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港南アール法律事務所の法律コラムnote
2024年3月7日 14:06
前回に引き続き、会社を経営されている方が離婚をする場合に気をつけないといけないことについて、財産分与の観点からお話します。会社名義の資産は財産分与の対象外ご質問をいただくことが多いのが「会社名義の資産は財産分与の対象にならないのか」ということです。まず財産分与はあくまで「夫婦名義の財産」が対象になります。そのため会社(法人)名義の資産は、夫婦名義の財産ではないので、離婚時の財産分与の対象
2024年3月5日 20:38
はじめに株式会社を経営している方が離婚をする場合、気をつけないといけない点がいくつかあります。今回は特に財産分与の際に問題となりやすいところについて、お話をします。財産分与とは?まず離婚をする際、相手方に対して財産分与を求めることができます(民法768条 参照)。簡単に言えば夫婦で築き上げた財産を、離婚する際に分けることを求めることができます(財産分与には、いろいろな性質のものがあるとさ
2024年1月26日 08:46
前回に続いて、モラルハラスメントを理由とした離婚について、お話をします。対等な立場で話し合いができる?離婚の際には、相手と離婚について話し合うことが大切ですが、モラハラを理由とした離婚の場合、この話し合いが十分にできない場合があります。そもそも相手が話し合い自体に応じようとしない、向き合わないということも考えられます。また話し合うことができても、相手が一方的に有利な条件を押しつけられ
2024年1月13日 12:19
離婚の話し合いで不利な立場になりたくない!「自分から離婚を言い出すと不利になるのでは?」「話し合いの時に言わない方が良いことはありますか?」離婚に関するご相談をいただく中で、このようなご質問をいただくことが多いです。離婚の話し合いで不利な立場になりたくない、と不安に思われる方が大変多いのではないかと思います。今回はこの点についてお話をします。こんなことは言わない方がいい?今までの経
2024年1月12日 14:03
はじめにあるご夫婦が離婚をすることを決意し、その条件について話し合ったとします。親権者をどうするのか、養育費はどうするのか、家はどうするのか・・・といった離婚に伴って多くの事項について決めたとしても、口約束だけでは不安ですよね。そこで、その条件などを書面に残しておく場合、気をつけなければいけないことは何でしょうか?離婚協議書を作るときに気をつけることは?離婚をするに当たって親権者、養育費
2024年1月11日 14:20
前回に引き続き、当事務所で対応した案件の中で、裁判で解決に至ったケースについてお話をします。離婚問題で悩まれている方のご参考になれば幸いです。親権者について争いがある場合ご夫婦の間に未成年のお子さんがいる場合、離婚後の親権者を定める必要があります。この親権について争いがある場合、具体的にはどちらが親権者となるかについて争いがある場合には裁判に至ってしまう可能性は高いと言えます。財産
2024年1月10日 21:06
離婚裁判まで行ってしまうのはどんなケース?離婚については夫婦間で話し合いをすることで解決できるケースもありますが、出来ない場合には家庭裁判所で調停手続を利用して解決を目指します。ただ、それでも解決ができない場合には、離婚裁判(訴訟)を提起し、そこで解決を目指すことが考えられます。よく質問いただくのは、どのようなことでトラブルになると裁判まで行ってしまうのか?ということです。そこで、今回
2023年12月15日 09:36
はじめに夫婦で離婚の話し合いをしたけれどもまとまらない場合、家庭裁判所の調停手続を使って解決を図ることが考えられます。では、この調停手続はどのように進むのでしょうか?今回はこの点についてお話します。「離婚調停」の流れこれから裁判所への調停申し立てが終わったあと、第1回目の調停期日からの手続を説明します(※調停手続の進め方は、全国共通で厳格に決まっているわけではなく、調停委員によって細部が