが。


とにかく、このことで怪訝に思う人もいるでしょう。
上祐氏のクンダリニーヨーガの解説動画を紹介するのは、たしかに、なにか誤解を与えてしまうかもと動揺することではあります。


 この動画の内容については、かなり簡潔に分かりやすく解説されたものだと思われます。
クンダリニーやクンダリニーヨーガを扱った書籍など情報がいろいろとありますが、上祐氏の解説は、オウム教団を通したものとはいえ、明らかにインドやチベットの伝統的な修行法による実際の体験で得られた知見だと思われます。


チャクラ、経穴

 動画では、チャクラというのは、中国医学の「経穴(ツボ)」と同じものであり、特にクンダリニーヨーガで注目される主要なものがチャクラと呼ばれるという考えが紹介されています。

中国の気功の内丹(仙道)でも、このような考え方があるようです。


内丹の流派には、インドのヨガやチベット密教の影響を受けたものがあります。
そこではチャクラは、ツボ(経穴)とは分けて特別視され「宮(精宮)」と呼ばれることもあります。


ブッダの身体?

 クンダリニーによって正しいことを好み間違っていることを嫌う「ブッダの身体」になるという解説があります。

しかしオウム教団はクンダリニーヨーガをやっていて、そしてその教団が凄惨な事件をおこしたのです。

矛盾するものを感じ、非常に強い違和感を感じる人が多いと思われます。


 このブッダの身体になるというのは、主観的な体験を表現したものだと思われます。
心身の感覚・感性の変化がともなうものだと思われますが、煩悩、情動や感覚的快楽、エゴ、内的歓喜や心の平安に関係する主観的な体験を意味するとした方がいいでしょう。

 つまり他者から見ても社会合意的にも同意される善悪の判断、何が正しくて何が間違っているかについての客観的な考察を根拠にする判断についての言及ではないだろうというこです。
心身の感覚、主観的な体験だと思われます。


宗教の体験や信仰というのは主観的なものであって、このことは宗教の暴走や闇が関わることでもあるように思われます。


参考:佐倉哲エッセイ集

関連note

関連note:ラムリムにおける統合 >> 現実社会との関係性において ―― ラムリムへ


ヴィパッサナー、上座部との比較

 上座部仏教のヴィパッサナーの瞑想修行では、五蘊(色・受・想・行・識)が無常、無我であり、縁起によって生じ滅しているだけのものであり、実体のないものであり、苦しみであるというのを、如実に観るとされます。

そして自ずと苦しみから離れようとする厭離の働きが生じるとされます。


 クンダリニー・ヨーガにおいては、煩悩の対処や厭離といったものに、クンダリニーの体験が役立つとされるようです。
煩悩や感覚的な快楽への執着、渇愛、エゴ(我執)が「苦」であるという感覚、主観的な体験があるとされるようです。

慈悲や四無量心による心の平安や歓喜との対比で、そのようなものが苦と感じられるといったようなところもあるのかもしれません。


精神性、宗教性について

 生命エネルギーの実践の中国気功版には仙道(内丹)があります。
この仙道に関しては高藤聡一郎という人が有名です。

この高藤氏の仙道については、一定の禁欲(性の節制)が「気」のためには必要と説かれました。
しかし宗教的な信仰や、それによる戒律、精神修養的なところは大して強調されなかったようです。

高藤氏の仙道の実践者の中には、宗教信仰的なところが無いのが良いと評価していた人も多かったようです。

生命エネルギーの実践において精神修養的なことを無視してしまうのは、上祐氏の動画での解説の観点では、ベストなやり方ではないということになるのでしょう。


 あと、快楽のために生命エネルギーをいじくるような「エナジー オーガズム」というのも、上祐氏の解説の観点だと、あまりよろしくないものということになるのでしょう。



 最後にチョット。

 日本ではクンダリニーなど生命エネルギーの話題に興味を持つ人は、今は少ないのかもしれません。

高藤聡一郎氏の仙道については、ネット上を探しても、ずいぶんと廃れてしまっているようです。
関連本も全て絶版になっているようです。

チベット密教のクンダリニーヨーガである「究竟次第」については、ほとんど関心をもたれていないようです。

インドのクンダリニーヨーガについても、正確なことはほとんど知られていないように思われます。


しかし欧米だとヨガ、密教など東洋の神秘に関心を持つ人は多いだろうと思います。

クンダリニー、究竟次第といった東洋の神秘的な話題は、日本よりも海外でウケるのかもしれません。


関連note

・密教(タントラ)の目的。瞑想、ヨガ、クンダリーニ、神秘体験、超人思想、、、?


・【ヨガの分類②】クンダリーニ系ハタ・ヨーガ。瞑想やムドラーを重視する密教のヨーガ


・ヨガのスシュムナー(中央気道)とは。クンダリーニ、バルド、空性大楽


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