近藤克之 kondo katsuyuki

ロンドン2012パラリンピック 陸上競技_短距離ガイドランナー / リオデジャネイロ2…

近藤克之 kondo katsuyuki

ロンドン2012パラリンピック 陸上競技_短距離ガイドランナー / リオデジャネイロ2016パラリンピック 陸上競技_コーチ / 東京2020パラリンピック 陸上競技_解説 / 日本大学スポーツ科学部 / 世田谷 / エンジョイパラスポーツ /

記事一覧

【パラ陸上 | あれこれ#44】2023年の振り返り「アジアパラ競技大会」備忘録③

備忘録として残しておきます。 T37女子100mで世界記録が出ております。 このクラスは世界選手権、パラパンアメリカン競技大会でも好勝負になっておりますので引き続き確認…

【パラ陸上 | あれこれ#43】2023年の振り返り「アジアパラ競技大会」備忘録②

2024年はT64(片側下腿切断&義足クラス)男子100m、この二人に期待するぞーーー❗️ 大島選手&井谷選手、10秒台、お願いします🇯🇵 立位の種目で義足(膝下切断で義足)の…

【パラ陸上 | あれこれ#42】2023年の振り返り「アジアパラ競技大会」備忘録①

さて中国・杭州で行われたアジアパラ競技大会において、最終種目はユニバーサルリレーでしたが、日本は48秒15の記録で銅メダル🥉を獲得しました。 優勝は中国🇨🇳で45秒…

【パラ陸上 | あれこれ#41】次回アジアパラ競技大会は愛知/名古屋🇯🇵

次回のアジアパラ競技大会は名古屋で開催予定ですが、クリスマスの日にエンブレムとスローガンが発表されています。 杭州アジアパラ競技大会の閉会式(2023月10月28日)に…

【パラ陸上 | あれこれ#40】2023年の振り返り「パラ陸上世界選手権Paris」観戦記⑩

マルカス・レーム選手🇩🇪が走幅跳で6連覇を果たしました。 以下は、6連覇の変遷です。 □ 2011年 ニュージーランド🇳🇿クライストチャーチ大会  ∟ 7m09(-0.5)=当時の世…

【パラ陸上| あれこれ#39】2023年の振り返り「パラ陸上世界選手権Paris」観戦記⑨

女子T11クラス(視覚障害のいわゆる全盲クラス)の有力国といえば、ブラジル🇧🇷か中国🇨🇳です。 走幅跳でもブラジル代表選手が優勝することが多かったわけですが、今回、…

【パラ陸上 | あれこれ#38】2023年の振り返り「パラ陸上世界選手権Paris」観戦記⑧

T64(片側の膝下切断で義足装用)クラス 男子100m予選で、マクセル・マヌー(MANU Maxcel Amo)選手🇮🇹が10秒64(-0.2)のヨロッパ記録で1着通過しました。 ジョニー・ピーコ…

【パラ陸上 | あれこれ#37】2023年の振り返り「パラ陸上世界選手権Paris」観戦記⑦

T63クラス(片側の大腿部の切断などで義足装用)男子 走幅跳は、東京2020大会に続いて高レベルな試合展開となりました。 レオン・シェファー (SCHAEFER Leon) 選手🇩🇪が…

【パラ陸上| あれこれ#36】2023年の振り返り「パラ陸上世界選手権Paris」観戦記⑥

T12クラス女子走幅跳で澤田優蘭 選手が銅メダル🥉を獲得しました👏 澤田選手は、17歳で北京パラリンピックに出場しました。 それから、ロンドン、リオの両大会には出場が…

【パラ陸上 | あれこれ#35】2023年の振り返り「パラ陸上世界選手権Paris」観戦記⑤

パラ陸上では、上肢障害(T47)と下肢障害(T63膝上切断等、T64膝下切断等)のクラスで走高跳が行われています。 パリの世界選手権では、T47クラスの走高跳で、TOWNSEND R…

【パラ陸上 | あれこれ#34】2023年の振り返り「パラ陸上世界選手権Paris」観戦記④

パラ陸上のトラック種目で最も長い距離は、5000mです。 競技用車いす(いわゆるレーサー)を用いて競技を行うT54クラスの5000mではマルセル・フグ選手🇨🇭の独壇場でした…

【パラ陸上 | あれこれ#33】2023年の振り返り「パラ陸上世界選手権Paris」観戦記③

前回ドバイ大会(2019年)に初めて行われた「フレームランニング」! 前回大会の競技クラスは「RR3」でしたが、現在は「T72」として組み込まれています。 前回大会の出場…

【パラ陸上 | あれこれ#32】2023年の振り返り「パラ陸上世界選手権Paris」観戦記②

パラ陸上競技では、大きく「立位」と「車いす」に競技形態が分けられますが、立位の短距離種目において、それも世界選手権で優勝を果たす日本人選手が現れるとは思いもしま…

【パラ陸上 | あれこれ #31】2023年の振り返り 「パラ陸上世界選手権Paris」観戦記 ①

 パリパラリンピックまで、約1年に迫った時期に、🇫🇷パリ🇫🇷でパラ陸上世界選手権が7月8日から17日の日程で開催されました。  関係者の皆様のご配慮をいただき、現地で…

【パラ陸上 | あれこれ #30】次回の第5回アジアパラ競技大会は愛知・名古屋

 第4回 アジアパラ競技大会は2023年10月22日から28日の日程で、中国の杭州にて開催されました。  今大会は44の国と地域から3021名の競技者が参加したと報告されています…

【パラ陸上 | あれこれ #29】2023年の振り返り「パラパンアメリカン競技大会」④

 東京2020大会後、T37(片麻痺の立位競技者)クラスで一躍、脚光を浴びているのがKaren Palomeque(カレン・パロメケ)選手🇨🇴です。  今年のパラ陸上世界選手権パリ大…

【パラ陸上 | あれこれ#44】2023年の振り返り「アジアパラ競技大会」備忘録③

備忘録として残しておきます。
T37女子100mで世界記録が出ております。
このクラスは世界選手権、パラパンアメリカン競技大会でも好勝負になっておりますので引き続き確認していきたいと思います。

【パラ陸上 | あれこれ#43】2023年の振り返り「アジアパラ競技大会」備忘録②

2024年はT64(片側下腿切断&義足クラス)男子100m、この二人に期待するぞーーー❗️
大島選手&井谷選手、10秒台、お願いします🇯🇵

立位の種目で義足(膝下切断で義足)の100mは、いわゆる花形種目です。
世界では、10秒台でなければ勝負ができません。
注目度も非常に高いです。

二人のどちらかが日本人で初めて、このクラスでの10秒台を出してくれるものと期待しています。
頑張れ🇯🇵

【パラ陸上 | あれこれ#42】2023年の振り返り「アジアパラ競技大会」備忘録①

さて中国・杭州で行われたアジアパラ競技大会において、最終種目はユニバーサルリレーでしたが、日本は48秒15の記録で銅メダル🥉を獲得しました。

優勝は中国🇨🇳で45秒78のアジア新記録、2位に🇮🇩が47秒23で入っています。
中国は有力国でありますが、インドネシアが記録を上げてきている事に驚きました。
インドネシアは東京2020大会時は、50秒55で予選敗退していることから、一気に記録を
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【パラ陸上 | あれこれ#41】次回アジアパラ競技大会は愛知/名古屋🇯🇵

【パラ陸上 | あれこれ#41】次回アジアパラ競技大会は愛知/名古屋🇯🇵

次回のアジアパラ競技大会は名古屋で開催予定ですが、クリスマスの日にエンブレムとスローガンが発表されています。

杭州アジアパラ競技大会の閉会式(2023月10月28日)にて、第5回アジアパラ競技大会(2026/愛知・名古屋)のPR映像が放映されています。愛知県のHPで公表されていますので、ここでも忘れないように貼り付けしておきたいと思います。今から楽しみですね!!

あと河合 純一さん(日本パラリ

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【パラ陸上 | あれこれ#40】2023年の振り返り「パラ陸上世界選手権Paris」観戦記⑩

マルカス・レーム選手🇩🇪が走幅跳で6連覇を果たしました。
以下は、6連覇の変遷です。

□ 2011年 ニュージーランド🇳🇿クライストチャーチ大会
 ∟ 7m09(-0.5)=当時の世界新
  ※ それ以前の記録は自身の6m84 2010年6月9日にレバークーゼンにて記録

□ 2013年 フランス🇫🇷リヨン大会
 ∟ 7m95(-1.7)=当時の世界新
 ※ それ以前の記録は自身の7
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【パラ陸上| あれこれ#39】2023年の振り返り「パラ陸上世界選手権Paris」観戦記⑨

女子T11クラス(視覚障害のいわゆる全盲クラス)の有力国といえば、ブラジル🇧🇷か中国🇨🇳です。
走幅跳でもブラジル代表選手が優勝することが多かったわけですが、今回、ウズベキスタン🇺🇿のMIRZAYOROVA Asila選手が5回目跳躍で、5m13(-0.1)の大会新記録を記録し優勝しました。
2位と3位にはブラジルと中国の選手が入っており、依然として本クラスでは両国の選手が強いのですが
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【パラ陸上 | あれこれ#38】2023年の振り返り「パラ陸上世界選手権Paris」観戦記⑧

T64(片側の膝下切断で義足装用)クラス 男子100m予選で、マクセル・マヌー(MANU Maxcel Amo)選手🇮🇹が10秒64(-0.2)のヨロッパ記録で1着通過しました。

ジョニー・ピーコック(PEACOCK Jonnie)選手🇬🇧やヨハネス・フロアス(FLOORS Johannes)選手🇩🇪を中心に観ようと思っていたら、「あれ、、全然勢いが違うぞ」と思いました(ちょっと衝撃
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【パラ陸上 | あれこれ#37】2023年の振り返り「パラ陸上世界選手権Paris」観戦記⑦

T63クラス(片側の大腿部の切断などで義足装用)男子 走幅跳は、東京2020大会に続いて高レベルな試合展開となりました。

レオン・シェファー (SCHAEFER Leon) 選手🇩🇪が、最終跳躍で7m25(-0.1)を記録し、優勝しました🥇

2位のダニエル・ワグナー(WAGNER Daniel)選手🇩🇰が7m02(+1.4)、3位のヨング (de JONG Joel)選手🇳🇱が6
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【パラ陸上| あれこれ#36】2023年の振り返り「パラ陸上世界選手権Paris」観戦記⑥

T12クラス女子走幅跳で澤田優蘭 選手が銅メダル🥉を獲得しました👏

澤田選手は、17歳で北京パラリンピックに出場しました。
それから、ロンドン、リオの両大会には出場が叶わず、東京大会でパラリンピックの舞台に戻ってきました!
東京パラでは、ユニバーサルリレーの第1走者として銅メダルを獲得しました👏

そしてパリに向けた今回の世界選手権の走幅跳で銅メダルを獲得し、さらに前進しています。

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【パラ陸上 | あれこれ#35】2023年の振り返り「パラ陸上世界選手権Paris」観戦記⑤

パラ陸上では、上肢障害(T47)と下肢障害(T63膝上切断等、T64膝下切断等)のクラスで走高跳が行われています。

パリの世界選手権では、T47クラスの走高跳で、TOWNSEND Roderick選手🇺🇸が2m16の世界新記録で優勝しました🥇
この高さの3回目の跳躍で見事にクリアしました👏
その後、2m18までバーの高さを上げましたが、残念ながら3回とも失敗となりました。
東京大会では、
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【パラ陸上 | あれこれ#34】2023年の振り返り「パラ陸上世界選手権Paris」観戦記④

パラ陸上のトラック種目で最も長い距離は、5000mです。

競技用車いす(いわゆるレーサー)を用いて競技を行うT54クラスの5000mではマルセル・フグ選手🇨🇭の独壇場でした。

スタートは非常に遅く、最後方からとなりましたがペースが遅いとみて、300m通過後から一気にペースを上げ先頭にたちました。

5000mは200mスタート地点からのスタートですが、ゴール地点をスタートと見たて、1周目の
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【パラ陸上 | あれこれ#33】2023年の振り返り「パラ陸上世界選手権Paris」観戦記③

前回ドバイ大会(2019年)に初めて行われた「フレームランニング」!

前回大会の競技クラスは「RR3」でしたが、現在は「T72」として組み込まれています。

前回大会の出場選手は5名でしたが、今回は選手数も8名と増えてきました。

前回大会に続き、DRYSDALE Gavin選手🇬🇧とSOLAIMAN Rafi🇬🇧選手がワンツーフィニッシュしました。

日本人選手が世界選手権に出場が叶う
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【パラ陸上 | あれこれ#32】2023年の振り返り「パラ陸上世界選手権Paris」観戦記②

パラ陸上競技では、大きく「立位」と「車いす」に競技形態が分けられますが、立位の短距離種目において、それも世界選手権で優勝を果たす日本人選手が現れるとは思いもしませんでした(すみません)。

それくらい、近年のパラ陸上の記録は高まってきており、上位入賞することがとても難しい状況となっています。

T13(視覚障害のいわゆる弱視クラス)、男子400mで福永凌太選手🇯🇵が、決勝で47秒79のアジア記
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【パラ陸上 | あれこれ #31】2023年の振り返り 「パラ陸上世界選手権Paris」観戦記 ①

【パラ陸上 | あれこれ #31】2023年の振り返り 「パラ陸上世界選手権Paris」観戦記 ①

 パリパラリンピックまで、約1年に迫った時期に、🇫🇷パリ🇫🇷でパラ陸上世界選手権が7月8日から17日の日程で開催されました。
 関係者の皆様のご配慮をいただき、現地で観戦することができましたので、観戦記を残しておきたいと思います。
 パラ陸上世界選手権の競技会場となったのは、シャルレティ競技場です。
 こちらは、過去に何度か行ったことがあるので、どちらかといえば馴染みがある場所でした。日本

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【パラ陸上 | あれこれ #30】次回の第5回アジアパラ競技大会は愛知・名古屋

【パラ陸上 | あれこれ #30】次回の第5回アジアパラ競技大会は愛知・名古屋

 第4回 アジアパラ競技大会は2023年10月22日から28日の日程で、中国の杭州にて開催されました。
 今大会は44の国と地域から3021名の競技者が参加したと報告されています。
 中国は2010年の広州大会以来、2度目の開催国となりました。
 メダル獲得ランキングでは、地元中国🇨🇳が全競技を通して、金メダル214個、銀メダル167個、銅メダル140個、合計521個ものメダルを獲得し、ランキ

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【パラ陸上 | あれこれ #29】2023年の振り返り「パラパンアメリカン競技大会」④

【パラ陸上 | あれこれ #29】2023年の振り返り「パラパンアメリカン競技大会」④

 東京2020大会後、T37(片麻痺の立位競技者)クラスで一躍、脚光を浴びているのがKaren Palomeque(カレン・パロメケ)選手🇨🇴です。
 今年のパラ陸上世界選手権パリ大会では、100mで12秒82(+1.0)の世界記録で優勝を果たしています。
 彼女自身は、今年の5月に12秒93をスイスのノットウィルで記録しており、重要な競技会で走るたびに好記録を残しています(2022年9月13

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